踊る小悪魔 -17ページ目

踊る小悪魔

会社の先輩に恋をしました。

はっきりさせたくて。


猫宮さんの事は好きだけど

彼女になりたいとはあまり思ってない。


ひとつは言わずもがな会社的な問題。


もうひとつは性格的な問題。


猫宮さんは表現も行動もかなりストレート。


喋ってる時に

私がちょっとまわりくどい表現をしたりすると


それってどういう事?


と即座に尋ねてくる。


話を聞いてくれてるのはありがたいけど

たまに伝わらないことが煩わしくなったりする。


前の告白

猫宮さんは彼女さんと別れる気はないことがわかってた。


だからこそ、

遊びなんだと諦めのつく事実がほしかった。


一人暮らしの女の子の家にあがる。


はっきりさせるには、最高の舞台。

長い一日。(夜編)


メールは続いてた。


さっきはありがとね。

今日は徹夜になりそうです・・・


ほんと大変ですねー

早く終わるよう応援してます!


あぁまじ風呂入りたい・・・

貸~し~て~(笑)


いつでもどうぞー(笑)


しばらくしたら電話がかかってきた。


ホントに風呂貸してくれるの?


私の家でよければ(笑)


どうせ冗談だと思った。


万が一本気にされても猫宮さんなら良かった。


んー・・・じゃあお言葉に甘えようかな。

日付が変わる頃になっちゃうかもだけど、大丈夫?


大丈夫ですよー。


・・・わかった。

また行く時電話するね。

長い一日。(夕方編)


現場作業が終わって、会社に戻った。

他の同期も一足先に戻ってきていたので

休憩室で雑談。

そのうち先輩も加わって長話モード。


猫宮さんからメールがくる。


おかえりー

今日は早く帰ってゆっくりやすみなね。


さっき顔は合わせたけど喋れなかったからかな。


おつかれさまです。

今休憩室で盛り上がってるので

帰るのは少し遅くなりそうです(笑)


返信して15分くらい経った頃

猫宮さんが休憩室に現れた。


俺にスペースをくれ!!


書類が大量すぎて

自分の席の広さでは処理しきれなくなったらしい。

休憩室の机に書類を広げ出した。


一緒にいた先輩は仕訳を手伝い

私たちは枚数チェック。


猫宮さんと先輩の会話。


あ゛ー、暑い。

今日の現場暑くて死ぬかと思ったし。

まじで風呂入りたい。


「会社のシャワールーム使えばいいじゃん。」


えー

だって会社のお湯出ないらしいじゃん。

いくらいまの季節でもやだよ。


「じゃあ寮の風呂借りたら?」


前ゴキブリ出たって言ってたから絶対やだ!


同期たちとくすくす笑ってたら

猫宮さんがこっちにふってきた。


澪ちゃんって会社の近くで一人暮らししてたよねー?

悪いけど風呂貸して!


うちの会社、全体的にこういうノリが多い。


別にいいですよー(笑)


まじかー。

でもなー、さすがに女の子の家はお邪魔しにくいしなー・・・

やっぱおまえんちにしとくわ。貸せ!


ターゲットは同期のいじられキャラの男の子に。

そのまま話は流れていき

書類の整理が出来た猫宮さんは戻っていった。