真田山旧陸軍墓地・秋季慰霊祭 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 
真田山旧陸軍墓地で秋季慰霊祭 西南、日清、日露戦没者らに祈り

 

真田山墓地で行われた秋季慰霊祭では、多くの人が参列した=大阪市天王寺区

 全国最古で最大の旧陸軍墓地として知られる「真田山旧陸軍墓地」(大阪市天王寺区)で24日、秋季慰霊祭が開催された。今年は戦後70年の節目にあたり、約300人の参列者が戦没者らに祈りをささげた=写真。

 同墓地には、明治時代の西南戦争から日清、日露戦争、先の大戦などで戦死した旧陸軍将兵らの墓碑が5100以上もあり、納骨堂には8200柱以上の遺骨が眠っている。しかし、劣化して文字が読めない墓碑も少なくなく、納骨堂も老朽化が進み、維持・管理が課題になっている。

 慰霊祭を終えた公益財団法人「真田山陸軍墓地維持会」の吉川秀隆理事長(タカラベルモント社長)は「今年も好天の中で開催できてホッとしている。多くの人に知ってもらって、この場所を守っていきたい」と話していた。

産経ウェスト