八雲町役場は有名建築家がお好き
世界的建築家の隈研吾氏がデザインを監修した八雲町役場新庁舎を巡っては、外観デザインをシンプルにしてほしいとの町民意見や木材腐食の懸念から、一時は再設計した変更案により建替え計画を進めていたが、町長交替を機に設計は白紙になった。2/5の道新デジタルは、「町は3月末までに新たな基本設計・実施設計の予算案を議会に提出したい考えで作業を急ぐ」としていた。八雲町役場の付近は、しばらく“曇り空” | 玄冬シニアの心象日記 すると昨日の読売オンラインには、「木材の腐食進んだ隈研吾氏設計の美術館、付け替えは耐用年数短く高額で断念…「木目調加工」アルミに刷新」といった記事があった。建物が風雨と厳しい風雪にもさらされることを思えば、八雲町が設計を白紙にしたのは賢明な判断だったように思える。 そして道新は今朝の道南版に、1961年(昭和36年)完成の八雲町現役場庁舎が北海道を代表する建築家の設計によるもので、歴史と味があると紹介されていた。どうやら八雲町役場は、元来有名建築家が好きらしい。 特に印象深いのは、「(建築家は)自然と郷土に対する正しい理解が必要」という考えを提唱したということ。そして、フラットルーフ(陸屋根)の現庁舎が建てられたこと。先般白紙になった役場新庁舎の、屋根が大きくせり出したあの完成予想図は、いったい何だったんだろうかという気すらしてくる。 さて、八雲町現役場庁舎の設計者は、世界的建築家のフランク・ロイド・ライトに師事した人だそう。世界的建築家といえば拙者らの世代は、サイモン&ガーファンクルの曲でその名を知ったはず。タイトルはそのまんま「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」だった。原題は「So Long, Frank Lloyd Wright」(1970年(昭和45年))「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌 (So Long, Frank Lloyd Wright)」サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)(1970) - まいにちポップス(My Niche Pops) あらためて聴いてみたが、なぜ、建築家に捧げる歌詞が「your song」となるのかイマイチよく分からなかった。 「建築家が来ても建築家が去っても、あなたの視点は決して変わらない」という歌詞は、ライトに師事した建築家ならどう解釈しただろうか。いまさらながら、訊いてみたくなった。