トング型サンダル
昨年あたりから流行のサンダルを今年こそ購入しようと思い、靴屋や百貨店などを何軒か廻ると、驚いたことに、どこの売り場もサンダルが主力商品になっている。
それも、BIRKENSTOCKなどの健康サンダル系からデザイナーモノやイタリアモノなどファッション寄りへとシフトした商品構成だ。
百貨店の靴売り場と言えばビジネスシューズ中心の品揃えで、中年以降の年代層の靴の購入場所との印象が強いが、LEONの影響か?百貨店の戦略方向もおしゃれなオヤジを意識した売り場構成になっている。もちろん、伊勢丹など充実した靴売り場で評判を得る百貨店もあるようだが・・・。
でもかなかな、気に入るサンダルが見あたらない。
トング型で、裏が滑りにくいゴムで、歩きやすいように反りが良くて・・・。
そして、運命の出会いは、スペインの靴メーカCAMPERの左右の柄が非対称のサンダル。
玄関に置いてあるところを見ると、間違えて履いてきたのかと思うくらい違うが、このサンダルは店頭で並んでいると、購入者は理解できるでしょうか?
まさか、左右非対称だとも思わないし・・・。と普通考えると面白いPOPを創って訴求しようとするでしょうね。でも、もし私がCAMPERのプロモーション担当者なら、他のCAMPERの靴を売るためのコンセプトイメージにします。
「ほら、こんなに遊び心のある面白い靴を創るメーカーです。でも、お値段は少し高いでしょ。子供の遊び靴ではないんですよ。」というイメージ戦略ですね。
ここは、企業のマーケティングとブランディングに関わってきます。
こういう商品を企業イメージづくりとかに活用すると面白いと思わせる一品でした。
カンペールのHP
http://www.camper.com/
BIRKENSTOCKのHP
http://www.birkenstockjpn.co.jp/
東急ハンズ池袋
東急ハンズ池袋店の「いけてん商品PICKUP」のTOPにアカパックンが掲出されています。
いかに最も優秀な営業マンが商品であるかがわかりますね。
この優秀な営業マンを創るための仕掛けがマーケティングです。
どのようなプロダクトデザインが最適か?どの流通が最適か?どの広告表現が最適か?など
考えることはいっぱいありますが、このようにいろいろなところに露出されていくのが、うれしい瞬間です!
東急ハンズ池袋店
http://www.tokyu-hands.co.jp/ikebukuro.htm
アカパックン
名古屋の恵川商事が発売した「アカパックン」は浴槽に付着する湯あか(体より出る皮脂分)を吸着しお風呂掃除を楽にする。
従来は「湯ずちゃん」として、緑色の球状商品だったが、キャラクター性をつけて、お風呂での癒し効果も狙った。このことにより、流通販路の評判も上がり、東急ハンズなどでは人気商品となりつつある。
やはり、人と出会うときもキャラクターのある人の方が面白いように、商品にもキャラクター性は必要ですね。
<商品ホームページ> http://www.kanaxs.jp

