本日は、偶感、
つまり、脈絡なく、こころに浮かんだことを書いておく。
昭和四十年代の前半、
在学した大学は、大学紛争の真っ只中だった。
その時、学生寮である
第三高等学校時代からの吉田寮そして熊野寮は、
左翼組織の巣窟であり、解放区、カルチェラタン気取りで、
誰が住んでいるのやら、どこの大学の奴なのか
さっぱり分からなかった。
まさに治外法権。
知り合いに聞いたら、
寮費は一ヶ月百円で、
それも払わずに勝手に住んでいる奴も多いという。
左翼という奴は、こういう役得を手に入れたら握って離さない。
小生が、吉田寮の横の庭で軍歌を歌ったら嘲笑しよった。
こういう学生時代だから、
小生は、左翼が集まっている時の雰囲気は、肌で分かる。
従って、
「日本学術会議」の正体も、分かる。
これは、
あの吉田寮や熊野寮と同じ左翼の牛耳る解放区だ。
政府が、「入居」を承認しない者がいたら文句を言う。
治外法権気取りで、
左翼が役得をせしめ続けるために占拠している組織だ。
従って、日本学術会議など廃止したらいい。
また、
政府の任命拒否を非難している野党の面々も同類だ。
この！有害などアホ！！
次に、
「関西電力」と「北朝鮮の松茸」のことを記したい。
関西電力は、
電力という国民生活と産業活動の根幹を支える会社だ。
労働組合は、民社党と同じ志をもつ。
国鉄の労組が「遵法闘争」というスト、
各地の私鉄がストを繰り返していた時代。
どういう訳か聞かなかったが、
関電労組の幹部が、
私鉄の労組の大会に招かれて挨拶する機会があった。
その時、関電労組の幹部は、
演壇に立って靴を脱いで手に握り、
バシッと演壇を叩いて言った。
「コラー！ストするな、電車動かせ！」
「言うこと、聞かなかったら、電気止めるぞ！」
これが民社魂だ。
彼は、父が亡くなるとき、側にいてくれた。
二十年近く前になるが、
六ヶ所村にある日本原燃の使用済核燃料再処理工場を見学し、
出向している関電の方々にお世話になって大阪に帰って数日後、
関電労組の集会で挨拶して言った。
「君たちの仲間が働く六ヶ所村を見学してよかった。
高濃縮のウランやプルとニュームが造れる。
原子爆弾が、すぐ造れるのが分かって嬉しかった。」
すると、組合員から拍手が起こった。
大学で同じクラスの
九州の修猷館高校出身の友人が関電に入社した。
彼は、発電所（原発）の設置を担当する部署の仕事をしていた。
地上配置型イージスシステム設置の挫折でも分かるように、
原子力発電所設置もまことに大変な仕事だ。
地元対策でくたくたになる。
はっきり言って、
膨大な資金を地元に投入しなければならない。
友人は、長期の壮絶な闘病の末、亡くなってしまった。
その後、
彼の修猷館高校の後輩の八木さんが社長から会長になったとき、
会長、社長、副社長らが、
高浜原子力発電所のある高浜町の助役から、
多額の金品（小判など）を受け取っていたことが発覚し、
マスコミが連日報道した後に失脚した。
その時、気の毒なことだと思った。
原発設置と稼働継続にとって大切な地元のボスから、
「オレのカネは受け取れんのか！」
と睨まれたら、
受け取ってしまうのは無理もないと思うからだ。
「オレの酒、飲めんのか！」は、
体質上飲めないで説明がつくが、
「オレのカネ」を受け取らなければ、
人格を貶めるようになってしまうからだ。
というより、
渡す方が、そのように仕向けて受け取りを迫っているからだ。
その状況を想像すれば、無理もないと思う。
しかし（ここで頭が飛躍する）、
関電の会長や社長や副社長は、致し方ないとしても、
平成十四年九月十四日夕刻、
北朝鮮の独裁者金正日から、
拉致して北朝鮮に抑留している
横田めぐみさんら八名は死亡した、
五名は生きているが日本に帰る意思はない、
と告げられて、
平壌から帰国する総理大臣小泉純一郎一行が、
北朝鮮からトラック二台分の松茸を提供され、
それを受け取って
政府専用機に乗せて日本にもって帰ったのは、
断じて解せん。
この松茸は、
断じて断らねばならんかった。
訪朝団の帰国翌日、
拉致被害者家族に説明に来た安倍晋三官房副長官に、
「何故、松茸を受け取ったのか」
と聞いたとき、
彼は引きつった顔になって絶句したままだった。
遙か後、つまり、最近、
ある省の元官僚氏から、
小泉訪朝の後に、
松茸が省内で小分けにして配分されて
奇妙に思ったとの述懐を聞いた。
北朝鮮は、拉致した日本国民を、
生きているのに死んだと騙してから
松茸を日本側に提供したのだ。
しかも、そのウソは、帰国してすぐに判明したのだ。
よって、小泉総理と訪朝団は、
騙されたことが分かったのだから、
松茸は北朝鮮に送り返すか、
廃棄するべきだった。
それを！
こちょこちょと分けて多数の官僚に配分するとは！
チマチマとして、卑しいではないか。
小泉訪朝団は、
日本国民の品格を貶めたのだ。
