「日本民族生命の原始無限流動、これを、神ながら、という」 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

気持ちが沈むけどまた上がる

 朝、仁徳天皇御陵の西の緑に囲まれた通路を

犬(ゲン・母紀州犬、父アイヌ犬と琉球犬のミックス)を連れて散歩していて、

「我が国」と「LGBTQ現象」について思いを巡らせていた。

すると、

師である哲学者の森信三先生(明治29年~平成4年、享年97歳)が、


「日本民族生命の原始無限流動、これを、神ながら、という」


と話されたことを思い出した。

そうすると、

LGBTQという概念を生み出す「西洋」と

母国語にそれを適切に表現する言葉をもたない

「我が国」の違いが明らかに見えた。

その決定的違いを、フランスの社会人類学者である

クロード・レブィ=ストロース(1908~2009年)は

次のように言っている。


「われわれ西洋人にとっては、

神話と歴史の間に、ぽっかりと深淵が開いている。

日本の最大の魅力の一つは、これとは反対に、

そこでは誰もが

歴史とも神話とも密接な絆を結んでいられるという点にあるのだ。」


西暦392年、ローマ帝国は、

一神教のキリスト教を国教とした。

その上で、ローマ帝国は、

一神教以外の精神世界を排除する為に、帝國の領域内にある

多神教世界のギリシャ・ローマ文明を伝える図書館を封鎖し、

翌年(393年)、神々の祭典であるオリンピア競技を全廃した。

この結果、ローマ帝国の領域内にいた諸民族は、神話を奪われ、

クロード・レブィ=ストロースの言うように

神話と歴史の間に、ぽっかりと深淵が開いた。

そして、

このローマ帝国内にいた諸民族が

中世を経てキリスト教徒のヨーロッパ諸民族となり、

近代西洋文明圏を形成して、南北アメリカ大陸に拡大した。

従って、この西洋文明圏の際立った特色は、

神話や歴史や伝統とは無関係に、

ただ現在に生きている「我らの理性」が

社会を形成し国家を樹立すると独断的に思い込む点にある。

即ち、「現在に生きる我らの社会契約」のみが、

彼らの正当性の根拠となる。

社会契約が成れば、それが正義であり、その正義の結論に従い、

国王の首を斬ることも、

ブルジョアジーを、異教徒を、異民族を、絶滅させることも

「社会正義の実現」となる。

近現在の数百年間、西洋社会の「正義」はこのように叫ばれ、

実践されてきた。

そして、

現在のLGBTQも、この世界で生まれたのだ。

男であるか女であるかは、

「誰にも決めさせない、自分が決める、これが正義だ!」

という訳だ。

これを、半歩進めれば、

「父は誰で母が誰かは、自分が決める」

また、

「オレが、人間に生まれたのか、ゴリラに産まれたのかは、自分が決める」

「いや、オレは人間ではなく、昆虫がいい」

という奴がでてくることになる。

これ、人間社会の崩壊ではないか。

とうとう、ここまで来たか!

ここまで来れば、

近代に世界のほとんどを植民地支配し、

現在にいたる地球の覇者を自認しているキリスト教文明圏は、

遂に、生物学的に、滅亡の時を迎えたのか、

その滅亡は急速に訪れるぞ、と思わざるを得ない。


その上で、今、人類の為に、

日本とは何か、日本民族とは何か、

と、見極める時が来たと深思しなければならない。

歴史とも神話とも密接な絆を結んでいる日本が、

絆を失い、それらと深淵で隔てられた西洋滅亡の後の

世界の明るさを取り戻さねばならない!

再び、今朝、甦った森信三先生の言葉を掲げる。


「日本民族生命の原始無限流動、これを神ながら、という」

 

西村眞悟FBより

日本日本日本



 

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