こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
少し時間が出来ましたので、今回は一気に書き上げます。
【転②】彼を後ろから見ていたのは誰?
前回までの内容は下記をご覧ください。
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リーダーが不思議に思いながら視線を仏壇に移した時でした。
「&#◎☭〄$※♂☞○@×△×○※」
リーダーは驚きのあまり声が出なかったそうです。
それと同時に身体中に悪寒が走り、その場から動けなくなりました。
その理由とは…
私が初めてAさん宅へ伺った時、部屋に居た中学生くらいの男の子。
また、私がAさん宅を再び訪問する途中で見かけた中学生くらいの男の子。
作業リーダーが視線を感じる先に立っていた中学生くらいの男の子。
そして…
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リーダーが振り返って見た男の子、
それは…
仏壇に飾ってあった遺影の男の子でした。
ニッコリと笑ったその遺影の顔は、見間違ったりすることはありません!
視線を感じるその先に立っていた、中学生くらいの男の子でした。
お仏壇にお供えが飾ってあり、そこに遺影が飾られていたということは…
間違いなくその遺影本人は亡くなられているという事です!
その亡くなられたはずの遺影の主、
リーダーはその遺影の中学生くらいの男の子に見つめられていたのです。
朝一番のスタッフの事故…
そのスタッフが叫んだ、「誰かに後ろから押された!」
リーダーの身体に寒気が走り、朝の出来事が浮かんできました。
「まさか…」
みんなに伝えるべきか?
Aさんに伝えるべきか?
伝えることで、この後の引越作業が出来なくなることは火を見るより明らかでした。
悩みに悩んだリーダーは、胸の内に秘める事を選択したのです。
しばらくは何も問題なく引越作業が進んでいました。
が…
ガッシャ~~ン!!!
庭先で大きな音がしたのです。
大騒ぎする現場スタッフのもとへ駆けつけたリーダーが見た物…
それは…
捨てて欲しいとお願いされた中学生の男の子の、落下してバラバラになった机でした。
こんな感じの作業です。
大型荷物の搬出を階段作業ではなく、
吊り下げ作業での指示をしていたリーダーが他のスタッフに確認すると、
「急に突風のようなものに煽られて…」
その時リーダーは思ったそうです。
突風なのか?
それとも目に見えない大きな手なのか?
私が初めてAさん宅へ伺った時、部屋に居た中学生くらいの男の子。
また、私がAさん宅を再び訪問する途中で見かけた中学生くらいの男の子。
作業リーダーが視線を感じる先に立っていた中学生くらいの男の子。
そしてその男の子の机を下している時の突然の突風。
ひとり不安を抱えながらも、リーダーはプロでした。
残った引越作業を終わらせてきたのです。
しかしこのままでは終わりません。
作業を終えたリーダーが会社へ戻り、
明日の千葉降ろしのため出発の準備をしていた時に異変が起きました。
リーダーが体調不良を訴えたのです。
事務所で熱を計ると、何と40度の高熱。
後で聞いた話しでは、そのリーダーは4日間も原因不明の高熱にうなされました。
慌てたのはその引越会社のスタッフです。
引き取ってきた男の子の捨てる荷物。
当時の引越会社は、処分品で引き取ったもののうち、
燃やせるものは全て自社で焼却していたのです。
そんないわく付きの家財なんて燃やそうものなら、この先何が起こるかわかりません。
後日、丁寧に丁寧にお祓いしてもらったそうです。
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翌日の千葉県での荷降ろし作業は、特段何も変わったことは起きませんでした。
千葉県への高速道路を走行中、トラックのフロントガラスが飛び石で割れたこと以外は…
こうしてAさんの引越しは無事(?)終了することが出来ました。
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しかし私には腑に落ちないことがたくさんありました。
私がAさん宅を再び訪問した時に出会った男の子は誰だったのでしょうか?
考えに考えて…
今回の一連の出来事は、Aさんご夫婦にもお伝えすることが必要だと感じたのです。
この後はそう思った私がAさん宅へ電話した時の話しになります。
Aさんの奥様から聞かされた驚きの事実とは??
今回はココまでになります。
何度も言いますが、このお話しは全て事実です。
一切の脚色無しに書いている実話です。
【事実は小説よりも奇なり】
次回はこの話しのまとめ、【結】を書こうと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
前回までの内容は下記をご覧ください。