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"CLEVO W150HNM"前編 : デスクノートの使い勝手を探る

 長らく更新をさぼってしまいましたが、筆者はついこの間まで帰省してました。東京に比べたら避暑になるかなと期待したものの、滞在中に最高気温が35度に達したりして結局暑かったです。早く涼しくなるといいですね。

 閑話休題。帰省したらノートPCが増えていたので借りてきました。タイトルの通りW150HNMです。筆者自身いわゆるデスクノートを自分で使うのは初めてだったのと、使ってみたらこれがなかなかいいマシンだったので紹介したいと思います。


    以下スペック
    • Windows 7 Ultimate 32bit
    • Core i7-2630QM
    • Mobility Intel HM65 Express Chipset
    • DDR3 2GB*2 SODIMM
    • Crucial RealSSD C300 128GB
    • Intel HD Graphics 3000
    • nVIDIA GeForce GT 540M 1GB with Optimus
    • 15.6" 1920x1080 光沢パネル
    • ブルーレイドライブ
    • JMicron GbE
    • Realtek RTL8191SE WLAN 802.11n

    • HDMI
    • VGA
    • USB3.0 *2
    • USB2.0 *2
    • eSATA
    • 9-in-1 Card Reader

    • 374x250x25~37.2(mm)
    • 2.6kg

 CLEVOというメーカーはあまり聞きなれないかもしれませんが、ホワイトボックス系の筐体を提供しています。PCショップで見かけるベアボーンちっくなやつです。今日では大手メーカーのBTOオプションが充実しているので選択する人は少ないものの、自由度や汎用性の高さはホワイトボックスならではです。
 個人的には大手メーカーの出すPCはプリインストールが鬱陶しく感じられます。メーカーはよかれと思って色々入れていても、自作erにしてみるとまっさらなOSが目の届かないところでいじられているわけで、迷惑以外の何ものでもありません。買ってリカバリメディアを作ったらとりあえずクリーンインストール、なんて筆者のような偏屈者にこそ向いているモデルです。汎用品の組み合わせなので小型軽量強固とはいきませんが、15インチクラスのマシンが欲しい方はぜひ候補に入れてみて欲しい出来です。CLEVOの12インチは作りがいまいちな印象ですが、15インチ以上はしっかりしていて大手メーカー製に決して劣りません。かつて痛い目にあったGatewayとは大違いです。


パフォーマンスはどうか
 それなりにハイスペックな構成なので、性能はそこら辺のデスクトップに匹敵します。フルHDモニタで作業領域も確保されていて、Blu-rayもネイティブで楽しめます。ディスクを大容量HDDにするかSSDにするかは好みの分かれるところですが、タイピング時の振動や熱のこもる筐体を考えると個人的にはSSDの方が好きです。いい意味で雑に扱えますし、大容量記憶媒体は外付けHDDでOKで問題ないでしょう。

 I/Oポートはサイズ相応に充実していて、USB 3.0とeSATAと両方兼ね備えている点は評価したいです。今後はUSB3.0への移行が決まっているとはいえ、eSATAもコアユーザーの間では一応普及したので正しい判断だと思います。映像出力はHDMIとVGA両方きっちりついてます。DisplayPortが無くて困ることはしばらくないでしょう。

左側 : RGB / LAN / HDMI / USB2.0 / USB3.0 / eSATA / USB3.0 / カードリーダー


右側 : オーディオ端子 / USB2.0 / 光学ドライブ


 普通にレビューするならベンチマークを走らせるところですが、似た構成のマシンは沢山あるのでスコアはそちらを参考にして下さい。


操作性はどうか
 タッチパッド、キーボードとも無難な作りになっています。
 タッチパッドは最近流行のボタン一体型ではなく独立して左右クリックボタンがついています。押し込んだ感触は少し硬いですが、反応は良好です。筆者の場合、どのマシンを使ってもタイピング時に誤タップしてしまうので必ずボタンを使うのですが、今のところ問題なく使っていけると判断しています。少なくともボタン一体型よりは遥かに使いやすいです。
 タッチパッドの反応は良好でさらさらした表面の滑りも悪くありません。ドライバはSynaptics製です。トラックボールのように慣性をつけるMomentumという機能があるのですが、使ってみるとこれが意外と便利でした。ただ、快適に使えるのは1本指までです。2本指以上のジェスチャーはどれも反応が悪くいらいらさせられます。2本指スクロールが実用的でないのが残念でなりません。もっとも、1本指使用時のレスポンスの良さはそれらをカバーして余りある快適さで、パッドの表面処理は近年筆者が触った中でもかなり上位に位置します。まあ、デスクノートなので気に入らなかったらマウスを使いましょう。

 キーボードはすっかり普及したアイソレーションタイプ。力を入れると若干たわむものの、ノートPCとしては優秀な部類に入ります。何度も試し打ちをしたThinkPad X121eに若干劣るか並ぶ品質です。X121eはクラス最高水準のキーボードでしたが、このサイズになると筐体に余裕があっていいキーボードが使えるのかもしれません。この原稿はW150HNMで書いているのですがストレスなく使えています。 ひとつ欠点を挙げるなら、テンキーがすぐ右についているので矢印キーとゼロを打ち間違えやすいことです。じきに慣れるかもしれませんが、一工夫欲しかった部分です。それから、一応付け加えると左Ctrlはちゃんと左端にあり、F1~F12はそのままファンクションキーとして動作します。

 その他ボタンではミュートボタンやWLAN切り替えボタンなどついていますが、本機の特徴としてGPUボタンがついています。詳しくは後編で触れますが、UMAモードとOptimusモードとを切り替える働きをします。Optimus搭載機ならではと言えます。


マルチメディア性能はどうか
 内蔵スピーカーは使い物になりません。一応THX TruStudio PROが入っていますがそんなものでどうにかなるレベルではありません。音量はそれなりにあるのですが、とにかく定位がでたらめで動画を見てもセリフが効きづらくてしょうがないです。ヘッドホンないしスピーカーは必須です。
 なお、オーディオ端子は金属製になっているので損壊の心配がありません。そのうち接触不良は起きるかもしれませんが、それでも樹脂製に比べれば長く使えるでしょう。真っ先に壊れることも珍しくない部分なので嬉しい配慮です。

 散々な内蔵スピーカーに対し、条件付きで非常に優秀なのが液晶モニタ。15.6インチで1920x1080のパネルを作っているメーカーがどれほどあるのかわかりませんが、ノートPCにしておくのはもったいない品質です。
 詳細なスペックは後程実測値を挙げるとして、とりあえずTNパネルです。いわばこれが最大の欠点なわけですが、ノートでIPSパネル採用モデルとなると非常に限られるので仕方のないところです。視野角はTNにしては優秀な方で、転ぶことは転ぶのですが、落ち着いて見れば十分実用的な範囲です。最近のノートPCは角度でコロコロ色が変わるものが多いですが、本機はむしろ単体モニタとして売っているTNパネルに近い印象です。
 表面はグレア仕上げです。こればっかりはデスクノートの性質上仕方ないでしょう。屋内使用がメインであり、後述しますが本機では十分な明るさが確保されているのでグレアでも問題ないように思えます。多少の映り込みはどうしても発生しますが、輝度を上げれば気にならないレベルです。

 それでは改めてスペックについて。なお、筆者はキャリブレーションをかけて使っています。
 まず輝度。バックライト最大で黒/白の順に、キャリブレート前が0.7/253、キャリブレート後が0.7/245。単位はカンデラです。数値の通り非常に明るいです。未調整で250cdはおろか、200cd以上出せるノートPCを初めて見ました。調整前後で差が8cdというのも非常に立派で、野良で180cd出てたのが調整してみたら140cdになったなんてよくある話です。TNにしては黒輝度が高めですが、これでコントラスト350なので文句はありません。これだけ明るいと映り込みの心配をする以前に、室内で使う場合にはむしろ明るすぎてバックライトを下げて使うことが多いです。
 次にガンマカーブ。こちらは残念ながら普通のノートPC並みでお世辞にも優秀とは言えません。

補正値を示しておきます。


 野良だと明らかに青が強くてのっぺりとして画面になります。まあ、本機に限らずノートPCのガンマカーブは基本的にでたらめなので仕方ないのですが。モニタを活かすキャリブレータがもっと普及することを祈るばかりです。

 最後にいい意味で予想を裏切られた色域。ブロックがsRGBでワイヤーフレームが本機の色空間です。

野良で青が強かっただけあり、青は完全にsRGBをカバー。


赤と緑は若干弱いもののsRGBをほぼカバー。


 ノートPCとしては異例ともいえる色域の広さを持ちます。同サイズ同解像度のパネルを選べるThinkPad T520のそれはNTSC比95%だそうですが、おそらく同じパネルを使ってるのでしょう。これだけ広いと脳内補完せず素直にsRGBが扱えるのでとても便利です。
 総じて優秀なモニタだといえますが、輝度/色域が素晴らしいだけにガンマカーブが非常に勿体ないです。キャリブレーション環境下かそうでないかで大きく評価が分かれるでしょう。


その他
 本機にはカメラとマイクをオプションで付けられるのですが、マイクの位置が独特です。変換キーの下、タッチパッドの上についているのです。おかげでタイピング音はもとより、タッチパッドをこするだけでノイズがのってしまい全く使い物になりません。本機に触れずにボイスチャットする分には問題ないのですが、通常想定される使用スタイルでは困ると思います。

 おまけ。最近気づいたのですが、本機はRewrite NotePCのベースになった筐体です。それもそのはずで、本機は天板が簡単に取り外せる仕様になっているのです。ペイントして痛PCを作るときの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


まとめ
 本機を使ってみて、デスクノートも案外捨てたものじゃないな、というのが素直な感想です。SSDでデスクトップに匹敵するレスポンスが得られるのがポイントでしょうか。気になる作業領域もフルHDならなんとかなります。15.6インチなら1600x900という選択肢も考えられますが、フルHDを強くオススメしたいと思います。筆者の場合は、心配してた視認性も問題ありませんでした。
 内蔵スピーカーこそ残念ですが、本機はデスクノートとしてうまく仕上がっていると思います。そこらへんのメーカー品よりもよっぽど使いやすかったです。事実、筆者はブラウジングやブログ更新程度の作業ならデスクトップを立ち上げずに本機で済ませるようになりました。あとは、モニタを活かすためのキャリブレータを用意できれば言うことはありません。
 なお、Optimus周りに関しては後編でがっつり触れるつもりです。

PCに振り回される

 とうとうTERAのOBTが始まりましたね。筆者は初日の8時から入って少し遊びました。まだCBTでやったことをなぞっているだけなので特に取り上げることもないのですが、二つ目以降のインスタンスが今から楽しみです。

 ところで、しばらくテスト期間が続いて勉強に明け暮れていましたが、その後はとにかくPCをいじっていた、というか今もいじっている今日この頃です。
 最初はフレのPCをメンテナンスしながら、ThinkPad X41をCF化して遊んでいたのですが、ちょうどそのタイミングでメインマシンのOSが起動しなくなるという事態発生。調子に乗っていじっていたら凡ミスでレジストリを破壊するという、別段珍しいことでもないとはいえ如何せんタイミングが悪く忙しさに拍車がかかってしまいました。
 そんなわけで、PSがまだないので今回は画像無しです。落ち着いたら色々記事にまとめたいと思います。

FINAL TERA DAY参加

 せっかくTLに任命されたのだから報告しないといけませんね。FINAL TERA DAY行ってきました。会場はベルサール秋葉原。ベルサールでのイベントはレノボのもの以来、ゲームの単独タイトルでは実に去年のSDGO以来となりました。
 会場周辺はまさにTERA一色。早かった人は朝3時からいたとかいなかったとか・・。当初からネトゲとしては異例のプロモーションが続き、ハンゲームのTERAに対する意気込みが感じられましたが、本日のイベントはひとつの集大成と言えるのではないでしょうか。

開始前10:30頃。外で並ぶ人の多さには圧倒されるものがありました。

 午前中はプレス向けイベント。幸いにして筆者はあらかじめ招待状が届いていたので10:30ギリギリの到着でしたが、TL列をすいすい進んで中の会場へ。並び始める時に小さなペットボトルの水とおしぼりが渡されるという用意周到さに関心しました。TLはともかく、一般来場者の方にとっては非常にありがたかったのではないかと思います。入場前にはなにやらずっしりとした紙袋と、午後のイベントの整理券が配布されました。
 プレス向けをust配信でご覧になった方も多いかと思いますので詳細をひとつひとつ取り上げることはしません。残念ながら会場前方はプレス席でTLは後ろの方で立ち見でしたが、偉い人たちの挨拶を生で見れて個人的にはとても楽しめました。まあ、Blueholeの社長さんはもう少し日本語の達者な通訳を用意できなかったのか、とか、芸人をわざわざ壇上に上げる必要があったのか、等々つっこみどころもありましたが、細事ですね。なお、会場内は撮影禁止だったので写真はありません。

 午後はユーザー向けイベント。筆者は第一回に参加しました。あいにく、内容はプレス向けとほぼ同じだったので目新しい情報はありませんでしたが、幸運にも最前列に陣取れたので出演者たちを間近で見られました。モデルさんですから当然なのですが、直で見たてらみさんは本当に美しい方で、TERAchの時より何倍も輝いて見えました。

ステージを近くからパシャリ。


後方で展示されていたEyefinity。こういうイベントではすっかりお馴染み。


最後にもらったTERA紙袋の中身をご紹介。非常に豪華で、これを大量に配布していたハンゲームおそろしや。

1. スターティングパッケージ


2. プロモーションカード7種


3. ピンバッジ7種


4. ジグソーパズル


5. マウスパッド


 特筆すべきは最後のマウスパッド。どうやらハンゲーム的にはデスクマットらしいですが、物自体は完全に樹脂系のマウスパッドなのでこれの上にキーボードを置くのは少々躊躇われます。素直にマウスパッドとして使いましょう。とても無料で貰えるものの出来ではなく、まさか自分のマウスパッドより大きいとは思いませんでした。滑りの方はさすがにゲーマー用プラ系には叶いませんが、しっとりとした表面加工で、ザラザラしていかにもソールに悪そうな安物とは一線を画します。また、単純比較はできませんが、当然布系よりは滑りますよ。
 筆者のようなFPSerであれば愛用のマウスパッドがあるので関係ありませんが、TERAがはじめてのTPSライクなゲームという方にとってはとても嬉しいプレゼントだと思います。TERAは戦闘中マウスを動かしっぱなしなので大きなマウスパッドは便利です。

筆者のROCCAT SENSEとのサイズ比較。とにかく大きい。