こんにちは
半袖で十分なほど暑くなったかと思えば、
長袖でも寒いほど気温が下がったり、不安定な気候が続いています
とはいえ、あと数日で5月
もうさすがに寒さとはお別れですよね
今年は穏やかな季節を満喫することなく、
汗だくベタベタの季節がやってくるのでしょうか
さて、今日はZEROLINEの近況からは少し離れて、
個人的な話をさせていただきたいと思います
どうぞお付き合いください
私、実は今、介護の現場でも頑張っているんです
事の起こりは半年ほど前
近所に住んでいる一人暮らしの親族(80代後半)が、
ベッドの上で動けなくなっているのを偶然発見したことでした
どうやら、腎臓疾患からくる倦怠感のせいで、
食事を作るのはもちろん、食べるのもおっくうで、
ただじっと寝ているうちに、
起き上がることも出来なくなってしまったということらしいのです
病院での検査によると、その腎臓疾患はかなり重度で、
血圧が非常に高く、貧血もひどく、
心肺機能もかなり弱っているとのことでした
おまけに寝てばかりいたせいで、
元々女性の割にがっしりしていた体だったのに、
筋肉がやせ細って枝のようにガリガリになってしまっていて、
歩くのもおぼつかない状態でした
ただ、治療のために入院させるということは出来ないということで、
自宅療養することに…
でも、一人暮らしなので、食事や服薬の世話をする人が誰もおらず、
かといって、施設に入るのも嫌がるので、
結果、私がお世話をすることになったのです
でも、毎日仕事で家を留守にしている私にいったい何ができるのか
考えた結果、
毎日、朝食と夕食を作って持っていく事で、
まず食生活をしっかり改善してもらうことから始めました
だって、埃がたまったって命に別状はありませんけど、
ちゃんと食べなければ、確実に命にかかわりますもんね
一番大変なのは、朝食を食べてもらうことです
若い頃から、朝食を食べる習慣がなかったらしく、
「朝起きてすぐご飯なんか食べられない」とグズるんですけど、
それでも、薬を飲むためだからとなだめて、毎朝きちんと食べてもらってました
そうやって数か月
朝、ベッドから起き上がることさえ億劫がっていた彼女は、
起き抜けに相変わらず少しだけ文句は言いますが、
すぐに自ら歯磨き、洗面をし、身支度を整えてから食卓に付くようになりました
そうしていくうちに、だんだんと生活の中での活動量も増えていき、
昼間ゴロゴロしてばかりだったのに、
自分で洗濯をするようになり、それを干すようになり、
この前は玄関脇に生えた雑草をむしっていました
私が通い始めた当初、
朝起こすために声をかけた私に、
「一日寝て過ごしたいっ」という名言を吐いた人とは思えないアクティブさ
(思わず、「私も」と思ったなんてことは塾長には秘密です
)
彼女にとっては、そういう生活の中の動作、ひとつひとつが運動なのです
まだまだ目は離せませんが、
ずいぶん活動量が増えてきたのを日々感じることができてうれしく思うとともに、
やっぱり、食事も運動も大切だなぁと改めて感じる毎日です