正直、この問題をドラマ化するとは思わなかっただけにおもいしろい。
友人の小学校の先生からもモンスターペアレントの事をいろいろ聞いていたが、
一体いつぐらいから、こんなモンスターペアレントと呼ばれる親が出現するようになったか
考えてみた。
おそらく始まりはマスコミで学校での体罰が問題視された頃からだと思う。
それまで、学校での体罰・・・「体罰」という言葉自体が妥当なのかも疑問だが
ごく当たり前の事だったはず。
体罰だなんて思ったこともないし、今でも体罰とは違う物だと思っている。
悪いことをすれば叩かれる。宿題を忘れれば叩かれる。
叩かれないまでもほっぺたをつねられるとか、立たされるとか。
それを親に言ったところで「おまえが悪いんやろ」で片付けられてしまうし、
ましてやそんな事で学校に怒鳴り込んでいく親なんていなかった。
たいていの場合、親が「うちの子、悪いことしたらちゃんと叱ってやってください」って言っていたぐらいだ。
私が子供の頃は警察の次に教師という職業がえらいと思っていたぐらいだ。
昔の言葉で「三歩下がって師の影踏まず」てぐらい先生はえらい人だったのだ。
それが今はどうだ?手を出せなくなった(ちゃんと教育できなくなったが妥当だと思う)事をいいことに
完全に親や生徒からナメられている。調子に乗っているとしか言いようがない。
学校教師はもっと生徒や親に対し、威厳を持って接するべきだと思うが、今さら元には戻れないんだろうな。
そりゃ先生もストレスたまるよ。こんな親が増えていったらさ。
そのうちなりたくない職業のトップにくるんじゃないのか?
大阪じゃ教員の給料10%以上カットだしさ。
なんかそうやって世の中がおかしくなってく気がする・・・
そもそもの原因はマスコミじゃないのか?体罰なんて問題視しなけりゃモンスターペアレントなんて
生まれてこなかっただろうし、凶悪事件もオノを使っただの、ダガーナイフを使ったなどと
細かに報道しなきゃ似たような事件はもっと減ると思うんだけどね。
それはそうと最初、この番組を見たときはモンスターペアレントから
テレビ局に抗議の電話でもあるかもって思ったけど
結局ああいった人間って自分がモンスターペアレントだなんて
自覚してないからクレームなんてないのかもな(笑)
世も末だ・・・