高齢者になると、些細なことでも大きなケガになりがちです。
加齢とともに体力や判断力が衰えてくると、それまでなんの問題もなかった
風呂場やトイレ、階段、部屋と廊下の段差が、いつの間にか危険な場所へと
変わってしまいます。
こうなれば、自宅をリフォームして住み続けるか、独り暮らしなら家族や親族と
同居するか、高齢者施設へ入居するか、選択しなければならなくなります。
ここでは自宅のリフォームについて考えてみましょう。その際に考えたいのは、
なにかあったときにこれまでと同様に暮らせていけるのか、
車椅子の必要性があるのか、介護してもらう必要性があるのかという点です。
それによってリフォームする部分も変わってきます。
以下に一般的な留意点を挙げておきます。
◆床の段差をなくす
日本家屋は意外と段差が多い。
廊下と部屋の仕切りや玄関の上がりかまちの段差をなくす。
段差の解消が難しい場合は、わざと段差が目立つように彩色して
気づきやすくする。
◆手すりをつける
階段、廊下、風呂場、トイレ、玄関などに手すりをつける。
◆扉は引き戸か折り戸にする
高齢者にとって扉の開け閉めは、意外に厄介です。
引き戸や折り戸なら車椅子の場合でも使いやすい。
◆ヒートショック対策
冬の時期、温かいリビングから寒いトイレに移動するとき、また温かい風呂場
から寒い脱衣所に移動したとき等に、
温度差により脳卒中や心筋梗塞を起こす人がいる。
そのため、部屋による温度差が小さくなる工夫をする。
◆予備灯の備え付け
廊下や階段など足元を照らす。
◆滑り止めの設置
特に風呂場や階段、廊下を滑りにくくする。
◆トイレは広めに
万一、介護が必要になったとき、狭いトイレでは動きづらい。
◆住宅改修支援制度
住宅改修支援制度とは、介護保険で要支援と要介護1~5の認定を受けた
高齢者の住む住宅をバリアフリーにしたり、手すりをつけたりする費用が
1割負担で行えます。改修費用の上限は20万円です。
一旦は改修費用全額を支払い、その後申請すると上限金額内の
9割が戻ってきます。原則として1回のみですが、例外として、
改修後移転した場合と、初めて住宅改修をした時点から介護区分が
3段階以上アップした場合(1回のみ)は再度利用することができます。
この制度を利用する際は、事前申請が必要ですので、
工事着工前に市区町村に届出をしなければなりません。
また、住宅金融支援機構には高齢者向けのリフォーム融資があります。
これは存命中は利子のみを返済し、元金は亡くなった後に
一括返済するという仕組みです。
次回は生前贈与の活用法について考えましょう。
このブログを書くにあたってこちらの本を参考にさせていただきました。

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ではこれ位で・・・・また明日(^-^)ノ~~
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