人と人が赤い糸で運命の出会いをするように
人と商品も赤い糸で運命の出会いをします。
ここでは、マーケティング・コンサルタントとして、
私が出会った人や商品を紹介します。
大宮アルディージャ
11月26日(日)に大宮アルディージャVSセレッソ大阪の試合が埼玉スタジアムでありました。DO-1ソーイングさんがシャツのサプライヤーであることから、今期の総括(パーティ)とVIP席での観戦をさせていただきました。三浦監督(写真)の着ているシャツがROSCOEのシャツです。三浦監督は小柄ですが、ぴっちりと決まったシャツは戦場に向かう男にぴったりではないかと思います。
DO-1ソーイングさんのシャツは、横浜マリノス(エディフィスがスポンサー)も採用するなどファクトリーとしての実力は当然のこと、自社展開のブランドとしてもアパレル業界では話題の会社です。
独自のパターンとオーダーの仕組みは、業界でもトップクラス。先日はニューヨークヤンキースにポスティングされた井川投手も会見で着ていたようです。
また、あのファッション通の「旅を続ける」中田英寿さんからもオーダーがあったり、相撲の貴花田親方が現役を引退する時に着ていたシャツもそうだそうです。
もちろん、ファクトリーとしての位置が現在は大きいので、あまり表には出ませんが、意外と有名人や著名人からのオーダーシートがあるようです。
そういえば、横浜マリノスの関係で、カルロス・ゴーン社長からのオーダーシートを見せていただいた時には、誰が採寸したのかと思いました。(笑)
DO-1さんのシャツは大手セレクトショップのほとんどや有名テーラーなどで扱われているのですが、OEMランドなので意外と気づかないですね。以前、メンズクラブの編集長が工場を訪問された時も、なんだかんだと記事を書いてるけど、「ほとんどがDO-1さんで作られていたんですね。」と驚かれていました。
そうそう、試合結果は2-0で大宮の勝利でした。昨年、セレッソが優勝のかかった最終節のブログを読んでいただいた方はご存じだと思うのですが、実は私はセレッソファンなんです~!が、2つとなりの席に大宮アルディージャの中村社長がおられたので、大宮が点を入れた時に「お~!」と叫んでしまいました・・・(汗)。来年からは(セレッソはJ2に落ちるかもしれないし)大きな声で大宮が応援できるかな?
追記:大宮がホームの試合ではROSCOEの看板が出ています。もし、会場に行かれた時はご覧ください。
大宮アルディージャHP
http://www.ardija.co.jp/
DO-1ソーイングHP
http://www.do-1.co.jp
ROSCOE E-Style(通販ページ) HP
アテモヤって名のフルーツ
アテモヤってフルーツをご存じだろうか?アドバイザーをさせていただいている三重県農林水産支援センターの中川さんから紀宝町で栽培されていることはお聞きしていたのだが、先日、初めて本物を見ました(もちろん食べました)。
アテモヤはアーストラリアなどで栽培されているフルーツで、チェリモヤとバンレイシを配合して生まれたフルーツだと言うこと。食すると、味はすごく甘いジャムというか・・・、表現が難しい味だが、森のアイスクリームと呼ばれているらしいので、想像力をふくらませてみてください。
オーストラリアでは「カスタードアップル」と呼ばれているらしいが、このネーミングも個人的にはウ~ンという感じですね。 同時に、アイスクリームになっているものも食べたのだが、これも(テスト段階なので)濃度によってかなり違う印象を受ける。
ただ、日本では沖縄以外ほとんど栽培されていないらしく、栽培難易度も高いフルーツらしい。また、採れる期間が11~12月位らしいのでかなり期間も限定的。
ここまで書くとどんなフルーツか興味を持たれた方もいるかもしれないので、写真を転載しておきます。形はCXの脳内エステIQサプリに出てくる「もやっとボール」のような形です。食べるとおいしいです、当然。冷たいとかなりおいしいのではないかと思います。
さて、このフルーツをどのように販売していくかが、今回の「お題」だったりするわけですが、この「お題」解決の結果はまた報告するとして、これを栽培している石本果樹園の石本くんがかなりいいキャラクターです。久しぶりに、こんなにいいキャラクターの男の子に会いました。日本の農業もまだまだ行けるぞ!って感じの若者です。肩に力が入っていなくて・・・、でも、チャレンジ精神があって・・・。たぶん、お父さん(彼は3代目らしい)がいい人なんでしょうね。
当面は、「アテモヤ」は限定数しかできないらしいので、彼はフェラーリとかに乗っている人とかヒルズ族(笑)に売りたいとか言っていますが、確かに富裕層向きのフルーツです。
ただ、個人的には11~12月に採れる事も考えて、「クリスマス・フルーツ」なんじゃないかと思っています。追熟(熟すまで置いておく)も必要な事から、意味合い的にも恋人達向きではないでしょうか?もちろん、ネーミングやキャッチフレーズも必要でしょうね。課題も多いけど、面白いフルーツです。
ぜひ、一度食べて見て欲しいと思います。私は、知り合いに送ろうと思います。
チャレンジャーがいる国を感じれたことを含め、「しあわせのフルーツ」です。
しかし、アテモヤってネーミングと形はどう考えても「もやっとボール」を連想するなぁ。今田さんがネタとしてTVで使ってくれないかな?「あっ、もやっとボールやと思ったら、フルーツやんか!」とか言って・・・。(笑)
石本果樹園ホームページ
http://www.za.ztv.ne.jp/qxrw5pq2/
※画像は石本農園から転載させていただきました。
ノイズキャンセリング・ヘッドフォン
SONYのデジタルウオークマンで、街の雑踏から一人だけ残り、ライブのような音楽を聞いている女の子がたたずむCMが放送されているが、これはノイズキャンセル機能付きのウオークマンのCM。
このノイズキャンセルが結構話題になっていて、各社製品を発表している。私が知っている限りでは、飛行機に乗ると機内誌にBOSEのノイズキャンセリング・ヘッドフォンの広告(かなり以前から掲載している)が最初くらいではないかと思うのだが、ここに来て家電量販店も売り場を作っていいることからも購入者が増えていると思われる。
ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの特徴は、周辺の雑音をその雑音と同じ周波数の音を出すことで打ち消して、小音量でも鮮明に音楽が聴けると言うことらしい。インターネットの各種掲示板では、飛行機内では有効だというコメントが多かったので、その中でも比較的評価が高く、持ち運びに便利な密閉式のヘッドフォンを購入してみた(写真)。
使用した感想で言うと、かなり「サァー」というノイズが入る。静かなところではかなりストレスを感じるほどのノイズだ。当然その場合はスイッチオフにすれば通常のヘッドフォンとして使用できる。ただ、飛行機内での使用感で言うと、機内で聞こえる「ゴォー」という音はかなり軽減されるので、小さな音でも十分聞き取れるし、眠るにも快適になる。(飛行機用のアダプタも着いている。)ただし、機内アナウンスの音量は調整できないので、突然大きなアナウンスが入って眠りを邪魔されるが・・・。
また、先日はCAに機内では離着陸時には電波を発する機器の使用はできませんと怒られたので、コードを引っ張って肘掛けのコードジャックにつながっていることを示さないといけなかった。もちろん、CAの言い方にもカチンときたので、こちらもけんか腰の言い方になったが・・・。
さて、使用の結論から言うと、もう少し改良が必要かなと言うのが率直な感想だ。もちろん、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンとしては安価なので、文句は言えないかもしれが、一般化するにはもう少し感動が欲しい。
とはいえ、ヘッドフォン市場というマーケットに対して、久々に付加価値が着いた商品であることは間違いないと思う。幅広い価格帯の品揃えがあり、デザイン性に差が付きにくいことを考えると、次は付加価値を付けた高額商品の販売が当然の流れだろう。特に、携帯型の音楽端末の普及を考えると、必ずノイズキャンセルの方向に来るだろう。あとは、ノイズキャンセルの性能が上がることと、使用者が事故に遭わないことが課題かな?と思わせる商品だ。
SONYの商品ページ
http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/headphone/acc/index.cfm?PD=25449&KM=MDR-NC22
大阪市バスの運転手さん
11月初旬の朝日新聞に「大阪市バスの運転手さんの年収が800万円超」という記事が掲載された。
これは民営バスの全国平均を320万円上回っているとか、約252億円の借金を抱えるバス事業になのに!とかは別として、個人的にはこれほどの高給をもらっているのに、なんら他のバス会社の運転手と変わらない運転とサービスなのはどんなものなのだろう?と思う。
これだけ他社と違いがあれば、もっとプライドを持って仕事もできるだろうし、サービスの質が違っても当然ではないだろうか?
「大阪市バスは日本一のバスサービスだね。」とみんなが言うくらいすばらしければ、たくさんの給料をもらっていてもいいのではないかと思うのだが・・・。(もちろん、赤字解消の必要性は認めるが。)
記事は別として、企業であれ行政であれ、横並びや平均を気にする必要は無いと思う。
特に、マーケットに参入する場合、明らかな特徴(優位点)があれば高額でもいいわけだし、逆に平均的なものであれば、価格訴求しかないのは市場原理ではないだろうか。
というわけで、大阪市バスには
「世界一のホスピタリティを持ったバス」のようなものを求めたいですね。特に、バスは高齢者の利用が多い乗り物だし・・・。
朝日コム
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200611020047.html
レッドブル、翼をさずける。
以前から気になっているCMに「レッドブル、翼をさずける。」のキャッチフレーズのレッドブルという商品がる。(最近見ないけど・・・。)
このCMを見て、何人の人が商品内容を理解しただろう?
もちろん、作品としては面白いし、良くできている。
特に、サッカー編の「すごいやついれてくださいよ!あの翼みたいな。」と言う、キャプテン翼とレッドブルのキャッチフレーズをかけているところなんて最高!!
しかし、これで売上げが上がらずに、日本マーケットのレッドブルに対する需要度が低いと言うことになるならば、それはどこか違う気がする。
だって、レッドブルってエナジードリンクとしては、世界最高のシェアを持つらしいんですよ。
でも、このCMって、みんながレッドブルを知っていることを前提にしていますよね。僕の知り合いの多くは、アルコール飲料だと思ってたりもしたんだから・・・。
ちなみに、レッドブルって、F1のレッドブルを所有していることをどの程度の人が理解しているんだろう?サッカーチームも所有していることを何人の人が知っているだろう?
どうも、世界的に成功しているにもかかわらず、日本に対するマーケティング活動はうまくいってない気がする。(実際には僕が知らないだけで爆発的に売れていたらごめんなさい。)
このような事って、世界的にマーケティングで成功している企業でもあるんです。情報を伝えることは難しいですね。
やはり、「初めて目にするに違いない」と思って、販促物なども作らないといけないですね。作ったり、関わったりしている自分はすごく商品について理解しているから、ついつい先走りがちです。
余談ですが、レッドブルってタイランドで開発された「Krating Daeng」というスタミナドリンクをオーストリアの会社が海外販売権を獲得して成功したそうです。
やはりタイは侮れないですねぇ。でも、タイでは2本飲んだら死ぬと言うことらしいです。それくらい効くってことですか。(厳密には各国で中身は違うそうです。)
このあたりは、タイ暮らし11年の俊ちゃんに聞いてみたいと思います。
そうそう、このタイの超人で大親友の俊ちゃんのページにぜひ行ってみてください。(こいつはただ者ではないゾと思わせる?人物です。)
花井俊一郎HP
http://shun55.net/
レッドブルHP
http://www.redbull.jp/
※CMも見れますよ!
ACCグランプリ
いや~。今年のACCグランプリ(CM大賞)はライフカードだそうです。
確かに、今年を代表するCMだと思います。だって、ライフカード欲しいモン。あのカードがあると、きっとコンパのつかみはいい感じでいけると思うな。もちろん、きっちりと商品を訴求していることも大切ですが・・・。
あのCMの制作はTUGBOATだそうです。この会社は「恋ノチカラ」で堤真一扮する貫井功太郎が大手広告会社をスピンオフして作る制作会社のモデルにもなった会社ですね。
とはいえ、多くの企業(特に中小企業)はそんなことは僕たちには関係ないモンね~。と思われて、日々の販促活動をされていることでしょう。
でも、実はこの広告にはもうひとつの大きなヒントが隠れています。それは、「続きはWEBで」という誘いです。
そういえば、最近のCMの多くがこの手法をとっていると思いませんか?
今まではジングルと呼ばれる企業ロゴや商品ロゴが音楽と共に流れるというのが普通でしたが、最近では検索「○○○(チャカチャカ)」みたいな広告が多くなっています。
そうです。実はCMで伝えられる情報はわずかで、その後の詳細はWEBでと言う流れができつつあると言うことです。これは、裏返すと多くの人がWEBを見ていると言うことです。(わかっとるわと言う声が・・・)
では、自社のWEBはどうでしょう?(ご確認ください!)
たぶん、遊び心のない情報ページになっているのではないでしょうか?
WEBは進化しています。少し前には、WEBなんてHTMLがわかれば誰でも作れるって言われて、いろいろなホームページ制作ソフトが売られていましたが、最近はかなりプロフェッショナル化しています。
もし、2年前に作ったホームページがそのままなら、作り直すことをお薦めします。
WEBは今やテレビと変わらないメディアのひとつです。
営業に行って、「続きはWEBで!」と言って帰ってみるくらいの勢いで、ホームページは楽しませて欲しいと思います。
「買ってちょ~だい!」1枚だけのライフカードでは、営業は戦えません。ホームページを含めた販促サポートは、間違いなく営業マンをサポートします。
ACCホームページ
http://www.acc-cm.or.jp/festival/06fes_result/index.html
CAFEコースター
いつ頃かは定かではないが、CAFEに行くと販促コースターなるものが、水のコップの下に鎮座している。確かに、ポストカード広告などが店頭にあるのは目にしていたが、いよいよテーブルの上まで、広告手段として使われ出したようだ。
しかし、この広告がどの程度の効果を発揮しているのかはわからないが、アイデアとしては面白い!!コップの下にあるので、総面積の70%程度は隠れてしまうのではないかと思うが、水を飲むためにコップを持ち上げれば、ホラ現れる。
もちろん、このコースターだけだと販促効果としては薄いと思われるが、一般的にCAFEは無駄(失礼・・・)なスペースが多いので、壁面などにパンフレットなどを配置することも可能なので、総合的な面での有効性を考えた方が良さそうだ。
ターゲットがある程度見えているCAFEの空間は、コミュニケーションの場でもある。そんな場所にぴったりの携帯電話会社「au」のコースターを見つけた。もちろん、カフェ紹介ブック(最後2ページにはauの機種紹介が掲載)もレジ脇には置いてあり、販促効果を高めている。
「予想外」が話題の携帯電話業界ではあるが、最終的には真摯な企業が勝つのではないかと思うと、この一見地味だけど、文化活動に近い販促活動ができる企業は、最終的にはいい企業なのではないかと思われる。
一時の損得より、販売促進活動はもっと地味で、それでいながらブランディングに直結しているものだと、改めて感じさせる昨今の携帯電話狂騒である。
ちなみに、私の携帯はドコモのNM850iGだが、この携帯電話でメールを打つのは至難の業だ。機種変更するくらいなら、そろそろauにとも思うが、めんどくさい手続きを考えると、もう少し様子を見てみようと思う。
というわけで、私の携帯メールの内容が簡略なのは性格のせいではなく、機種のせいですのでご理解の程を!
BOOM FREE COASTER
http://www.boom-japan.net/coaster/index.html
板門店
緊張状態の国境線を見たくなる。
そういえば、ベルリンの壁崩壊の時も行ってしまった・・・な。
と言うわけで、板門店が見たくて行ってきました。
映画JSAそのままの場所は、ベルリンの壁の威圧感とは違う森閑さがある場所だ。そして、ここがUN(実質的にはアメリカ軍と韓国軍)の監視下にあることに驚きを感じた。
イラク報道などのTVニュースで見ているUNのマークを付けた兵士がアテンドをしてJSA(共同警備区域)を廻るのだが、テーマパーク気分では廻ることができない最前線の雰囲気が充溢している。
行ったことがある人は知っていると思うのですが、JSAに入る前に宣誓書にサインをさせられます。この内容は、「ここでの安全の保証はできないので(死ぬ可能性を含め)何があっても責任を負わないことを了承する。」というものだ。
これが、また緊張感を盛り上げる。そして、手を振ることも指を指すことも禁じられる制約が、さらに、ここでの緊張感を高める。
ここからは、マーケッター的感想ですが、この手法はテーマパークでも使えます。宣誓書にサインしないとのれないとか、高い制約を与える(ぜったいに声を出さないなど)と、緊張館を高め、さらに楽しくなるのではないでしょうか?
そういえば、大阪天満の菊水というお好み焼き屋は、焼いている途中にさわるとおじさんに怒られた。焼き上がって、おじさんが「はい」というまで、じっと鉄板の上に乗ったお好み焼きを見ていて、さわると怒られるという制約が、なんだか食べた時の美味しさを増したような気がした。
いろいろな制約を与えることも、欲求を満足させるいい方法かもしれない。と思いながらも、近いのに意外と知らない韓国について、勉強が必要かもしれないな?と思う訪問だった。
コンビニフィットネス
大阪の地下街 クリスタ長堀にコンビニフィットネスなるものが登場している。
10分500円で体脂肪を消費するマシンに乗るらしい。
通りかかると、驚くくらいの人が各々そのマシンの上に乗って「ぷるぷる」している。クリスタ長堀のような賃料の高い場所で成り立つのかが気になるところだが、正規の契約で継続して運営していけるとしたら、今後は広がっていくだろう。
このマシン自体は、どこでも使えそうなので、温浴施設やアミューズメント施設、ネットカフェなどさまざまに活用できるだろう。それにしても、面白いビジネスを考えたものだと思う。最近ではないほど地下街とのミスマッチを含め驚いた事業展開だ。
時間のある人は、ぜひ行ってみてください。近々僕も行く予定にしております。
コンビニフィットネスDeLaSoul
http://www.crysta-blog.jp/shop/6015/


