こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
今回は久しぶりに【引越ミニ知識】です。
1月も下旬に入って、引越業者も3月の受注が佳境に入ります。
テレビのCMでも、引越しのコマーシャルが多くなってきました。
各社が特に力を入れてるのが【単身引越】です。
単身パックのコマーシャルって…あの老舗引越会社も始めましたよね?
単身の引越しって、ヒマな時期は1万円後半~、忙しい時期でも3万円程度の低料金、
そんなに単身の引越しって儲からないんじゃないの?
って思うところですが、引越業界ではそんなことないんです。
引越業界で儲かる(利益率の高い)引越しは、
上に挙げた【単身引越】と大きな規模の【事務所移転】です。
何故この二つが利益率が高いのか?って話しは後日お伝えするとして、
今回のブログは【単身引越】をされる場合の注意事項を書きます。
まず【単身引越】をする時に気を付けて頂きたいのが以下の2点。
①時間の約束は出来ていますか?
②荷物の扱いはどの様に聞かれましたか?
これまでに【単身引越】を経験された方も多いでしょうが、
単身引越=安くあげたい
との希望から、午後便またはフリー便を引越屋から提案されませんでしたか?
午前中のお客様が終わり次第、作業スタッフが向かいます。
という内容になってると思います。
午前中の引越は、ほとんどの引越業者が8~9時にスタートします。
家の養生(キズを付けないための保護)から始まってトラックへの積み込みに午前かかり、
その後お互いに休憩(食事)を取りながら移動、新居への搬入は午後の一番になります。
新居での養生後、搬入~セッティングで約3時間程度、スンナリ終わっても夕方近いのです。
でもこれはスムーズに終わった場合で、
現住居や引越先がエレベーターや階段作業の場合、
また、天候にも左右されます。(雨が降ったら全体の作業時間が1.5倍近くなります)
平均的に午前中の引越しが終わる時間が15時~17時、
それが終わってようやく午後の【単身引越】の現場へ向かうことになります。
「午後、トラックが空いた時点で連絡します」
こんな説明で午後便を申し込まれる方が大多数でしょうけど、
実際は上に書いたような時間になることが多いのです。
ここで大きな誤算がひとつ出てきます。
引越しの日の予定で多いのが、不動産業者の退去立ち会い。
いくら待ってもらっても17時頃まで、なぜなら電気も無い部屋では立ち会いが出来ないからです。
また別の日に時間を作って立ち会いをお願いすることになります。
では、引越先ではどうなのか?
以前に書いたブログでこんな事を書きました。
夕方以降の引越しであれば、新しい引越先の住人の方も返ってくる時間。
その時間帯に引越しのトラックが玄関に着くと、それだけで都度移動する時間が取られます。
「なんや!こんな場所にトラック停めて!」
「こんな時間に引越してるなんて!」
住人からのこんな声も多く聞かれる時間帯です。
単身引越の平均所要時間は3時間前後、ようやく引越しが終わるのは日も暮れた夜になることも。
「全然説明と違うやん!」
って怒ったところで後の祭り、引越業者が出している『引越約款』にはこんな風に記載があるのです。
【引越開始時刻の遅延は4時間まで免責とします】
例えば引越開始時間が15時~17時と書かれていれば、17時までに伺います!ってことですが、
この17時に4時間の免責を足すと、17+4=21時。
よって、21時までは文句言わないでください!ってことになります。
さすがに最近はここまで遅い引越しは無いでしょうが、
時々見かけませんか?夜になっても引越してる現場って。
あんな遅くに引越ししてる方の気持ちは、イライラしてるんでしょうね。
どうしても安く引越したい【単身引越】の場合は、
営業マンまたは申し込み電話で口を酸っぱくして伝えてあげてください。
「夕方の16時までには荷物を出して欲しい」って。
お客さん全員が同じ条件なら、引越しの配車(次にどの現場に行かせるか?)は引越会社の都合、
でも、一人でも口うるさい(笑)方が居られれば、その方から対応することになります。
結局は…
言うか言わないかだけです。
時間の確約は出来ないのが午後便、フリー便の特性ですが、
お申し込み時点で、荷物の積み出し時間を強く伝えるだけで、状況は変わるんです。
みなさんも、賢く便利、且つ、お値打ちな引越しになる様、交渉してみてください。
ちょっと長くなりましたので、
②の荷物の扱いはどの様に聞かれましたか?
これについては、また後ほど書かせて頂きます。
これはどちらかというと、長距離(大阪~東京など)単身引越での注意点です。
後編はこちらからどうぞ!
最後まで読んで下さってありがとうございました。