印象派のコミュニティが馬鹿ばかり?
本日は軽いネタを。
別に人の悪口を書こうというのではありません。説明します。
昔、mixiというのがありまして、私もやっていたわけです。趣味のコミュニティ(グループ)に同好の士が集まっていろいろ語っておりました。
私、こう見えて絵を見に行くのが好きなんですよ。だから「印象派」のコミュニティに参加していました。ある日、掲示板にこんな書き込みをしたんです。
(以下、内容です)
印象派の展示会に行くたびに、こういうのが頭に浮かんで困ります。私の感覚は以下の通りです。「それは違う」とか、「こんなのもある」というのがあれば、ぜひ教えてください。
もちろん、ここで使うバカは、いい意味ですからね。
*ゴッホ・・・・ひまわりバカ
*ドガ・・・・・踊り子バカ
*モネ・・・・・睡蓮バカ
*ゴーギャン・・南洋バカ
*セザンヌ・・・静物バカ
*ロートレック・劇場バカ
*ピサロ・・・・点描バカ
*ルノワール・・ふわふわバカ
*スーラ・・・・水辺のバカ
*マネ・・・・・笛を吹くバカ
*レンブラント・・夜まわりバカ
*ダリ・・・・・・ぐにゃぐにゃバカ
*ピカソ・・・・・昔は普通だったバカ
*ムンク・・・・・橋の上で叫ぶバカ
*マチス・・・・・金魚バカ(金魚鉢の発音で)
※上の絵を参照。マチスが金魚ばっか書いているの知ってました?
これが結構ウケましてね、他のみんなも掲示板へ他にこんなのあるぞと「バカ」、「馬鹿」、「莫迦」、書きまくったんですよ。もともとお上品なコミュニティだったんですけどね。
しまいにはコミュニティの管理人が「もうバカはそのぐらいにしておきましょう」とお怒りになってしまいました。ごめんね。
今日はこんなところで。
落選報告「第1回 誠 ビジネスショートショート大賞」
ブログをお読みの皆様
以前の記事 でビジネスを題材にしたショートショートコンテストで一次予選を通過しました!と書きましたが、本日その大賞がWeb TVで発表されまして、わが作品は玉砕、いや落選しました。
みなさまにおかれましては、作品掲載ページで「いいね!」クリックにご協力いただき、誠にありがとうございました。大賞の賞金10万円をもらったら全員にビールを奢ろうと密かに思っていたのですが(今なら何とでも言える!)こんな結果になってしまいました。力及ばず、申し訳ございません。
しかし応募作品がたったの129編とはビックリ。一次予選通過は65編だから、確率5割ですね(笑)。知っていたら、あんなに騒ぎませんでした。恥ずかしいです。
ちなみに大賞を受賞した作品は、こちらです。
http://blogs.bizmakoto.jp/makotonovel/entry/5440.html
文章は上手だと思いますが、ビジネスの現場にいる者としては書かれていることが納得いかないですね。売るのは苦手だが、××が得意な営業が一目おかれるって、会社の規模にかかわらずありえないですよ。そんなに甘くありません。配置転換後に別の部署で尊敬されるというなら理解できますが。
審査委員のご判断なので、これ以上の論評は差し控えます。
ちなみに私の落選作品は、こちら です。よろしければ成仏を祈っていただけると幸いです。ちなみに下から6つめのパラグラフに「てにをは」のタイプミスがあります。修正したかったなあ...。
(誤)金もストレスを溜め込んだ彼は早死にした。
(正)金もストレスも貯め込んだ彼は早死にした。
次の作品アイデア「課長の幽霊」をまたどこかで皆さんにご披露することを願いつつ...。
以上、落選報告でした!明日から通常の内容に戻ります。
外資系企業のいいところ(4)英語
【過去ログ】
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
外資系企業のいいところ(2)研修みっちり
外資系企業のいいところ(3)休日と給料
肝心なことを忘れていました。外資系と言えば、英語の話をしなくてはなりませんね。今から書くことは私がいた企業の例です。比較的規模の大きな欧米系企業で、毎年新卒も採用しています。
外資系企業というと、みんな英語しゃべれるの?とよく訊かれます。
いいえ、あまりしゃべれません。
もちろん、しゃべれる社員はいますよ。外人エグゼクティブのまわりにいる連中とか、特定の部門には。でも、たとえば営業部門なんかの英語ができる社員比率は、日本企業とあまり変わりがないと思います。日本の企業に転職してきて、意外とみんな英語ができるのでビックリしたぐらいです。
外資系でも、規模の大きいところだと、ふだんは自分のところが外資だなどと意識せずに働いています。そのぐらい日本化しているわけですね。ただ、会社上層部の承認を得るような時は、英語で資料を作ってプレゼンする必要があります。
あと、よく訊かれるのが、英語ができないと偉くなれないのでは?という質問です。
これはむしろ逆で、英語ができる奴を偉くするのではなく、偉くしたい奴を英語ができるようにするのです。
前にも書きましたが、出世する奴は海外にアサイニーと呼ばれる駐在体験を必ずします。そこで否応なしに英語をしゃべれるようにさせるわけです。全然駄目だった奴も2~3年後に帰国する際には見違えるようになっています。
ちょっと横道にそれますが、英語ができるようになるには海外駐在とかワーキングホリデーなど、海外で働くことがベストです。つまり、英語をしゃべらないと生きていけないような環境で生活するのです。
日本で教室形式の英語学校に通ってしゃべれるようになった人を私は知りません。日本で習うとしたらお金を払って個人授業を受けるべきです。
ただ、英語はあくまでも伝達手段ですから、いくらしゃべれても仕事ができることは意味しません。「英語がしゃべれて仕事ができない人」と「全然話せないが仕事ができる人」を比べたら、そりゃ後者の方が会社にとって大切です。英語を話すということ自体が、どうも過大評価されている気がします。
できるようになるべきなのは、まず仕事、英語はその後でしょう。
えっ、私自身の英語力ですか?まあ旅行にいっても困らないし、仕事でも軽度なら使えます。私は海外生活の経験はない(あるのは1ヶ月のホームステイ程度)ので、駐在員などには遠く及びません。
多少でもできると海外出張の機会があると優先的に選ばれますし、向こうでも現地の人とコミュニケーションできて楽しいので、それはしゃべれた方が得ではあります。
でも、しょせんは「お得」というレベルです。英語を勉強しようとされるなら、まず目的が何なのかをはっきりされた方がいいと思います。
自分が心から必要だと思わない習いごとは、なかなか身につきませんからね。(続く)
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
外資系企業のいいところ(2)研修みっちり
外資系企業のいいところ(3)休日と給料
肝心なことを忘れていました。外資系と言えば、英語の話をしなくてはなりませんね。今から書くことは私がいた企業の例です。比較的規模の大きな欧米系企業で、毎年新卒も採用しています。
外資系企業というと、みんな英語しゃべれるの?とよく訊かれます。
いいえ、あまりしゃべれません。
もちろん、しゃべれる社員はいますよ。外人エグゼクティブのまわりにいる連中とか、特定の部門には。でも、たとえば営業部門なんかの英語ができる社員比率は、日本企業とあまり変わりがないと思います。日本の企業に転職してきて、意外とみんな英語ができるのでビックリしたぐらいです。
外資系でも、規模の大きいところだと、ふだんは自分のところが外資だなどと意識せずに働いています。そのぐらい日本化しているわけですね。ただ、会社上層部の承認を得るような時は、英語で資料を作ってプレゼンする必要があります。
あと、よく訊かれるのが、英語ができないと偉くなれないのでは?という質問です。
これはむしろ逆で、英語ができる奴を偉くするのではなく、偉くしたい奴を英語ができるようにするのです。
前にも書きましたが、出世する奴は海外にアサイニーと呼ばれる駐在体験を必ずします。そこで否応なしに英語をしゃべれるようにさせるわけです。全然駄目だった奴も2~3年後に帰国する際には見違えるようになっています。
ちょっと横道にそれますが、英語ができるようになるには海外駐在とかワーキングホリデーなど、海外で働くことがベストです。つまり、英語をしゃべらないと生きていけないような環境で生活するのです。
日本で教室形式の英語学校に通ってしゃべれるようになった人を私は知りません。日本で習うとしたらお金を払って個人授業を受けるべきです。
ただ、英語はあくまでも伝達手段ですから、いくらしゃべれても仕事ができることは意味しません。「英語がしゃべれて仕事ができない人」と「全然話せないが仕事ができる人」を比べたら、そりゃ後者の方が会社にとって大切です。英語を話すということ自体が、どうも過大評価されている気がします。
できるようになるべきなのは、まず仕事、英語はその後でしょう。
えっ、私自身の英語力ですか?まあ旅行にいっても困らないし、仕事でも軽度なら使えます。私は海外生活の経験はない(あるのは1ヶ月のホームステイ程度)ので、駐在員などには遠く及びません。
多少でもできると海外出張の機会があると優先的に選ばれますし、向こうでも現地の人とコミュニケーションできて楽しいので、それはしゃべれた方が得ではあります。
でも、しょせんは「お得」というレベルです。英語を勉強しようとされるなら、まず目的が何なのかをはっきりされた方がいいと思います。
自分が心から必要だと思わない習いごとは、なかなか身につきませんからね。(続く)
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
わが愛の洗濯乾燥機(縦型)
ふわふわした触感が好きだ。特にタオル、肌着など。普通の洗濯機しか持っていなかった頃、洗濯物をふわりとさせたいがため、わざわざコインランドリーの乾燥機まで乾かしに行ったりした。
長年使った洗濯機の調子がおかしくなったのを機に、ぼくは洗濯乾燥機を買うことにした。それが3年前の話。本当はガスの乾燥機、電気でもドラム式のやつが欲しかったのだが、うちではスペース的に無理だ。結局買ったのは、普通の洗濯機と同じ形をしている縦型の洗濯乾燥機。日立製だ。(写真左)
うちへの納品の日は、朝からウキウキした。もうポリ袋に入れた洗濯物持って、コインランドリーまで歩かずにすむのだ。思えば、雨の日、暑い夏、寒い冬、本当につらかった。これで、自宅で服をふわふわに乾かせるのだ。
見てくれ、俺の、この甲斐性。 天国の母も、きっと息子を誇らしげに思っていることだろう。
電器屋さんが帰ってから、さっそく洗濯に取りかかる。機械真ん中の「洗乾ボタン」(写真中)を押せば洗濯から乾燥まで自動でやってくれるとのこと。縦型なのに、このコンパクトな機械で......ひゃっほー!さすがは日立、日本が誇る家電の王者。
洗濯物と洗剤を入れ、さっそく緑のボタンを押す。ウィーンという頼もしげな音をたて、機械は動き出した。約3時間の洗濯+乾燥の間、ぼくは何度もニコニコしながら機械の様子を見に行った。同居の猫は、妙にハイな飼い主をいぶかしげに見ている。
やがて、乾燥終了のチャイム。高らかに響き渡る。
♪パラーピレポーレパララ、パララパララ、パラパラピレポーララ~
ぼくには、それが日立の勝利宣言に聞こえた。
そして、洗濯機のふたを開け、中を見て、ぼくは固まった。
ご存知の通り、洗濯機で衣類を洗うと、脱水時の遠心力で底の方へドーナツ状に衣類が溜まる。(写真右)
ぼくの一週間分の衣類はその状態で、つまり固まったドーナツ状に乾いていた。それもカチンカチンに。
僕は洗濯槽に手をつっこみ、元は衣類だった巨大ドーナツを取りだした。この世でもっとも役に立たないオブジェ。それぞれの衣服は分子レベルで結合しているらしく、取ろうとしてもなかなか離れない。
ようやく力任せにタオルを一本引き剥がした。ボロボロと繊維の粉が周囲に散る。昔、テレビで見た絶対零度の実験を思い出した。液体窒素につけたバラの花が粉々になるやつ。
タオルは、一本のひもだった。開いても、すぐまたひもに戻った。顔をふく暇などない。次に剥がしたズボンも、まるで巨大なねじり鉢巻きのようだった。
無理矢理足を入れてみると、密着感がすごい......まるでスパッツ。会社にはいていったら、何と言われるだろうか。
やはり縦型の機械では無理だったのだ、洗濯物をほぐすの。 日立の馬鹿、強がって洗乾ボタンなんか作りやがって。
しかし、あの巨大ドーナツ。乾いたところを見たことのある人は、そういないのではないか。何か使い道はあるか?確かに量はコンパクトになる。圧縮されているので、通常の五分の一以下だろう。
旅行に持って行くには、きっと便利だ。旅行カバンからこのドーナツを取り出せば、一緒に行った人は驚くだろう。「こいつは、できる......」と一目置かれるかもしれない。
難点は、しばらくお湯につけておかないと着れないことか。
結局、洗乾ボタンは使い物にならないので、洗濯後、衣類を手でほぐして量も減らし、あらためて乾燥ボタンを押すことにした。
それから3年。洗濯乾燥機は寒い日も暑い日も、ぼくの衣類を洗い、ふかふかに乾かし続けてくれた。
だが、ついに昨年、機械がおかしくなった。乾燥機能が働かないのだ。3時間ぐらい、それっぽくウィーンとか言いながら動いてはいるのだが、衣類があまり乾かなくなってしまった。毎回、高らかにチャイムが鳴り、ふたを開けては裏切られる、ということが続いた。
ぼくも意地になり、日曜日に洗った服を月曜から金曜まで出勤前に毎日乾燥ボタンを押す、ということまでやったら、ようやく乾いた。まあ一週間もかけるんだったら、普通に干した方が早かったろうが。
週末に修理の人に来てもらった。そのおじさんは機械を分解して、湿った洗濯クズを除去してくれた。数年使うと自然に溜まってしまうものらしい(説明書には、そんなこと書いてなかったが)。たぶん、これで大丈夫だが、駄目なら、もう修理の手段はないと言う。
つまり、ぼくの自慢の洗濯乾燥機は、単なる洗濯機になってしまうのだ。洗濯機能が使える限り、買い換えるなどは馬鹿馬鹿しい。だが一度ふわふわを覚えた以上、もう室内干しには戻れない。また、コインランドリー通いに逆戻りか...。
おじさんが帰った後、ぼくは絶望半分で服を洗い、乾燥ボタンを押した。 もう1回、もう1回だけ、機械を信じてみようと思ったのだ。
3時間が経過した。何度も裏切られた、高らかなチャイム。 ぼくは意を決して、洗濯乾燥機のふたを開けた。
やった。乾いている。ふかふかに乾いている。 どこからか、中島みゆきの「地上の星」が聞こえてきた。
♪風の中のすばる 砂の中の銀河
みんな何処(ドコ)へ行った
見送られることもなく~
涙がとまらなかった。 「ありがとう!」そう言いながら、ぼくは機械を抱きしめた(嘘じゃ)。
これからもいろいろなことがあるだろう。 でも、洗濯乾燥機が洗ってくれる限り、乾かしてくれる限り、ぼくは生きていける。
がんばれ、ぼくの洗濯乾燥機。
外資系企業のいいところ(3)休日と給料
【過去ログ】
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
外資系企業のいいところ(2)研修みっちり
●休日
比較的休みやすいのは外資系のいいところですね。
私が今いる企業はそうではありませんが、夏休みだといって、盆に一斉休暇を取らせるのは社員にとっていい迷惑だと思います。どこへ行くにも混んでいるし、値段が高いです。
外資系企業(欧米系ですよ)の場合は好きな時に休めることが多いですし、夏休みなどは続けて2週間休む人も珍しくありません。こういう習慣は外人さまさまという気がします。
あっ、言っておきますが、これは休暇の話ですからね。ふだんはめちゃめちゃ働かされますから。それなのに残業代を踏み倒されることも外資系の方が多いようです。私がいた会社なんて......おっと、いいところでしたね。やめておきます。
●給料
はいっ。外資系で営業というと、おなじみのコミッション、つまり歩合給です。売れば売るほど給料がもらえます。青天井も珍しくありません。
かなり前の話ですが、某外資系IT企業の営業はNTTドコモの絶頂時に製品をたくさん売りつけ、年収2億円を稼いだそうです。この会社では、ある金額以上を売り上げると、その10%が営業の懐に入る仕組みになっていました。今はどうだか知りませんが。
ただ、会社だって馬鹿じゃないので、そう簡単にはお金がもらえないようになっています。このへんの話はショートショート「ストレス 」に書きました。未読の方はお読みください。
私は縁あって日本の企業に転職したのですが、その時は減収覚悟でした。出向社員として2年間働き、あまりに職場の人たちが素晴らしかったので、そのままこちらへ逃げてきました。多少給料が下がってもこちらで働きたいと思ったのです。
今の会社の人事が「うちはこのぐらいしか出せませんが」とすまなそうに出した条件を見て驚愕しましたね。全然もとの会社の給料よりよかったのです。これは私が特別というわけではなく、実はみんなそのぐらいもらっていたのでした。
外資系企業で気違いじみたノルマに追われて稼いだ歩合給より、こちらで普通に働いてもらえる固定給の方が額が多かったわけです。今まで何をやっていたのだろうと呆然としたのを覚えています。
●就職活動中の学生さんへ
外資系の話とは関係ありませんが、もし、これを読んでいたら、アドバイスがあります。サラリーマンの愚痴で、もっとも多いのが給料と休日(もしくは労働時間)です。それなのに意外と学生が重要視しないポイントでもあります。あまり実感がないのですね。
これは一度会社に入ってしまうと、条件が変わることはまずありません。急に給料が上がったり、休めるようになったりしないです。
悪いことは言いませんから、その会社の給与と休日はしっかり調べてから入社しましょう。比較的情報は入手しやすいです。それをせずに、入社してからガード下の飲み屋で愚痴っても遅いですから。
くれぐれも気をつけましょう。
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
外資系企業のいいところ(2)研修みっちり
●休日
比較的休みやすいのは外資系のいいところですね。
私が今いる企業はそうではありませんが、夏休みだといって、盆に一斉休暇を取らせるのは社員にとっていい迷惑だと思います。どこへ行くにも混んでいるし、値段が高いです。
外資系企業(欧米系ですよ)の場合は好きな時に休めることが多いですし、夏休みなどは続けて2週間休む人も珍しくありません。こういう習慣は外人さまさまという気がします。
あっ、言っておきますが、これは休暇の話ですからね。ふだんはめちゃめちゃ働かされますから。それなのに残業代を踏み倒されることも外資系の方が多いようです。私がいた会社なんて......おっと、いいところでしたね。やめておきます。
●給料
はいっ。外資系で営業というと、おなじみのコミッション、つまり歩合給です。売れば売るほど給料がもらえます。青天井も珍しくありません。
かなり前の話ですが、某外資系IT企業の営業はNTTドコモの絶頂時に製品をたくさん売りつけ、年収2億円を稼いだそうです。この会社では、ある金額以上を売り上げると、その10%が営業の懐に入る仕組みになっていました。今はどうだか知りませんが。
ただ、会社だって馬鹿じゃないので、そう簡単にはお金がもらえないようになっています。このへんの話はショートショート「ストレス 」に書きました。未読の方はお読みください。
私は縁あって日本の企業に転職したのですが、その時は減収覚悟でした。出向社員として2年間働き、あまりに職場の人たちが素晴らしかったので、そのままこちらへ逃げてきました。多少給料が下がってもこちらで働きたいと思ったのです。
今の会社の人事が「うちはこのぐらいしか出せませんが」とすまなそうに出した条件を見て驚愕しましたね。全然もとの会社の給料よりよかったのです。これは私が特別というわけではなく、実はみんなそのぐらいもらっていたのでした。
外資系企業で気違いじみたノルマに追われて稼いだ歩合給より、こちらで普通に働いてもらえる固定給の方が額が多かったわけです。今まで何をやっていたのだろうと呆然としたのを覚えています。
●就職活動中の学生さんへ
外資系の話とは関係ありませんが、もし、これを読んでいたら、アドバイスがあります。サラリーマンの愚痴で、もっとも多いのが給料と休日(もしくは労働時間)です。それなのに意外と学生が重要視しないポイントでもあります。あまり実感がないのですね。
これは一度会社に入ってしまうと、条件が変わることはまずありません。急に給料が上がったり、休めるようになったりしないです。
悪いことは言いませんから、その会社の給与と休日はしっかり調べてから入社しましょう。比較的情報は入手しやすいです。それをせずに、入社してからガード下の飲み屋で愚痴っても遅いですから。
くれぐれも気をつけましょう。
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
パン屋での惨劇
その場で食べることもできるパン屋で起きた話。
ぼくがクリームパンと思ってかぶりついたパンはあんパンだった。よく見ると、店のパンの前に置かれた表示があんパンとクリームパンで逆になっている。
一応言っておいた方が親切だろうと思い、近くにいた女の子の店員に違ってるよと伝えた。
一瞬息を止めた店員、信じられないと言う表情のままパンの前に走り、あわてて表示を直す。そしてぼくに向かって、店内の全員が注目するほどの大声で叫んだ。
「お客様、申し訳ございません!あんパンとクリームパンを間違えておりました!」
時間が止まった。客も従業員も皆固まり、何事だろうとこちらを見ている。なおも店員は真剣な顔で言った。
「ただいま焼きたてのクリームパンをお持ち致します。少々お待ちください!」
ぼくは恥ずかしいのと、これ以上甘いパンを食べたくないの両方で必死に遠慮したが、彼女は聞き入れない。 やがて、ホカホカのクリームパンがうやうやしくぼくの前に差し出された。
その店員は半分ベソをかいて、じっとこちらを見ていた。店内にいた十数名の客と従業員全員もぼくを見ていた。
もはや、クリームパンを持ち帰ることなどできなかった。ここで食べるしかない。ぼくは自分の運命を受け入れた。衆人注視の中、顔から火が出そうな思いでそれを食べた。
頭の中をさまざまな思いがめぐる。
今、あんパンを食べたばかりなのに、なぜ続けてクリームパンを食べなくてはならないのか。しかも、みんなに見られながら。わけがわからなかった。俺が何か悪いことをしたか?クリームパン欲しさに文句をつけたクレーマーみたいじゃないか。俺も一応会社では管理職だぞ。まさかパン屋で公開処刑されるとは。
ゆっくりと時間が過ぎていった。遅すぎるぐらいに。
外資系企業のいいところ(2)研修みっちり
【過去ログ】
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
●研修みっちり
外資系と日本の企業では、研修制度が大きく異なります。私が所属した外資系企業は、新人研修にかける手間、費用、時間が半端ではありませんでした。今からお話するのは、やや極端な例だとは思います。
4月に新入社員として入社する時点で営業に配属されることは決まっていたのですが、実際に顧客を担当するようになったのは翌年の1月でした。
4月から1月の間、9ヶ月間は何をしていたかというと研修所と配属先の往復です。2週間研修にいたら、また配属先で2週間……という具合でした。
研修所では製品知識の講義と、営業ロールプレイ研修(お客さん役の教官に製品を売り込む練習)を徹底してたたきこまれます。プレゼンテーションの練習も嫌になるほどやらされます。
最後は合宿研修において、ロールプレイで契約締結、つまり合格しないと営業になれないのです。何回か不合格となると営業不適格とされ、別の部門へまわされます。
配属先ではトレーニー(研修員)と呼ばれ、完全に半人前扱いです。やらされることは雑用と、先輩社員の手伝いでした。新入社員当時、私たちは自分たちのことを士農工商、犬、金魚、トレーニーと呼んでいたぐらいです。
この9ヶ月間という研修期間を長いとお感じになるでしょうが、これでも短縮されたのです。私の1年前は丸1年だったそうですし、そのさらに前は1年半だったこともあったそうです。つまり、ここまでやって、社員のスキル底上げおよび均質化を図っているのです。
今いる日本企業では製品知識の講義など1週間かそこらです。研修期間も1ヶ月あるかないかで、現場に放り出されます。確かにOJT(現場研修)は一番力がつくのですが、素養のないところに実地で頑張れと言っても無茶な話でしょう。
その結果、外資系の営業より、日本企業の営業の方が力にばらつきが大きい気がします。営業は個人商店になりやすいので、センスのいい者は自分で成長していきますが、そうでもない者は自己流で妙なくせがついたりして、伸び悩みがちになってしまうのです。
いたずらに研修期間が長ければいいとは思いませんが、少なくとも、営業を一人前にするためには先輩の手伝いをする期間が絶対に必要です。教育のあり方については、またあらためてお話します。(続く)
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
●研修みっちり
外資系と日本の企業では、研修制度が大きく異なります。私が所属した外資系企業は、新人研修にかける手間、費用、時間が半端ではありませんでした。今からお話するのは、やや極端な例だとは思います。
4月に新入社員として入社する時点で営業に配属されることは決まっていたのですが、実際に顧客を担当するようになったのは翌年の1月でした。
4月から1月の間、9ヶ月間は何をしていたかというと研修所と配属先の往復です。2週間研修にいたら、また配属先で2週間……という具合でした。
研修所では製品知識の講義と、営業ロールプレイ研修(お客さん役の教官に製品を売り込む練習)を徹底してたたきこまれます。プレゼンテーションの練習も嫌になるほどやらされます。
最後は合宿研修において、ロールプレイで契約締結、つまり合格しないと営業になれないのです。何回か不合格となると営業不適格とされ、別の部門へまわされます。
配属先ではトレーニー(研修員)と呼ばれ、完全に半人前扱いです。やらされることは雑用と、先輩社員の手伝いでした。新入社員当時、私たちは自分たちのことを士農工商、犬、金魚、トレーニーと呼んでいたぐらいです。
この9ヶ月間という研修期間を長いとお感じになるでしょうが、これでも短縮されたのです。私の1年前は丸1年だったそうですし、そのさらに前は1年半だったこともあったそうです。つまり、ここまでやって、社員のスキル底上げおよび均質化を図っているのです。
今いる日本企業では製品知識の講義など1週間かそこらです。研修期間も1ヶ月あるかないかで、現場に放り出されます。確かにOJT(現場研修)は一番力がつくのですが、素養のないところに実地で頑張れと言っても無茶な話でしょう。
その結果、外資系の営業より、日本企業の営業の方が力にばらつきが大きい気がします。営業は個人商店になりやすいので、センスのいい者は自分で成長していきますが、そうでもない者は自己流で妙なくせがついたりして、伸び悩みがちになってしまうのです。
いたずらに研修期間が長ければいいとは思いませんが、少なくとも、営業を一人前にするためには先輩の手伝いをする期間が絶対に必要です。教育のあり方については、またあらためてお話します。(続く)
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
外資系企業のいいところ(1)マニュアルは優秀だ
【外資系の暗黒面?は、こちらから】
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
●マニュアルが優秀だ
これまで、外資系企業の暗黒部を中心にお話してきましたが、当然よいところもたくさんあります。私が在籍した会社の例ですが、いくつかご紹介しましょう。
これはたぶん、第二次大戦の頃から変わらないと思うのですが、日本人は個人を鍛え上げることによって技術を高め、匠(たくみ)を目指す方向にあるようです。
一方で欧米系は、マニュアルや研修を整備し、業務を標準化することによって、どんな人間でもそれなりの仕事ができるように持って行きます。このへんの違いは第二次大戦で空戦を扱った書物が参考になります。
初戦は個人技に勝る日本の零戦パイロットが圧倒しましたが、後半で消耗戦になると、平均レベルがそこそこ高くて数が多い米軍パイロットにやられた……という内容です。興味をお持ちの方は、ぜひ読んでみてください。
特に米国では、人種、言語、教育程度が異なる人々に同一の仕事をさせなくてはいけないという背景があります。そのノウハウは侮れません。あらゆる職務にマニュアルが準備され、研修を受けた後にそれを読めば、一通りの仕事ができるようになります。
日本企業に転職して、まず困ったのが、このマニュアルの不在です。業務に必要な情報も散在していたり、そもそもすぐわかる場所になかったりして、非常に不便でした。
すべてが口伝の世界なのです。口頭で前任者や経験者に尋ねないと、何もわかりません。ひどい場合には異動や退職などで担当者が不在となり、誰もその情報を知らないことさえありました。
このへんは日本企業も専任の担当者をつけ、業務マニュアルやデータベースの整備をきっちり行うべきだと思います。人に訊く手間、情報を探す手間を省ければ、業務の生産性は桁違いに上がります。
で、日本の企業でこういう部門に人材配置をしようとすると、すぐ他で使えない人をもってきたりします。それでは駄目なんです。ちゃんと、優秀な人にやってもらわなくては。
私の経験上ですが、このへんの作業をきっちりやるのは、男性より女性の方が得意なようです。
(続く)
【ここから宣伝。10月10日まで掲載】
私が書いた以下の作品が「第1回 誠 ビジネスショートショート大賞」 で一次予選を通過しました。ぜひご覧ください。※事務局にレイアウトを直していただきました。見やすくなっています!
「ストレス」
http://blogs.bizmakoto.jp/makotonovel/entry/5515.html
もし面白かったらで結構ですので、 作品ページ右上の Facebook「いいね!」ボタンをクリックしていただけたり、ツイートしていただけるとたいへん嬉しく存じます。
【書評】ビアンカ・オーバースタディ
筒井康隆の信者としては、実に嬉しい作品だ。
ライトノベルである。見てもわかる通り、このイラストである。筒井康隆は私の父より年長の77歳である。あの「時をかける少女」の作者である。
それなのに各章のタイトルは「哀しみのス××マ」、「喜びのス××マ」、「怒りのス××マ」、「愉しきス××マ」、「戦闘のス××マ」と全部、この単語が入っている。
※当ブログは品の良さが売りなので、あえて伏せ字にした。意味がわからない人、書店で手に取るべし。ヒントはイラストのビアンカが手に持っている物である。
そして入っているだけではなく、実際にストーリーに重要な役割を果たしているのである。こんな小説、私が中学生の時に読んだら鼻血を出していただろう。
かと言って、下品なアダルトビデオもどきではなく、もちろん一級のSF娯楽小説だ。ドタバタがとにかくいい。電車の中で何度か声を出して笑ってしまった。
このイラストと作者名(時をかける少女)を見て買ったはいいが、冒頭の数ページで投げ出す少女、筒井康隆は好きだが、何だ子供向きかと買おうとしない大人の読者......必ずいるはずだ。
「時をかける少女」の作者が書いたライトノベルというだけで、普通に書けば売れるはずなのだが、あえて読者を選んでいるとしか思えない。巨匠じゃないと、とてもこんなことはできない。
昔、筒井康隆を読んで面白かった記憶のある方、もちろん今も読んでいる方、ぜひこの本を買って欲しい。
私は自分が筒井康隆と同時代に生まれたことを心から嬉しく思う。77歳でこんな凄い作品が書けるなんて。巨匠のあの方やあの方(あえて名を秘す)は晩年、結構パワーが目に見えて落ちていたものだった。
ところが、筒井康隆は違う。まったく衰えていない。
こんな老人に私もなりたい。巨匠に向かって失礼だが、あえて申し上げる。
筒井康隆、本当に恐るべし。
【ここから宣伝。10月10日まで掲載】
私が書いた以下の作品が「第1回 誠 ビジネスショートショート大賞」 で一次予選を通過しました。ぜひご覧ください。※事務局にレイアウトを直していただきました。見やすくなっています!
「ストレス」
http://blogs.bizmakoto.jp/makotonovel/entry/5515.html
もし面白かったらで結構ですので、 作品ページ右上の Facebook「いいね!」ボタンをクリックしていただけたり、ツイートしていただけるとたいへん嬉しく存じます。
外資系企業はこんなところだった(5)日本企業に転職して
(過去ログ)
外資系企業はこんなところだった(1)
外資系企業はこんなところだった(2)選ばれし民
外資系企業はこんなところだった(3)株式会社XX日本支店
外資系企業はこんなところだった(4)外資系出身の日本企業社長
●日本企業に転職して
縁あって、外資系から日本企業に転職することができました。そこで私が最初に思ったことは、これでした。
「一年って、つながっているんだなあ……」
外資系(特に米国企業)では、一年が四半期ごとにブツ切れです。来年の話どころか、三ヶ月先のことを語ると鬼が笑ってしまいます。締めの月に異常なプレッシャーをかけられたこと、そこで数字を上げるために七転八倒したことは、前にお話した通りです。
まさに『百姓と油は絞れば絞るほど出るものなり』の世界でした。
それが、スコーンと、なくなったのです。
もちろん、日本企業でも営業に対する圧力はあります。数字が足りない人間をのほほんと見逃してくれたりはしません。
ところが、ところがです。
外資系で経験したような理不尽な圧力はありません。顧客に迷惑をかけたり、犯罪まがいのことをやってでも数字を上げろとも言われません。契約締結が遅れることに筋が通った理由があれば、ちゃんと上は理解してくれます。
前の外資系企業であれば、「契約が取れるのがわかっているのなら、代理店に押し込め!」となったところですが。※このへんの話はショートショート「ストレス 」に書いてあります。
精神的には比較にならないほど楽になりました。転職した私を見て、学生時代の友人から「憑きものが落ちたような顔をしているな」と言われたほどでした。前の会社では相当重いものを背負っていたのです。それがなくなったのですから、顔もスッキリするでしょう。
今の会社にもいろいろ問題はあります。決して桃源郷ではありません。でも、私自身は二度と外資系企業に戻りたいとは、思っておりません。
以上、外資系企業の暗黒面を5回にわたってお伝えしました。次回からは「外資系企業のいいところ」をお伝えします。はい、そこ、「えーっ、あるんかい??」なんて言わないように。
ちゃんとありますから。
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