七月十五日付け産経新聞朝刊の「産経抄」は、
八月に始まる我が国マスコミの
「反戦祭り」の機先を制するかのように、
チェコ出身の作家、ミラン・クランデラの、
「一国の人々を抹殺するための最初の段階は、
その記憶を失わせることである」
という一文を掲げていた。
その上で「産経抄」は次のように続けた。
「実際、連合軍総司令部(GHQ)は占領下の日本で、
新憲法の押しつけや日本らしさがない教育基本法の制定、
公的機関による神道支援を禁じた神道指令など矢継ぎ早に手を打った。
東京裁判や西洋による植民地支配への批判は厳しく検閲され、
発禁になるか削られた。
残念ながら、そのお先棒を担いだのがマスコミだった。
全国紙はGHQに指示されるまま、
一斉に『日本悪玉史観』を国民に植え付ける『太平洋戦争史』を連載し、
NHKはゴールデンタイムのラジオ番組『真相はこうだ』で、
南京大虐殺などは真実だと演出して流し続けた」
ここにおいて、「産経抄」は、
GHQが占領下の日本に押しつけた
新憲法(日本国憲法と題する文書)は、
「日本国民を抹殺する為の道具」であり、
「日本国の憲法」として無効だという結論に達したと念を押した上で、
「日本を取り戻す」とは、
日本国民を抹殺するための道具である
無効な「新憲法」を廃棄し、
日本国民を抹殺するために奪われた記憶を取り戻す
ことであると強調しておく。
その上で、
戦争の勝利とは、
戦争目的を達成することであり、
我が国は、
この戦争目的を達成したのであるから、
この確認の為に、
我が国が、大東亜戦争開戦の日に世界に発した、
「戦争目的」を告げる「帝国政府声明」と、
この「帝国政府声明」の軍事的実践によって
イギリスとアメリカの植民地支配から脱却した
フィリピンとビルマの代表と
植民地支配からの独立運動を始めたインドの代表が
東京に集まって開催された
世界最初の有色人種による国際会議である
「大東亜会議」における「大東亜共同宣言」を掲げる。
これら二つの声明と宣言は、
我が国の二十世紀における世界に対する
「八紘為宇」の宣言である。
そして、最後に、
我が国の歴史教科書で、
戦後の世界秩序の宣言として教えられている
アメリカのD・ルーズベルトとイギリスのW・チャーチルが発した
「大西洋憲章」が
「戦争の謀議」の隠れ蓑として発せられた
「世紀の欺瞞文書」であることを指摘しておく。
「帝国政府声明」 昭和16年12月8日
而して、今次帝國が南方諸地域に対し、
新たに行動を起こすの已むを得ざるに至る、
何等その住民に対して敵意を有するにあらず、
只米英の暴政を廃除して東亜を明朗本然の姿に復し、
相携へて共栄の楽を頒たんと翼念するに外ならず、
帝國は之等住民が、我が真意を諒解し、帝國と共に、
東亜の新天地に新たなる発足を期すべきを
信じて疑わざるものなり、
今や皇國の隆替、東亜の興廃は此の一挙に懸れり
「大東亜共同宣言」昭和18年11月6日
署名者
日本 東條英機内閣総理大臣、
中国 汪兆銘国民政府行政院長、
タイ ワンワイタヤコーン親王、
満州 張景恵国務総理大臣、
フィリピン ホセ・ラウレル大統領、
ビルマ バーモー内閣総理大臣、
インド チャンドラ・ボース首班
抑々世界各国が各其の所を得、
相倚り相扶けて萬邦共栄の楽を偕にするは、
世界平和確立の根本義なり、
然るに米英は自国の繁栄の為には、他国家他民族を抑圧し、
特に大東亜に対しては、飽くなき侵略搾取を行ひ、大東亜隷属の野望を逞うし、
遂には大東亜の安定を根柢より覆さんとせり、
大東亜戦争の原因茲に存す
大東亜各国は、相提携して大東亜戦争を完遂し
大東亜を米英の桎梏より解放して其の自存自衛を全うし
左の綱領に基き大東亜を建設して
以て世界平和の確立に寄與せんことを期す
一、大東亜各国は、協同して大東亜の安定を確保し、道義に基づく共存共栄の秩序を建設す
一、大東亜各国は、相互に自主独立を尊重し互助敦睦の実を拳げ、大東亜の和親を確立す
一、大東亜各国は、相互に其の伝統を尊重し各民族の創造性を伸暢し大東亜の文化を昴揚す
一、大東亜各国は、互恵の下、緊密に提携し其の経済発展を図り大東亜の繁栄を増進す
一、大東亜各国は、萬邦との交誼を篤うし、人種的差別を撤廃し、普く文化を交流し、
進んで資源を開放し、以て世界の進運に貢献す
「大西洋憲章」1941年8月14日(無署名かつ表題無し=怪文書)
ルーズベルトとチャーチルには、
有色人種差別をなくし、
アジア・アフリカの植民地を解放する意思など全く無い。
これは、「ヤルタ密約」(1945年2月)と同じ
「戦争の謀議」である。
Back Door to The War!
即ち、アメリカは、
太平洋(Back Door)で日本に戦争を起こさせ、
日本の同盟国であるドイツがいる
欧州の戦場に入る(to The War)という戦争の謀議。
その結果は、
「ナチスドイツに支配されたヨーロッパの解放」を唱え、
「スターリンに支配された東ヨーロッパ」を誕生させる。
D・ルーズベルト=戦争を欲する狂人、
曰く「大西洋憲章の全文を読んだのはオーガスタの無線通信員だけ」即ち内容に全く無関心
W・チャーチル、
頭脳は正常で
「アメリカを参戦させてぐっすり眠りたい」
という願望を達成した。
反省の弁
「鐵のカーテン」演説・1946年3月5日、ミズリー州フルトンにて
「バルト海からアドリア海のトリエステまで鉄のカーテンが降ろされた。」
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