北海道民は「減税の財源に“運用益”を充てる」という政党は支持しない‥ハズ
衆院選は各党が消費税減税や社会保険料の削減を競う「減税ポピュリズム」の様相を強めている。特徴的なのは財源や政策に関する議論の杜撰(ずさん)さだ。(日本経済新聞[社説]「負担減政策の財源論議があまりに杜撰だ」2026年2月2日 19:05) 各新聞社ともこんな論調ばかりなので、投票先選びに困ってしまう。あいかわらず、“マシ”なほう選び、にしかならない。 なかでも、「主要政策」に「政府系ファンド(ジャパンファンド)の創設や基金の活用などによる財源確保と、食料品消費税ゼロおよび社会保険料等負担の低減」を書いた新党なんかは、もはや“アホ”レベルで論外だ。「日銀が保有する上場投資信託(ETF)、年金積立金や政府の外国為替資金特別会計(外為特会)を原資とする新たな政府系ファンドを設けて運用益で賄うとの構想だ。日銀のETFは市場への影響を極小化するために100年以上かけて売る方針を決めたばかりではなかったのか。公的年金も積立金を取り崩さねば制度を保てない」(日本経済新聞) 北海道新聞“でさえ”、「運用成績は市場動向に大きく左右されるため、資金が目減りするリスクがあるほか、年金の原資である年金積立金を充てるには法的ハードルがある。公明出身で政府ファンドの活用を発案した岡本三成共同政調会長は「全てが賄えるとか、そんな簡単な話ではない」と述べ、運用益だけで財源を確保するのは困難と認めている」と書いた。 そのうえ北海道民ならば、JR北海道の経営の惨状を目の当たりにしている。国鉄民営化に際しては経営難が予想され、「経営安定基金」として元本6,822億円が交付された。元本の取崩しはせず、運用益で営業収支の不足分の穴埋めをすることが当初の目的だった。 しかし、バブル崩壊により、見込んだ運用益が得られなくなった。経営難から、赤字路線が次々と廃止されてしまっている。まさに、資金運用が市場動向に大きく左右された結果なのだ。北海道旅客鉄道 - Wikipedia 地方自治体についても、「札幌市厳しい財政、基金5年後枯渇も」(道新デジタル2026年1月29日 11:00(1月30日 17:04更新))という記事があった。「大雪や災害が重なれば底を突く可能性もある」とのことで、新年度に財政の抜本的な見直しに着手する、とのこと。公的資金による「基金」の運用は法的制限のハードルがあるから簡単ではないのだ。 これらのことを身近にした北海道民が、「政府系ファンド(ジャパンファンド)の創設や基金の活用などによる財源確保と、食料品消費税ゼロおよび社会保険料等負担の低減」などと無責任なことを掲げた政党に投票するなど、あり得ないことだろう。もし投票などしようものなら、「バ〇、〇ホ、マ〇ケ、お〇の〇ち〇ん〇〇そ」などと、罵詈雑言を浴びせられ炎上することだろう。 そんなことを思いながら、きょう、期日前の投票をおこなった。当然、道民としての意思表示である。無責任な消費減税を主張する政党も支持しなかった。