ふ・ざ・け・る・な!まずは3年程実績を積め。話はそれから、だ。ー【毎日社説】輸出規制と日韓関係 失ったもの直視すべきだ


 リストは後継するが、やたらに韓国の肩を持つアカ新聞社説を揶揄するチョウセン擁護論シリーズも、これで18本目になるらしい。一つ前の記事では東京新聞社説を取り上げた(ね・ぼ・け・る・な!ー【東京社説】対韓輸出規制 見直しの機会を生かせhttps://ameblo.jp/zero21tiger/entry-12602498416.html )

 

 

が、やはり日本は、韓国に対する”輸出規制(*1)を緩和しろ!と主張する根拠・理由は武漢肺炎禍で経済低迷する世界で、”輸出規制”は望ましくない。と言う「お為ごかし」だった訳だが、さて今回の毎日社説は、何と言っているのかな・・・
 
 
  • <注記>
  • (*1) 我が国は、ホワイト国指定という韓国に対する輸出優遇を、停止しただけですが、何か? って突っ込みは、チョウセンジンやアカ新聞には、無駄らしいや。事実、下掲の毎日社説も、そのタイトルで「輸出規制」と明記してしまっている。
  •  心、此処にあらざれば、見るとも、見えず。以て他山の石としよう。 
 

【毎日社説】輸出規制と日韓関係 失ったもの直視すべきだ

輸出規制と日韓関係 失ったもの直視すべきだ
毎日新聞2020年6月12日 東京朝刊
 
 隣国との関係はどうあるべきか、冷静に考える必要があろう。
 
 韓国が、日本による半導体材料の輸出規制強化について世界貿易機関(WTO)への提訴手続きを再開すると発表した。
 
 日本は昨年7月、韓国の輸出管理体制の不備を理由に規制を厳格化した。韓国は体制強化に応じ、規制を元に戻すよう求めてきた。それを日本が拒否したので、いったん止めていたWTOの手続きを再開するのだという。
 
 経済産業省は今年3月の日韓協議で韓国の措置を歓迎すると表明していた。にもかかわらず、今度は運用状況を見ないと元に戻せないと主張している(*1)。
 
 日本が応じない本当の理由は、韓国が徴用工問題で前向きな対応を取らないからではないか(*2)。
 確かに、徴用工問題での文在寅(ムンジェイン)政権の姿勢は受け入れがたい。国交正常化の際に結んだ日韓請求権協定まで、ないがしろにするものだからだ。きちんと対応するよう、強く求めていくことは当然だ。
 
 韓国の対応には他にも、首をかしげざるを得ない点がある。
 
 日本が新型コロナウイルスへの対応に追われている時に期限を切って規制を元に戻すよう要求してきた。一時は、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄まで対抗措置として持ち出した。
 
 一方で日本側の主張にも無理がある。安倍晋三政権は、輸出管理と徴用工問題は全く関係ないと主張してきた。そうであるなら、韓国が不備を正したのに認めないというのは理屈が通らない(*3)。
 
 日韓関係がこじれたことの影響は大きい。
 
 肝心の徴用工問題では建設的な協議に入れなかった。その間に、差し押さえられた日本企業の資産売却の手続きは進んだ。
 
 コロナ対策では韓国に学ぶべき点が多い。第2波への備えや、経済立て直しでも協力できることは少なくないはずだ。
 
 対立を深める米中との向き合い方でも、立場の似た両国が協力できれば双方の利益になる。それなのに現実は、対北朝鮮政策での連携すら心配になるほどだ。
 現状は日韓いずれの国益にも反する。両国の政治指導者は、この間に失われたものの大きさを直視すべきだ。
 
  • <注記>
  • (*1) 歓迎は、するさ。良い方向だから、な。だが、日本が韓国をホワイト国再指定するには、全く不足だ。それだけの前科が、韓国にはあ、ある。 
  •  
  • (*2) 韓国やアカ新聞どもが左様に思うのは、勝手だ。知ったことでは無い。証明も、出来まい。
  •  で、これ以降の毎日社説は、「日本政府は、自称・徴用工問題で韓国に圧力をかけるために、ホワイト国指定解除した。」ってのが、前提になってやぁがる。
  •  左様に思うのならば、自称・徴用工問題から、サッサと解決するが宜しかろう。
  •  簡単な事だ。韓国が、自称・徴用工に対する賠償を全額支払う。今後続出するであろう自称・徴用工に対しても同じ。
  •  自称・徴用工問題の「解決」には、他に方策は無い。日本は、政府も民間も、鐚一文出すべきでは無い。 
  •  
  • (*3) 「体制が整った」と言うだけ。「器が出来た」だけ。中身がどうなるかは、これから、だ。韓国が非ホワイト国としての「普通の」貿易管理を実施できるか否かは、今後の実績に掛かっている。
  •  その実績も積まないまま、形だけ整ったとして、「ホワイト国再指定」という方が、「理屈が通らない」だろうが。
  •  第一、韓国も毎日新聞も都合良く忘却している様だが、韓国は「韓国の貿易管理に問題あり」として日本側が要請した二国間協議をこの3年間程ガン無視し、その間ホワイト国指定の緩い輸出管理の恩恵を受けて、相当量の高純度フッ化水素等を「行方不明にする」という、実に輝かしい実績を重ねてくれたのだぞ。
  •  「今後3年間の輸出管理実績」でも、未だ実績としては不足かも知れない、ぐらいだ。 
 

貿易管理について言うならば、タイトルにした通り、「先ずは実績を積め」だ。


 諄い様だが繰り返そう。我が国は「輸出規制」などしていない。韓国のホワイト国指定を除外し、ホワイト国としての輸出優遇措置を停止した、だけだ。韓国には現在。「非ホワイト国としての、普通の貿易管理を要求している」だけであり、問題とされた高純度フッ化水素とて、非ホワイト国としての輸出を粛々と実行している。
 
 日本のホワイト国指定は、日本の胸先三寸で決まるモノ。交渉も協議も不要無用で通告すればお終いだ。大体、今の韓国、韓国人、特に文政権が「日本がホワイト国として指定するに足る」とは、お世辞にも言えない・・・と言うよりは。「口が裂けても言えない」レベルだろう。
 
 タイトルにも(章題にも)したが、韓国は先ず「非ホワイト国としての貿易管理を実施し、実績を積む」事だ。その積まれた実績で「日本の対韓信頼を取り戻す」事が出来たならば、「ホワイト国再指定」と言うことも、あり得よう。
 
 だが、「貿易管理体制を整えた」だけでは、全く不十分だ。ここ数年、ホワイト国指定の緩い輸出管理を享受し、相応量の高純度フッ化水素等を「行方不明」にした上、それを問題視しての日本側の協議要請をガン無視したという輝かしい韓国の過去の実績は、「貿易管理体制を整えた」だけでは、払拭されない。 
 

日韓関係について言うならば、我が国は別に「こじれたまま」で構わない。「こじれた日韓関係」で我が国が「失ったもの」は、大して無い

 上掲毎日社説は、【パラグラフ10】以降に「こじれた日韓関係による悪影響」を列挙している、訳だが・・・「浪花節」の方が未だマシだな。
 
 【パラグラフ12】「武漢肺炎対策」で「韓国に学ぶ」所がヒョッとしてあるとしても、それを学ぶのに「日韓友好が必要」とは思わない。別に「こじれた日韓関係」でも必要な情報が得られれば良いのだし、そもそも「どれほど、学ぶことがあるのか?」疑問でもある。
 韓国が「世界に先駆けて武漢肺炎終息宣言を出した」のは事実としても、それは「実態とは乖離している」。
 有り体に 言って、「武漢肺炎対策を韓国に学ぶ」と言うことに、「日韓友好」というコストをかける価値は、無い。
 
 【パラグラフ13】「対中国・対北朝鮮共闘」も、アカ新聞どもが良く持ち出す「日本に対する韓国の有用性・有益性」なのだが・・・頭冷やして考えろよ。「対中国・対北朝鮮」の戦いに、韓国がどれほど役に立つってんだよ。
 「大して役に立たない、無能な味方」であれば、見つけモノ。「最悪のタイミングで裏切るに違いない、内通者。」って所だろう。「裏切らなかったのは、裏切るタイミングを逸しただけ」に違いない、と、私(ZERO)には確信できてしまうね。
 
 【パラグラフ11】「自称・徴用工問題」こそは、日韓関係の大本命、である訳だが・・・
 
 諄い様だが、繰り返そう。
 
 日韓関係は、悪化しているのでは無い。
 
 日韓関係は、終わっているのである。
 
 日韓関係を終わらせているのは、徹頭徹尾、一点の疑義の余地も無く、一片の情状酌量の余地も無く、完全無欠完璧無瑕疵に韓国であり、その最大の理由は日韓基本条約違反の自称・徴用工に対する賠償判決を韓国政府が放置放任である。蛇足ながら付け加えるならば、日韓基本条約は、日韓関係の基盤である。
 
 であるならば、自称・徴用工判決に対し、日本企業の資産売却に至れば、我が国は粛々と制裁を発動し、日韓断交へ向けて大きく前進する、だけの話だ。
 
 以上の通りであるから、上掲毎日社説が数え上げた「こじれた日韓関係で日本が失ったもの」は、大したモノがない。
 
 それ以上に、「日韓友好」によって「日本が得れる(可能性がある)モノ」も、大したモノがない。最大のモノは「日本の自己満足」であろう。それで十分って向きには、それで十分なのだろうが。
 
 日韓関係断絶こそが、日韓関係正常化の第一歩であり、ひょっとすると、ゴールでは無いのかな。
 
 朝敵朝鮮、滅すべし。