再生計画の順番と実作業の日時ともズレるが、完結した作業から記事にしていく。
不調を抱えていたヒーターを外したついでにオーバーホールした。
症状として出てたのは
- スイッチONでも動かないが蹴ると動く時がある
- 動き出しても突然止まったりする
- その動き始めにギャ~~~~!っという断末魔の叫びをあげる
- 時に叫び続けでうるさ過ぎで閉口→OFF
動いたり動かなかったりはおそらくアースが取れてないのが原因。スイッチやアース端子をチェックしなければならん。ギャー音はモーターベアリングだろうな~と思いながらヒーターの分解修理を行った。
分解するのは2回目で、前回はヒーターコアからの水漏れだった。ポタポタにあらず、じゃーっと出るくらいの大惨事。当然冷却液が無くなるのですぐに修理した。
実はローバーミニのヒーターはオーバーヒートの兆候があった場合に少しでも熱を逃すため夏でも作動させることがあるのだ。
可愛らしい外観と裏腹にハードボイルドな我がミニにある唯一の軟弱快適装備かもしれないが、実用性の高い排熱装置でもある。
これが使えないのは実は危なかったりする。
↓分解バラバラ
↓前回修理のホース取り付け口
樹脂製の口が根本で折れていたため、アルミのパイプを入れて補強してからシリコンコーキングで固定してある。以来10年以上漏れてないから修理方法としては間違ってなかったのだろう。
↓ブロアモーターをチェック
12Vを流すとちゃんと動いた。軸を揺さぶってもガタツキは感じない。ベアリングの異常ではなかったようだ。
音の原因は何だったのか?
ヒーターコアの外周にはスポンジが貼り付けてあり本体ケースに圧入することでケース内部に固定されているのだが、このスポンジがボロボロの粉状態になっていた。構造から推察するに、どうやらモーターの振動でアルミのコアが金属ケースに触れて断末魔の叫びをあげていたようだ。
前回OH時にはコア周辺に純正と同じようなスポンジを入れていた。今度は劣化しにくいウレタンクッションと厚手のビニールシートで挟みコアを固定することにした。
画像は撮り忘れたが、分解したパーツを全て水洗いしたあとルーターでサビを落として黒く塗装しなおしている。元通りに組付けて完成。
↓完成体でチェック!
紙を切って送風口に置いてみた。しっかり風が出ておる。もちろんスイッチ、モーターとも良好。何度やってもギャー音は出ず、ON/OFFもしっかり作動することを確認した。
↓パワープローブ
パーツに電気を流して実際に作動させたりできる。正常かどうかをチェックするだけならこれが一番簡単で使い勝手が良い。使っているのはSnap-on製だが、構造は単純なので市販の安い物でも充分実用的。
作業中びっくりしたのはコアのパイプに水を流すと大量のサビが出てきたこと。水圧を掛けて何度も流してサビ色が出なくなるまで洗浄しておいた。
コアはアルミだから赤さびなど出るはずがない。エンジン内部のサビ(ローバーミニのエンジンはアルミではなく鋳鉄なのだ)がヒーターコアに溜まっていたのだろう。
これはエンジンのクーリングラインを洗浄する必要がありそうだ。
でもとりあえずヒーターの修理は完了した。
完治じゃ!
(カバーを留める小さなネジが2本無くなったのはナイショ)




