こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
前回お伝えしたこの内容、
このお話しのスタートです。
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ある年のお盆を控えた7月末、バタバタと動き回る私の携帯が鳴りました。
着信画面を見ると以前にお世話になった方で、もう5年以上もご無沙汰していた方です。
私 : 「こんにちは~ご無沙汰してます!」
知人 : 「元気やったか?ちょっと助けてやって欲しいヤツが居てるねんけど。」
私 : 「私で出来る事なら何でも言って下さい。」
知人 : 「実は…」
そのお世話になった方の友人(Aさんとします)が関東の方に転勤になったのですが、
会社指定の引越会社と揉めたそうで、別の引越業者を紹介して欲しいとのご相談でした。
私 : 「そんな事なら全然構いませんよ!よかったら直接話しましょうか?」
知人 : 「おう!頼むわ!」
って訳で、Aさんの携帯番号を聞いたのです。
その後、私はAさんに連絡を取り、一度会って話をすることになりました。
私は知人に連絡を入れ、
私 : 「私が一回行って話し聞いてみますね。」
知人 : 「それは助かる、よろしく面倒見てやってくれ!」
そう言う件があって、私は後日Aさん宅を訪問することになりました。
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ピンポーン!
「合田です!」
Aさん宅のチャイムを鳴らして待つ私を、Aさんご夫婦がそろって出迎えて下さいました。
Aさん : 「すみません。。。わざわざ来て頂いて。」
私 : 「○○さん(知人)にはお世話になってましたので。」
そんな話しをしながら居間へ通されました。
私 : 「会社指定の引越会社と何かあったのですか?態度が悪かったとか?」
Aさん : 「そうなんですよ!会社指定って言うことで、横柄な態度の引越会社でして…」
私 : 「それで別の引越会社を使うのですね。」
Aさん : 「お盆前ですけど今から探せますか?」
Aさんの奥様はというと…
ニコニコしながらコーヒーとケーキ(!?)を出して下さいました。
引越会社が忙しくなるのは3月末~4月頭、GW、夏休み、冬休み。
夏休みの中でもお盆前には一気にヒマになり、お盆明けからまた忙しくなります。
私 : 「大丈夫ですよ。ご予算とか希望の引越会社ってありますか?」
Aさん : 「引越費用は全額会社から出ますから大丈夫です。引越会社もお任せします。」
私 : 「それでは引越会社に伝えますので、大まかに荷物を見せてもらいますね。」
そう言って各部屋(これがまた広い一軒家で、リビングの他にも部屋が6つくらいありました)を見せてもらいました。
寝室、子供部屋(中学生くらいの息子さんが部屋でマンガを読んでました)、納戸、客間。
全てを見終わってから、
だいたい荷物としては4トン車2台分、25万円程度で行ける旨を伝えておきました。
私 : 「この内容を数社の引越会社に伝えて金額を出させます。
あとは決めた引越会社と直接話しをして下さいね。」
Aさん : 「それが…出来るなら合田さんに最後まで入って頂けませんか?」
話しを聞くと、Aさんの奥様は極度の対人恐怖症らしいのですが、
今回、Aさんと私が話しをしている所を見て、奥様は少し心を開いて下さったとのことでした。
Aさん : 「妻のためにも合田さんにお願いしたいのですが…」
私 : 「そう言うことなら大丈夫ですよ!なんでも私に仰ってくださいね。」
こんな経緯でAさん宅の東京への引越しの全てを任されたのです。
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引越業者が決まり詳しい打ち合わせをして、お盆前の希望の日程で引越しが決まりました。
しかしAさんから一本の電話が入ったことで状況は一変します。
もっとも…私が【ゾ~】っとしたのは、もっともっと後になってからですが…
読まれてるみなさん、
どこがホラーやねん!って思ってませんか?
まだ、起承転結の【起】の部分ですからね。
さて今回はココまでで、次回は【承】に入ります。
最後まで読んで下さってありがとうございました。