踊る小悪魔 -8ページ目

踊る小悪魔

会社の先輩に恋をしました。

それから。


連絡先を交換して

向こうから何かしらの動きがあると思ったけど

何も無かった。


交換したことに深い意味は無かったのかしら。


かと言ってこちらから動くこともなかったので

まるで何事も無かったのよう。


いや、変化はあった。


あー、、、なんか焼肉食べたい気分。


そんなこと言われると私も食べたくなるじゃないですかー。


じゃあ、今夜行く?


行っちゃいます?


俺、仕事終わるの22時だけど

その後でよければ(笑)


遠慮しときまーす(笑)


二人きりの時でも

他の人がいる前でも

こうして冗談めかして食事に誘ってくるようになった。

条件反射なだけだろうけど。



男って、単純。


特に何をしたってわけでもない。


とにかく見る。見つめる。

仕事以外の所で(飲み物をねだる等)

ちょっと甘える。

あと、さりげなくボディタッチ。


車内という密室の効果もあっただろうけど

結構簡単だった。


会社の人間とは

会社用のケータイでしかやりとりしない

と言っておきながら

キャリアが同じという理由により

流れで

会社用のケータイの番号と同時に

プライベート用の番号とアドレスを赤外線通信。


自称遊び人は伊達じゃない、

と納得できるほどのスムーズさだった。


そして送られてきたデータを見ると

名字が入ってない。

下の名前のみ。しかもひらがな。


この人、本気で遊んでるなぁ。

見た目は(というよりはメガネの感じが)

真面目そうに見えるのに。


そのギャップが

ちょっとおもしろかった。

懲りもせず。


ミドリちゃんと猫宮さんにやきもきしていた頃、

ある仮説が頭の中を支配し始めていた。


ほとんどの男は

女が好意を持って近づけば

落ちるんじゃねーの?


むしろそうであればいい。

がっかりはするけど、諦めはつく。


その仮説を実証するのに

ちょうど良かったのが

その時研修に行ってた課の管理職の一人、名波さん。

10コ上で

既婚者で

どこまでが本当かわからないけど

自他共に認める遊び人。


帰りの送迎は大体この人だった。

私が一番に拾われると

しばらく二人きりでドライブすることになったり

女の子との接し方に慣れてる感じが

妙に居心地良かったりで

単純にいいな、と思ったのも少なからずあるけれど

実証のため、

ロックオン。