即動必遂 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 
少年工科学校と防衛大学校の違いから憲法無効に至るまでの連想

三月に、関西防衛を支える会主催による
陸上自衛隊少年工科学校に入校する三人の素晴らしい生徒の歓送会があった。
冒頭の挨拶に指名された私は、
「これからビックリするような挨拶をする」と言ったものの、
生徒たちに、「日本国憲法は無効だ」
とは敢えて言わずに、次の話しをした。
「羊に指揮された狼の群れ」と
「狼に指揮された羊の群れ」とが戦えば、
どちらが勝つか?
「狼に指揮された羊の群れ」が勝つ。
これが結論だ。
君たちは、これから
「狼」に指揮された学校で学ぶ。
そして、君たち自身が「狼」になれ。
「狼」とは「軍人」のことだ。必ず将校を目指してくれ。

そして、着席すると、後に話し始めた者が、
「またも負けたか八連隊」と冒頭に言って
大阪の兵隊は弱いという話しをし始めるので、
「違う、大阪の兵隊は強いんだ。
明治三十八年三月十日、
奉天城内に最初に入って日の丸を掲げたのは、
大阪信太山に駐屯する第三十七連隊第二大隊だぞ。
三月十日の「陸軍記念日」は大阪の兵隊が造ったのだ。」
と発言した。
司会が「茶々を入れないで下さい」と言うので
「茶々を入れた覚えはない」と応答した。
これから少年工科学校に入校する少年に、
「またも負けたか八連隊」とは何か。アホめが。

そして、四月に入り、
その時出席していた入校生徒の父親に会った。
父親は、
息子は胸を張って入学していった、
と報告してくれた。嬉しかった。
少年工科学校の校長は、歴代、自衛官だ。
従って、入学していく生徒たちに「狼」の話ができる。
しかし、
防衛大学校に入学していく生徒たちに「狼」の話はできない。
何故なら、防衛大学校の歴代の校長は、
何故か、歴代、少々左翼かかった学者(羊)であるからだ。
どういう訳か、慶応大学の教授(羊)が多い。
「狼」にならねばならない若者の集まる学校の長が「羊」?!
これ、一種の奇観ではないか。
これ、GHQの日本弱体化政策が
我が国の国防の中枢で継続している一番顕著な証(あかし)だ。

そして先日、その「羊」が長の学校を卒業して
海上自衛隊をアドミラルとして定年を迎え退官した人に、
「日本国憲法」は無効じゃ、と言ったら
有効じゃ、と答えた。
自らの人生を「軍人」として過ごしてきたと明言する彼も、
「日本国憲法」は有効じゃ、と言う。

お互いに酒を飲んでいて喧嘩になってもしゃあないので、
ここで止めたが。
あとで、しみじみ、「戦後日本の自衛官」が可哀想だと思う。
「日本国憲法」は、
九条で「陸海空軍はこれを保持しない」と明言している。
これを「有効」とすれば、
彼は「軍人」としての自分の人生を否定したことになるではないか。

東日本大震災から国家を守り国民の命を救う一刻を争う事態を経験した自衛隊の将官が、著した手元にある本の題名は、
折木良一統合幕僚長の「国を守る責任」
火箱芳文陸上幕僚長の「即動必遂」
高嶋博視海上自衛隊横須賀地方総監の「武人の本懐」
また自衛官ではないが瀧野隆浩著「ドキュメント自衛隊と東日本大震災」
これら皆、
自衛官を正真正銘の「軍人」、「武人」として書かれている。
折木統合幕僚長は、アメリカ政府から、
敵との戦闘において功績を挙げたコマンダーに授与される
「レジオン・オブ・メリット」勲章
を授与されているではないか。
これら、国家の緊急事態に国民の命を救うために
勇戦奮闘した自衛官は、
自分を「軍人」であり「武人」である、
さらに自分が指揮する自衛隊を「軍隊」であるとしている。
東日本大震災という危機に直面した自衛隊が
宣誓した通り
「身の危険を顧みず」任務に没頭した時の現実を経験した者の
自らを「軍人」、「武人」、
自衛隊を「軍隊」とする認識と、
昭和二十一年二月の九日間で
GHQ民政局の職員(アメリカ人)が書いた「憲法」の
「陸海空軍のその他の戦力はこれを保持しない」
という一文と、
どちらが国の為、国民の為か?

答えは、明確であろう!

「日本国憲法」は有効だと言うヒマがある者は
勝手に言うとけ。
東日本大震災のように、いざとなれば、言うヒマなど無く、
「即動必遂」のみ!
「日本国憲法」も「蜂の頭」も、
拘わっているヒマなど無く誰もが無視する。
無視しなければ死ぬからだ。
だから、政治の責務は、平時に於いて、
「日本国憲法無視」が当然である所以の
「日本国憲法無効」を国民に周知徹底しておくことだ。
これ以外に、面倒なことは、何もする必要は無い。
即ち、
「国民投票」だとか、
「大勢のアホを含む全議員の三分の二以上の賛成」とかの
「有効を前提とする面倒なこと」は
何もする必要が無いのだ。

日本日本日本

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