揺れる石狩郡新篠津村
午後4時52分、三陸沖を震源とする地震が発生した。北海道内では、函館市と日高管内新冠町で震度4を観測。石狩地域では札幌市北区、東区、清田区と、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市、新篠津村で震度3を観測している。気象庁|地震情報 これを気象庁の「震度分布」でみると、新篠津村が他の地域からやや離れた位置にあることがわかる。にもかかわらず、近隣より揺れが大きいのだ。昨年12月8日の青森県東方沖を震源とする地震でも、村では千歳市と並んで石狩管内で最も大きい震度5弱を観測していた。 理由は、村内の大部分に軟らかい泥炭地が広がっており、揺れに弱い地盤だという。泥炭地は地表近くで揺れが大きくなりやすく、近隣より震度で1程度、大きくなることがあるという道立総合研究機構(札幌)の解説が、昨年の道新記事にあった。 村内の地震計は離れた2地点にあって、地震発生時に両方のデータが気象庁に送られ、震度が異なる場合は大きい値が採用されているというから誤差も少ないはずだ。村は「日ごろからの備えが大切」と考え、10月には防災ガイドブックを改訂し全戸に配布した、とあった。 さて、今夕の地震は、マグニチュード(M)7.4と発表された(その後、7.5に変更され、19時30分には7.7に変更)。このマグニチュード(M)は、地震の大きさ、規模を表す尺度と説明されており、地震そのものの規模だから、各地の揺れ(地震動)の大きさを表す震度とは異なるということは分かる。 ただし、じゃあ今日のM7.7というのがどれだけの規模なのかということは、たとえエネルギー量を数値で言われたとしても、さっぱり理解できないし、分かりようがない。 そこで、地震速報のマグニチュードを聞いたらまずアタマの中で、「原爆」の個数を想像してみる。以前、M5.2の放出エネルギーがリトルボーイ1個に相当と説明したものがあった(マグニチュード - Wikipediaでは、M5.5の欄にある)。そしてマグニチュードが1増えると、エネルギーは約31.62倍、2増えると1,000倍になるという。 そうすると、今日のM7.7というのは、M5.5の1,000倍以上のエネルギー(リトルボーイ1,000個分)が、深さ19㎞の地下で地表を揺すったとイメージできる。とてつもないエネルギーだ。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)(1995年)がM7.3、能登半島地震(2024年)は M7.6、北海道南西沖地震(1993年)はM7.8、そして東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)(2011年)がM8.4となると、もう想像すらできなくなってしまった。(Mは気象庁マグニチュードで記載) 気象庁は午後7時30分、巨大地震の発生可能性が平常時より相対的に高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。対象は北海道から千葉県の7道県182市町村で今後1週間、速やかに逃げられる態勢を求めているとのこと。あっちもこっちも新篠津村も、このまま収まってくれることを願おう。