皆さんこんにちは。
G/Wがいよいよ始まろうとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、以前に渋谷(原宿?)のU-Trains AnnexでFleischmannのAe 3/6を手に入れました。
FleischmannはHOの生産から撤退してしまったため、補修部品の供給の面で不安もあり、あまり手出しをしたくなかったのですが、いざ走らせてみると、案外悪くもなく、またAe 3/6の小型な機体が省スペース向けということもあって気に入った次第です。
U-Trains Annexで購入した製品はかなり新しい部類でとてもよかったのですが、唯一の難点が機体の色が「茶色」ということです。
個人的には汎用性の高い緑がよかったので、と様子を見ているうちにヤフオクに出品されていたAe 3/6に興味が沸き、エイヤで落札しました。
落札してから物凄い速さで届いたのでびっくりしつつ、清掃、注油、カプラー交換を進めました。
でその途中、カプラーポケットを固定するリベットを破損しました。
やむなく、連休直前の金曜日に職場を早めに退出して、原宿のチムニーさんでFleischmanのドローバーを1組購入しました。ドローバーが欲しいというよりは、付属のリベットが欲しいだけなのですが、何とか入手・交換ができました。
という塩梅で一通りの整備を終え、試運転に入ると、どうも動きがおかしい。二軸の先輪を前にすると正常に走るのですが、一軸側を先頭にすると走りがギクシャクするのです。
集電不良ですかね?
色々と現物調査をしていくうちに、動輪3軸で集電していることがわかりました。
さて、ここからが本題で、集電不良の原因を探るべく、裏蓋を開けてみました。これがパンドラの箱でした…。
この裏蓋の中に集電ブラシが入っているのですが、集電ブラシが金属製のボデーと接触する構造になるため、そのままだとショートが起きる構造になっていました。
このため、集電ブラシとボデーの間には絶縁処理のための厚紙をかませて絶縁処理をしていたようです。
この部分、元々メーカーもユーザが分解することを想定していない場所だったようで(それもどうかと思いますが…)、裏蓋を開けた瞬間に絶縁用の紙がバラバラと出てきたのです。
この時点で深夜1時。疲れと眠気で軽くパニックです。あれこれ試すもショートは直せず、朝5時で力果ててギブアップ。久しぶりにダメかもしれないと軽く絶望しましたね。
翌日、少しすっきりした頭で金属製の通電板をすべて絶縁処理すれば治るはず、とメンディングテープを使って絶縁処理を試みます(本当はもっといいテープがあるのだとは思いますが)。
今度は1~2時間ほどテープと格闘の後、何回か漏電チェックをやった結果、何とかショートしない形で修理に成功!
最終的に組み立てを行い試運転に漕ぎつけることができました。当初のギクシャクも改善され、Ae 3/6は廃車の淵から無事生還することができたのでした。
いや、余計なことはするもんじゃないですね。久しぶりに手こずりました。