日本の公共図書館の館数をご存知でしょうか?

 

2018年日本図書館協会の調査発表によりますと3296館です。

 

その中には自動車図書館の541台が含まれています。

 

蔵書は4億冊以上ものあり、

そのうちの約半分が開架図書です。

(利用者が直接に書架から資料を取り出すことができる)

 

実際に貸し出しをする図書は限られているが

年間にどのくらいの貸し出しをしているかというと約233万冊です。

 

そのうち、返却された本の数と言えば約201万冊です。

 

貸し出し途中とはいえ、

返却されていない図書が年々増加しているそうです。

 

返却のペナルティとして貸し出し期間を

短くしたり、禁止にしたりする取り組み等

は行っているものの依然として改善されないそうです。

 

日本図書館法では

罰金を科する事は禁止していると定められています。

 

返却されない理由としては、転居、返し忘れ

(既に返していると思った)

もう無くしてしまった

 

と色々とありますが

 

依然として返却されない図書があるという問題が続いています。

 

督促ハガキといった取り組みを各自治体で

取り組んでみたものの、あまり効果は

期待できるものでは無かったらしいです。

 

返却されない図書代の負担、

返却されない図書のための活動資金、

職員の賃金は私たちの税金で賄っているものです。

 

イギリスやアメリカで罰金を科するシステム

を取り入れている所もありますが

 

それはそれで、図書館から足を遠ざけてしま

う状態に陥っているそうです。

 

そこでアメリカでは、延滞料の代わりに、

ペットフードや食料品を提供するといった

試みを始めているらしいです。

 

借りた人は返すという責任を果たす

必要性があります。(当たり前ですが)

それを果たせないというのであれば、

一種の税金泥棒な気がします。

 

罰金を科す事、食料じゃなくて

 

返却が1日以上遅れた場合は

図書館の本の清掃

館の清掃、図書館周りの

草むしりといった

奉仕活動を特別に与えるといった

システムくらい出来てもいいのではないかと思う。

 

口やハガキで無理なら

体で覚えさせる的な・・・

 

ともあれ、年々消えゆく蔵書が

増加しているので(悲しい)

現状のシステムの改変を望んでいます。