こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
今回からは、彼を後ろから見ていたのは誰?の【承】の部分です。
前回までの内容は下記をご覧ください。
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引越業者が決まり詳しい打ち合わせをして、お盆前の希望の日程で引越しが決まりました。
しかしAさんから一本の電話が入ったことで状況は一変します。
もっとも…私が【ゾ~】っとしたのは、もっともっと後になってからですが…
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最初の訪問から1週間ほど経った頃でしょうか…
私の携帯にAさんから電話が入りました。
Aさん : 「少し状況が変わったので、もう一度自宅へ来て頂けませんか?」
電話の声は以前お会いしたAさんと変わりませんでした。
私 : 「イイですよ。週末にでも伺いますね。」
そう言って私は週末に再びAさん宅を訪ねました。
その途中、先日Aさんのご自宅でお会いした中学生くらいの息子さんを見かけ、
「こんにちは!」と声を掛けましたが、息子さんは何も言わず逃げるように隠れてしまいました。
人と話すのが億劫な年頃ってありますよね?
そんな年代なんだと…あまり気にも留めませんでした。
Aさん : 「すみません…何度も来て頂いて。」
少し疲れた顔のAさんに迎えられた私は、前回同様にリビングへ通されました。
私 : 「何か変わったことでもありましたか?まさか引越屋がまた何かしました?」
会社指定の引越業者をキャンセルしていたAさんですから、
私も頼んでいた引越会社へ、応対には十分注意するようにその旨を伝えていたのです。
Aさん : 「いやいや、引越業者さんは丁寧な対応をして下さってます。」
私 : 「それは良かった!ひと安心です。」
Aさん : 「少し荷物の内容が変わりましてね。」
私 : 「何がどれくらい変わるのですか?」
Aさん : 「子供部屋があったでしょ?一人分の荷物をほとんど捨てる事になったんです。」
私 : 「それだけ…ですか??」
Aさん : 「事前に伝えておかないとダメだと思ったものですから…」
私 : 「わざわざありがとうございます。」
そう言ってAさんに子供部屋を案内して頂きました。
その部屋は初めに行った時に中学生くらいの息子さんが居られた部屋。
さっき見掛けた男の子の部屋やん!
私は心の中でそう叫んでいました。
6畳ほどの子供部屋の真ん中に書籍関係を詰めた段ボールが5個程度、
それ以外は全部、引越業者に当日引き取って捨てて欲しい、とのことでした。
私 : 「わかりました。この件は引越業者に伝えておきます。」
「でも、処分費用は少し掛かりますので、改めて金額をお伝えします。」
私 : 「でも本当にイイんですか?来る時に息子さん見かけましたよ。」
Aさん : 「・・・」
そんな話をリビングでした後、私はAさん宅を出たのです。
お盆前だからでしょうか?大きな仏壇にはたくさんのお供え物がありました。
それにしても何故、子供部屋の荷物を捨てる事になったのか?
その時の私はそんなことは一切気になりませんでした。
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今回はココまでです。
さてこの後は実際の引越し現場へと舞台が移り、このブログも佳境に入ることになります。
予め伝えておきますが、今回の引越業者は完璧に現場をこなしてくれたのです。
会社指定の引越会社の件を伝えたこともあり、それはそれは丁寧な作業でした。
そんな引越しの作業スタッフが…
ひとり…また ひとりと…
そして思いもよらなかった事実が判明します。
それはこんなことでした!
今回はなかなかイイ終わり方でしょ?
毎回こんな長くて拙い文章にお付き合い下さってありがとうございます。
前回までの内容は下記をご覧ください。