山あり谷あり備忘録 -12ページ目

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

2回目の抗がん剤投与が終わり、あとは副作用の出現を待つばかり。


前回の副作用は主に、じんましん、しびれ、足の痛み、関節痛。

吐き気、食欲減退は、ほんの少し。

...だったのですが、今回は少し違いました。


抗がん剤を投与した翌日には、顔のほてり、ムカツキが出始め、

その夜には熱っぽくなり間接が痛み出しました。

そして、翌々日からは、しびれが追加。

前回一番つらかった「足を生け花のけんざんで刺すような痛み」は

ほとんどなく、じんましんもほんの少しだけでした。


そのかわりに、ほてり、ムカツキが強かった。。。

前回まったく使用しなかった吐き気止め「プリンペラン」を退院後も

飲み続けました。

...そのおかげで(?)、ご飯はなんとか食べられました(・・。)ゞ

少しは減退してもらいたい...とも思ったりしたのですが、それは

治療が終わってから、ということで(笑)。


顔のほてりは、薬をアルコールに溶かして注入しているので、

お酒に弱い私の場合、テキメンに出てしまうようです(><)

どちらかというと頬が赤い方なのですが、この数日は、まるで

お酒を飲んで酔っ払っているかのような顔の色でした。。。


あと...とてもつらい症状としては、ホットフラッシュ?

いきなりパーーーッと暑くなって汗がふきだしてしまう。

それが落ち着くと、汗をかいた身体が冷えてぞくぞく。。。

これは抗がん剤の副作用というよりも、両卵巣摘出の後遺症なの

かもしれません。

最初は、私だけかと思っていたのですが、同じような時期に卵巣摘出

の手術を受けた方々も、同じような症状に悩まされているようでした。

...この症状は、すぐには治らないようですね。

更年期に似た症状同様、いずれ落ち着くとは言われてますが、

これを抱えて過ごす日々を思うと。。。どうしようもなく憂鬱なのです。


暑い陽気でもなのに、汗をふきふきしている女性をみても、どうか

変に思わないでくださいねぇ~(笑)

いろいろと闘っている最中かもしれませんよぉ~p(^-^)q


今回の点滴スケジュールは、


胃薬(30分)・・・ガスター注射液、デキサート注射液

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吐気止め(30分)・・・クロール・トリメトン注射液

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治療薬(3時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)

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吐気止め(30分)・・・カイトリル

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治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)

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補液(5分)・・・生理食塩水「ヒカリ」


という工程でした。


内服薬は


ナゼアOD錠0.1mg 1日1錠5日間

イメンドカプセル125mg 点滴日の午後に1錠

イメンドカプセル80mg 点滴翌日・翌々日の朝に1錠ずつ

プリンペラン錠 吐き気があるうちは食前または食後、継続的に


すべて吐き気止めでした。

前回よりも、吐き気止めがさらにさらに追加になっていました。

同じ卵巣がんでも、先生によって、そして、患者さんによって治療薬も

工程も、投与周期も、内服薬も違っていたりします。

先生のお考え以外にも、がんの種類、患者の体質や状態によって

違ってくることは多々あります。

他の方とは違う...と不安に思うことも出てくると思いますが、

その人その人に一番いい方法を考えてプログラムを組んでくださって

いるのだと思います。

疑問に思ったことは、どんどん質問していくといいですねっ。

遠慮なく質問できる関係を築くことも、長い治療を受けて行く中では

大切なことですよね~^^



...結局、点滴の時間は。

約1時間オーバーの、6時間半強、でした。

一番時間のかかる「タキソール」は、ややもったりした重たい液なので

時間を正確に予測することが難しいようです。


そんな中でも、さすがの看護師Kさん。

それぞれの点滴が終わるタイミングを、素晴しい感覚でおさえて

下さいました。

ナースコールをする間もないほどに、ばっちりなタイミング。

逆血もほとんどなし♪

ちょっとクールな看護師さんなのですが、本当につらいときに、一番

楽になる方法を素早く的確に探して下さる素晴しい看護師さんです。

今までの入院生活で、一番お世話になってるかなぁ。

優しくしてもらえることも嬉しいのですが、それよりも、痛みや苦しみを

いかに緩和してくれるか...そこがプロは違うなぁと感じます。

彼女の姿をみて、さらに、看護師さんって素敵!と思ったのでした^^



抗がん剤治療1クール目退院から約三週間。

2クール目の入院・治療を受けてまいりました。


私のスケジュールは、基本、4週間に一度の投与なのですが、

GWが挟まってしまったので、一週間多めのお休み期間でした。

白血球の数値が戻ってから今回の入院までの間、大好きな

お寿司、お刺身、果物などなど...たくさん食べときました♪


今回の入院は、5,6日の予定だったのですが...

結果的には10日入院することになってしまいました。。。



入院したらまず、お部屋に通される前に体重計へ。

せめて着ているものを軽くしてから乗っかりたいものです。。。

今回は2回目ということで、レントゲンもCTもなしで、採血のみ。

そして、やはり、前回 同様、蓄尿開始。。。

24時間、蓄尿袋に入れて、その後4日間は蓄尿器へ。

これが、本当に面倒なのです。

前回は利き腕に点滴をいれられてしまったので余計に。。。


点滴中も、じっとしているわけではありませんので、今回こそは

是が非でも左腕に...と願いつつ、血管が探しやすいように

腕をすりすり温めていたところ、頼りになる看護師さんのKさんが

すかさず、蒸しタオルを袋にいれて持ってきて下さいました。


点滴をいれる血管を気にするにはワケがありまして。。。

患者友達のとあるお方のケースなのですが、どうやら、抗がん剤

投与の点滴をいれた血管が細い血管だったらしくて、点滴が

終わった頃には、その血管がゴムのようになってしまったとか。

抗がん剤治療を重ねていくと、血管がもろくなる上に、抗がん剤の

液はどうも大きな液体らしくて、、、血管が広がってしまったのかな?

特に生活していく上で問題はないそうですが、もとのように戻るには、

半年近くかかるようです。


具合のいい血管を選んでいただくためにも、探しやすい状態を

つくっておくことが大切ですね。

今回は、ベテランのM先生が、見事、左腕にいい感じの血管を

スパッと見つけて下さいました^^



...さしてからが長いのが点滴治療。

前回とは少し点滴内容が変わって、予定では5時間35分。

でも、きちっと終わるケースは、ほんと、少ない。。。