山あり谷あり備忘録 -10ページ目

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

今回の入院は、11日間でした。

体調が悪かったということではなく、念のため、ということで。

同じ治療を受けていても、担当の先生によって、5、6日で

退院許可が出ることもありますし、私の主治医のように、慎重派な

先生もいらっしゃいますし、いろいろですね(笑)。

私も最初は一日でも短い入院がいいと思ったのですが、治療を

すすめていくとやはり体力も落ちますし、今は、家事をする日が

一日でも少ないほうが身体が楽だと知ったので、先生にお任せです。


月曜日に入院して一週間過ごし、次の月~水曜日に三日間、

白血球を増やす注射をうって、水曜か木曜に退院。

あと三回、もうこのペースで行っちゃいそうです(笑)。



今回の抗がん剤投与日は、6月7日。

白血球の正常値は、3400~9000

好中球の正常値は、1600~6400


         白血球   好中球

6月6日     4540    2080

6月10日    3030    1330 ・・・投与4日後

6月13日    2600    1030 ・・・投与7日後

6月21日    5970    3080 ・・・投与15日後(外来)


ちなみに前回は、

5月9日     4550    2400

5月16日    2820    1090 ・・・投与7日後

5月18日    3060    1330 ・・・投与9日後

5月24日    4550    2110 ・・・投与15日後(外来)


でした。

やはり、投与後一週間目くらいが低くなりますね。

でも、注射をうった後の15日目の数値が...今回はどうして

こんなに回復したのでしょうー(笑)。

ほぼ、治療前の数値ですよ!普通に正常値。


白血球を増やす注射は、聞いたところによりますと、うつタイミング

によって、上がりやすかったり、上がりにくかったりするそうです。

今回は絶妙なタイミングだったのですね。

...うつ日はほぼ決まっているので、私の体調の方が合わせに

いったのでしょうか(笑)。


今回の退院後診察は、治療のちょうど真ん中ということで、

予約をとるのに数ヶ月とも言われている婦人科部長の診察でした。

患者さん大好きで温和だけれど、どこか不器用なのか、あまり

目を合わせてくれない...と、部長の患者さんがおっしゃっていた

ので、私は強引に目を合わせにいってみました(笑)。

すると、、、ニコニコニコニコ。

しっかり目もあわせて下さいますし、柔らかい笑顔を見せて

下さいました(笑)。


今までの経過確認、現状などの問診と内診。

......細胞診(?)が痛かった。

思わず「痛かった!」と部長に言ってしまいそうになりましたが、

「順調ですよ。うんうん」と穏やかにおっしゃる部長を前にしたら

そんな言葉は...(笑)


次は4回目!

半ばは過ぎました。ラストスパートです('-^*)/



今回の強い副作用は、一回目の治療で苦しめられた「痛み」。


反対に、吐き気はほとんどなく、食欲もそれほど落ちませんでした。

ピーク時に、白いご飯が食べにくくなる程度でしたが、それなら

それで、そうめんでもうどんでも作っていただけるので問題なし。


手足のしびれは、2回目の治療後ずっと残っていて、そのまま

消えることはありませんでした。そのまま3回目に突入でした。


主に痛かったところは、足全体、腰、肩、首のあたり。

きしむような関節痛と、ふとももやふくらはぎには刺すような痛み。

あまりの痛さに、3日間のほどはベッドに寝てばかりでした。

寝ている方が痛みが増すだろうと思いつつも、立って歩くのが

とてもイヤで、日課の病棟内ウォーキングにも参加できず、

私にしては珍しく、ちょっと、くじけそうになりました。


他の方は元気に動いていらっしゃるのに、私は。

痛い、痛いとばかり言っている自分が情けない。

笑って過ごそうと決めたのに、引きつった笑顔すら出ない。


つらいつらいと思っていると、もう、そういう考えしか浮かばなく

なってしまうものですね。でも、痛みが少し和らいでくると、楽な

考えができるようになってきました。


副作用は皆違う。痛みが和らいだら一緒に歩こう。

しょうがない。そういう薬を体内に入れているのだから。

痛みは去るものだから、そしたら、倍、笑って過ごそう。


無理せず、でも、前向きにいたいですよね^^



ベッドで、負けるもんかと思いつつ横になっている間、友達が

持ってきてくれた四つ葉のクローバーを見つめて過ごしました。




今回の点滴スケジュールも、


胃薬(30分)・・・ガスター注射液、デキサート注射液

 |

吐気止め(30分)・・・クロール・トリメトン注射液

 |

治療薬(3時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)

 |

吐気止め(30分)・・・カイトリル

 |

治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)

 |

補液(5分)・・・生理食塩水「ヒカリ」


という工程でした。


内服薬は


イメンドカプセル125mg 点滴日の午後に1錠

イメンドカプセル80mg 点滴翌日・翌々日の朝に1錠ずつ


その他に、吐き気があるうちは継続的に飲む吐き気止めとして

ナゼアOD錠0.1mgと、プリンペラン錠。


抗がん剤治療と聞きますと、吐き気や嘔吐を思い浮かべる方も

多いと思いますが、今は本当に良い吐き気止めがありますので、

ほとんどの方は、それほど食欲も落ちることはないと思います。

私がお世話になっている病院は、そういうコントロールが上手な

病院だとも言われていますが。



今回の点滴時間は。。。7時間以上!

前回よりかかってしまいました。

もったりとしたタキソールが。。。今回も手ごわかったのです。

術後などには、一日中点滴、という日も多かったのですが、

やはり身体に入れる「モノ」が違うので、長丁場になると、

精神的にも疲れてしまうのです。

液がもれたりしたら、炎症や壊死を起こすことがありますので、

ちょっとでも痛みは違和感を感じたら看護師さんに報告を

しなければいけませんし。。。

回数を重ねてくると、血管ももろく細くなってくるようなので、今回は

腕の下に湯たんぽを置いて、血管が広がるようにしつつの点滴でした。


他の皆さんは、16時頃には晴れて自由の身になっていたのですが、

なぜか私だけは17時なっても終わらない。。。

晩ご飯まで、このまま食べなくちゃいけないのかと不安になりました(笑)。


ちょっと考えてみたのですが。

投与するお薬の量は、体表面積で決まるらしいので、もしかしたら、

おおがらな私の点滴液の濃度は他の小柄な方のものよりも濃い??


......あまり深くは考えないようにしよう。