こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
【新シリーズ】 あの引越会社が倒産に至るまで 第5弾です。
各役員に事情を説明し、了承を取った上で各支社に指示を出しました。
しかしこのやり取りが伏線となったのです。
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話しを元に戻します。
引越業界の最繁忙期は3月~4月。
この繁忙期を、計画通りの経費(とは言っても、管理していた経費はその2カ月で6億)で乗り切りました。
当時の支社は大きく分けて5支社。
各地域の支社長、業務責任者を中心にして、5月に繁忙期の反省会議が各地で行われました。
中部以西の支社での会議では、
「どうして関東応援を出すことになったのか?理由を聞きたい!」
と、各営業所長からの問い合わせが相次ぎました。
「役員会でも了承された事なんでしょ?本社、本部はどう考えているのか?」
この疑問はごもっともです。
関東以外の各支社は、苦しくても計画通りの売上げ、経費予算で繁忙期を過ごしたのです。
「泣きついて何とかなるなら、これから我々も同じようにします。」
こう言った営業所長も居たそうです。
当たり前の発言でした。
さて一方、関東支社においても当然のことながら繁忙期の反省会が開催されました。
出席者は○○専務を中心にして、法人部長、支社長、営業所長、運行管理者など。
関東ブロックで何故、スタッフ(人材派遣)が集まらなかったのか?
まずはアルバイトが不足していたことは、奇妙なことに不問に付されました。
自分達の失敗については目を瞑ります。
この会社の社風として、傷の舐め合いがありました。
そして、人材派遣の○ッドウィルが何故不足の状況になったのか?
自分達の失態などどこ吹く風…
議題の中心は、どうしてスタッフ(人材派遣)が集まらなかったのか?ここに集中したのです。
「何故、○ッドウィルから人が集まらなかったのか?」
「本社で一括して打ち合わせをしたところで無意味ではないのか?」
「今後は東京で独自の対策を立ててはどうなのか?」
ここで私の異動に強い意向を示した例の○○専務が指示をしました。
「実際に○ッドウィルへ行って、不足した理由を聞いてくるように。」
この○○専務は、東京の本部長を長くされていたこともあって、
関東エリアでは神様的な存在でした。
普通は相手を呼び出すものですが、管理者数名(支社長、営業所長、関東の業務責任者)で、
○ッドウィルの本社(当時は六本木ヒルズ)へ行ったようです。
観光を兼ねていたのかな?(笑)
そこで○ッドウィル担当者からそこで驚くべき発言がありました。
「本社の合田さんがあまりにも厳しくて対応しきれないのです。」
と言った発言だったようです。
関東の支社長は聞いたそうです。
「では、今後関東支社で打ち合わせをさせて頂ければ大丈夫ですか?」
「その方がこちらも助かります。」
○ッドウィルの担当者の答えでした。
これを聞いた関東の業務責任者は、会社に戻ってそのままの言葉を○○専務に伝えました。
「本社の合田さんの責任らしいですよ!」
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ちなみにこれを伝えた関東の業務責任者は、
会社の倒産後、私に就職の口利きを依頼してきました。
「○○引越センターに入りたいのですが…」(引越専業ではナンバーワンの会社)
これについては、倒産後の話しでしっかりと書かせて頂きます。
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○○専務は怒り心頭!!!!!
本社の役員会で真っ先に私の異動を主張したそうです。
「合田を業務本部に置いておくのは反対!」
この申し出を役員全員で否決すればよかったのでしょうけど、
勢いに押されて半年の期限付きで私の異動が決まりました。
これが初めの社長室への呼び出しに至る経緯です。
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私は社長に尋ねました。
とりあえずこの辺りで一旦アップします。
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