二十日の夕刻から翌朝まで広島に滞在し、
二十日の集会では、
例年八月になればマスコミの報道で露呈する
「我が国の歴史認識の欠落」
即ち
「マスコミによるGHQのWGIP信奉」
の馬鹿らしさを語り、
翌朝の朝食会では「乃木希典」を語った。
日露戦争において、
旅順要塞攻撃を担う第三軍司令官に任命された乃木希典は
この広島の宇品から戦場の遼東半島に出撃していったからだ。
偉大な明治天皇が、
乃木希典陸軍大将を学習院院長に任命して
孫の裕仁親王殿下(後の昭和天皇)の養育を乃木大将に委ね、
その乃木大将に鍛えられた昭和天皇が、
御晩年に
「私の人格形成に最も大きな影響を与えたのは
乃木学習院院長です」
と言われたのだ。
従って、
昭和天皇の御代に日本人として生まれた我らは、
涙をたたえて仰ぎ見る昭和天皇の人格形成に、
最も強い影響を与えた乃木希典が、
一部の売文家によって「愚鈍・愚将」扱いされていることを
放置することはできない。
よって、広島の朝食会で
「乃木希典」を語ったのだ。
また、朝食会の前夜の講演では、
広島であるが故に、冒頭、次の通り語った。
広島におけるサミットでは、
岸田総理は、「広島市広報課係長」の任務を良く果たした。
しかし、
「日本国内閣総理大臣」の任務を果たさなかった。
その自覚も無かった。
我が国の内閣総理大臣なら、
「総理大臣の任務」を自覚してサミットを主催せよ。
即ち、次のように発現すべきであった。
広島におけるサミットに集まられた
先進諸国の首相および大統領の諸兄姉、
今、広島市役所係長のご案内により
ご自身の目ではっきりと観られたように、
原子爆弾の攻撃による惨害は、
斯くの如く大規模で悲惨である。
よって、我が国の総理大臣である私には、
国民に対して、次の責務があることをご理解されたい。
それは、
「二度と再び、
我が国に斯くの如き惨害を起こす攻撃をさせない」
と言うことであり、
「その為に、あらゆることを行う」
と言うことだ。
当然、その『あらゆること』の中に、
「核攻撃を抑止する為に
核爆弾を保有することも含まれる!」