山あり谷あり備忘録 -11ページ目

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

お正月にガン告知をされ、谷あり谷ありな日々を過ごして

早いもので、もう半年が過ぎましたね。

4月から始まった抗がん剤治療も、今回で3回目でした。

もう半分終わったと思うか、まだ半分と思うか。。。


でも、同じ病気の先輩患者さんから言われたことは、、、


一回目の治療はまだまだ先が見えない。

二回終われば、もう三分の一終了。

三回終われば、もう半分終了。

四回終われば、三分の二終了。

五回終われば、あと一回。


「こう考えれば、そう先の長い話ではなくなるでしょう?」


ものは考えようなのですよね。

同じ期間だとしても「まだ?まだ?」と考えていると、とても長い。

でも「もう」と考えれば、終わりはそう遠くないと感じる。


というわけで(笑)、三回目の治療の日記などを。。。


入院すると、やはり、まずは、体重計。。。

またデニム穿いてきちゃった...と思っていたところ、看護士さんが

「ジーンズだからちょっと引いといてあげる^^」

と、おっしゃったのに、記入したものをチラ見してみたら、ちっとも

引かれていなかった(><)

...「引いてあげる」とは、どの口がおっしゃったのやら(笑)。


すぐにパジャマに着替えて、荷物をロッカーに整理して入れて、

ご近所さん(笑)にご挨拶^^

もう、入院も4回目になりますと、顔見知りな方ばかりです。

看護師さんも、ベッドに私の姿がないとみると、仲のいい患者さんの

ベッドへ「○○さんいますか~?」とコールされます(笑)。


そして、毎回おなじみな蓄尿 開始。。。

まずは、24時間、全ての尿を蓄尿袋へ。

それが終わると、4日間ほど、蓄尿器という機械へ入れます。

抗がん剤の点滴中であろうが、この作業はやらなくてはいけないので、

点滴を利き手じゃないほうへ入れていただけたらラッキー、そうじゃ

なければ。。。という、ある種、賭けのような感じですね(笑)。


点滴の針の刺し手は、今回もベテランM先生。名手です(笑)。

差し出された両手を、じーっと見つめて一言。

「こっち」

と、おっしゃって引っ張った腕は、、、利き手の右手!

心の中で「ノォォォォ...」と思いつつ、スパッと刺していただきました。

しょうがない。

左腕は前回の治療で一部の血管が固くなってるから。。。


今回も、前回同様、予定点滴時間は5時間35分。

果たして、どれくらいかかるでしょ~うかっ?(笑)



最初の抗がん剤投与後、2週間経った頃から抜け始めて

髪の毛ですが、、、現在どうなったかと申しますと。。。


まだ抜けきってません。

まだら状態がキープされてしまってます。

きれいにツルツルになるのか、少し疑問になってきました(><)


髪の毛は早く抜け切ってほしいのですが、抜けてほしくない

ものもありまして。。。


まつげとまゆげ。


子宮体がんで抗がん剤治療をされていた方にうかがったところ、

その方は4回目の治療で「キタ」ということだったのですが、

私は......もう緩やかにきてしまったようです。

最近気づいたのですが、どうも、眉が薄くなって、まつ毛が

まばらになってきた気がします。

2回目が終わったばかりなのに。

これから夏がきてメイクでカモフラージュするのも厳しくなるのに。


いずれ抜けるとわかっていても、やはりつらいものですね。

あまり自分の顔はみない方なのですが(笑)、今度ばかりは

鏡ばかり覗き込んでしまいます。。。本数を数えてみたり。。。

じんましん体質なので、つけまつ毛は使いたくないですし。



そして髪の毛ですが、やはり、入院中に帽子をかぶり続けるのも

大変だということで、バンダナをたくさん買ってみました。

普通のものよりも10センチ四方大きいものです。

これなら、ゆったりとつけることができますし、次の入院は、

バンダナ生活を試してみようと思います。




いずれ生える。

今だけ。


わかってはいても、今この時期が、とぉってもつらい!

生えるまで、引きこもってしまいそうですよぉ(笑)。





自分のことであまり不満は言いたくないです。

よけいに自分の心が荒んでいくから。


元気でいたいです。

でも、元気に見えても、落ち込んでたりするのです。


強く自分を保っていたいのです。

でも、ときどき、誰かに寄りかかりたくなることもあるのです。


心配も迷惑もかけたくないんです。

でも、どうしたらいいのか、まったくわからないのです。



日々、自分の心と身体との闘いですね。。。


月曜日に入院して土曜日に退院する予定だったのですが、ちょうど

白血球の数値が落ち始める時期だからか、めまいがひどくて、

とりあえず、週末の土日は入院継続になりました。

退院したら買い物や掃除に料理など、日々の家事をしなければ

なりませんが、正直、その自信がないほどに体調が悪かったので

入院延長と言われてたことは、嬉しかったかもしれません(笑)。


そして16日、月曜日の朝。

いそいそと退院準備の荷造りをしていたところへ、O先生。

「ざーんねん。白血球の数値が低いからまだ帰っちゃダメ。注射ね」

と、何気に面白がっているような...?(-з-)



今回の抗がん剤投与日は、5月10日。

白血球の正常値は、3400~9000

好中球の正常値は、1600~6400


         白血球   好中球

5月9日     4550    2400

5月16日    2820    1090 ・・・投与7日後

5月18日    3060    1330 ・・・投与9日後

5月24日    4550    2110 ・・・投与15日後


ちなみに、前回の数値は、


4月4日     6200    3510

4月11日    3170    1570 ・・・投与7日後

4月13日    3100    1680 ・・・投与9日後

4月19日    3020    1100 ・・・投与15日後


でした。

私は、他の方と比べると、あまり数値は落ちないほうのようですが、

それでも、好中球が1000に近づくことは良くないようで、16日の

検査を受けて、16、17、18日の三日間、白血球を増やす注射を

うっていただきました。


その結果、投与9日後ではまだ正常値に入っていないものの、

15日後には投与前の数値とほぼ同等までに回復しました。

前回の治療では、注射は使用していないので、15日後というと

一番数値が低いときでしたね。


それを受けて、18日に無事退院できましたヽ(^O^)ノ


抗がん剤治療は、回数を重ねるごとに、スタートの白血球の数値も

低くなりますし、副作用も重くなると言われています

私はまだ2回目ですが、4回、5回と受けている方は、スタート時点で

すでに正常値を大きく下回っていることも多いようです。

自宅療養していても正常値に戻りきらないということもあるですね。。。

これからは、常に体調には気を配れ、ということでしょうか。



そして、私のケースでは、注射が有効だったようですが、うつタイミング

や状態などによっては、良い結果が出ないこともあるようです。

注射で一度上がった数値が、その後、急降下してしまうことも

あるようですね。


それに、注射がわりと高額。。。

3割負担ですと、3~4千円するものなので、回数を多くうたなくては

いけない方にとっては負担になるかもしれません。

私の患者仲間さんは一度の治療で9回うったそうです(><)

私は3回うってもらいましたが、入院中だったので、高額療養内に

含まれて自己負担はありませんでした。


高額療養...もしかしたら間違って理解しているのかもしれませんが、

外来と入院は別会計ですよね?

同じ病院、同じ病気でかかった費用ならば、一緒の会計にしてほしい

と思うのは私だけでしょうか...(ノ_・。)



一度目、二度目の副作用の出方をみ、先生と相談した結果、今後の

入院は、10日~2週間で設定しようということになりました。

先生がそう言って下さった裏には、もちろん体調の管理や治療を

スムーズに進めるためということもあるのですが、私の事情も考えて

下さってのことでした。


普段なら何でもない日々の雑用も、今はそう簡単にはいかない。

一人暮らしなので、兄や他の家族に心配をかけることになるのがイヤ。

仕事をやめているので、入院が長引いても問題ない。

看護師さんが優しい。

病院のご飯が美味しい。。。。。。。


最後の二つは、先生がおっしゃったことですよー(笑)。