拉致家族会が東京・銀座で活動。
1千万人署名を目指し、署名活動をする拉致被害者の家族会代表の飯塚繁雄さん
=15日、東京・銀座(森本昌彦撮影)
拉致被害者の家族会は15日、東京・銀座で被害者の早期救出を求める署名活動を行った。家族会は年内に累計1000万人分の署名を集めることを目標にしており、今月13日現在で960万457人に達している。家族は大台達成に向け、協力を呼びかけた。
拉致被害者、田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(74)は「拉致事件を早く解決してほしいという声が、署名という形で積み上がっている。それは政府に対する後押し、北朝鮮に対し日本が拉致事件を絶対あきらめないというメッセージになる」と署名の意義を強調。「拉致事件は絶対風化させてはいけない。貴重な署名を、ぜひお願いします」と呼びかけた。
増元るみ子さん=同(24)=の弟で家族会事務局長の照明さん(57)も「署名を国民の声として、政府に被害者の早期救出を促したい。救出運動には、多くの皆さんの力と声が必要です」と訴えた。
拉致被害者の早期救出を求める署名への協力を訴える家族会代表の飯塚繁雄さん
=15日、東京・銀座(森本昌彦撮影)