予告ではグランドカバー大作戦のハズだったが、その前にやっておかなければならない事があった。
庭の排水性を改善しなくては植物を植えることができないのだ。
何度も書いた通り当家の庭は真砂土仕上げになっている。
本来排水性の高い土質だが、我が家の庭は少しまとまった雨が降ると直ぐにプール状態になっていた。
長い時は雨が上がってから3日くらいは水たまりが残っていることがある。水たまりができるのはデブ犬のせいで庭の地面が凸凹になっているためではあるが、何日も水たまりが残るのは変。
これは以前の報告「地盤調査結果」のとおり、地盤が強固でカッチカチなためだと思う。
新築工事の前、地盤を下げた後に何度か更地の敷地に入ったが、粘土質の土に石が混じる地面で、いかにも山を削って開発した住宅地らしい土地だなと思ったものだ。予想通り、地盤が強固なおかげで地盤改良費は不要となった。
しかし、これがあだとなる。
真砂土のしたに粘土層があるのでカッチカチな反面、水が浸み込みにくいのだ。
何日も水が引かないと植物の根が腐る。デブさん走れない。
そこで今回グランドカバー大作戦の前に地面の下に浸水するパイプを通し、暗渠(地面の下にある水の通り道)っぽい物を作って排水性を改善しようと考えた。
ちょうど先週休みなしだったため代休があり3連休。
まとまった休みはなかなか取れないので作業するなら植物を植える前のこのタイミングしかあるまい。
初日は計画を立ててパイプなどの調達。午後から作業にかかる。
まず暗渠のパイプを通す位置に穴を掘ろうとシャベルで挑むが、1週間以上雨が降ってないせいで庭土の表面がカッチカチ(笑) 全く歯が立たないので、水を撒いておいて明日穴掘りすることに。
↓夕方たっぷり水を撒いておいた
黄色いのは遊べと持ってくるデブボール。水に濡れるのは嫌いなくせにドロドロになりながらもボールは持ってくるのだ。
翌日、朝もう一度水をまいてから作業に入る。
↓石ころだらけ
土の色が違うのが判るかな?雨水口の向こうに見えるのは全て発掘された石コロ。大きいのはソフトボール以上。
黄色いのは遊べと持ってくるデブボール。穴を掘っててもボールを穴の中にほおりこんでくる。
邪魔やがな。誰のために苦労してると思っておるのか!
なんとか掘り進めて道を作り、形に合わせてパイプを切断。ドリルで横と上とに穴を開けておく。
雨水枡にも三角錐状のステップドリルで穴を開けて少し揉んで広げる。(ステップドリル探すのに倉庫を整理。3時間ロス)
↓暗渠用のパイプ
もちろん傾斜をつけて雨水枡に流れるようにしている。
↓雨水桝に穴開けて接続
↓浸水シートが無いので、土嚢袋を切断して作成した
この袋は門柱DIYの際にシミズホームさんから土を貰った時の物。砂利を入れて海苔巻き状に包みこむ。
↓上から真砂土を入れて覆う
↓水をブチ撒く
↓右の細い暗渠パイプから水が出る事を確認
↓もう一つの雨水桝
こちらは短いパイプを出しただけだが、水がなかなかでなかった。真砂土が足りなくなって粘土質の土を上にかぶせたせいだと思われたので掘り返してバラスだけにしてみた。すぐに水出た。
一応完成。
本当は庭全部に暗渠を作りたかったが、実際には真砂土の厚みが足りず、擁壁のコンクリが剥き出しになって邪魔でパイプを通せないことが分かったため経験上水が溜まりやすい(デブロードが低くなってるため)建物西側の半分までとした。
問題のデブさんが掘り倒す角の部分は、穴掘り対策に良さげな物を見つけたので購入。駐車場などで砂利が飛んでいかないように敷くものらしい。
¥4000もしたが、惜しげもなく半分に切断。形状に合わせ、擁壁コンクリを迂回しながら埋めていく。
↓砂利留めのゴムシート
実は全部繋がっている。切り損ねのタクアン状態。
これに土をかぶせるが、おそらくデブさんが地団太踏んでも土が飛びにくいハズ。
最後に植え付け作業に備えて土を柔らかくするため水を撒いておいた。
本日はここまで。
明日はゴムシートに土をかぶせて埋めつつ、ヒメイワダレソウを植えていくことになる。
おそらく穴から根を張ってくれるだろう。
土が飛ばなくなると良いな。