田中文科大臣を危惧する。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。






 民主党の代表選挙で野田総理の再選が決まり、自民党の総裁選挙で安倍さんが逆転勝利と予想通りの結果となった。民主党の選挙は文字通り味気ないものだったが、自民党の選挙は石破氏が党員投票でどれだけ票を伸ばすか、議員票で各候補がどれくらい票を分けあうかに関心があった。又、決戦投票で石破、安倍両氏がいくら議員票を上積するかが興味深かった。

 

 党員票は予想通りの結果。やはり石破氏が地方をよく回っていた成果が出た。議員票もそんなものかと思った。一番の関心事であった石破、安倍両氏の上積票が石破氏55、安倍氏54という結果が面白かった。派閥間でも色々思惑が働いたと思うが、やはり議員が党員投票の結果にあまり逆らってはいけないという気持ちが石破氏に票が流れる結果になったのではないか。石破氏がもう少し党員票を稼いでいたら、小泉総理誕生の時の再現になっただろう。この微妙な塩梅が日本の将来を決める事になりそうな気がする。何年か後に振り返る時があるだろう。

 

 ところで問題は、第三次野田改造内閣だ。色々問題は指摘されているが、何といっても田中文科大臣の誕生には恐れいった。自身の選挙が危ないということで、輿石幹事長に頼み込んだといわれるが、不適材不適所この上ない。いじめの大将が今いじめ問題が一番の文科省に来るなんてしゃれにもならない。おとなしい文科省の役人は震え上がったことだろう。誰が秘書官になったか知らないが、一人二人ではなく、多分複数の秘書官を差し出した筈だ。彼らはまるで人身御供の心境だろう。あの外務省のプライドの高い官僚達がノイローゼになったくらいだから、文科省の官僚達はスクラムを組んで団結して戦うしかない。 

 

 それより、大臣の歴史認識に大きな問題がある。直前まで中国に招かれていた事でも分かるように、中国寄りの発言をすることは当然想定され、それを中国は最大限利用するだろう。それは日本の国益を損ね、致命的な打撃を日本人に与える事にならないか、心配な事だ。

 

 本格的な国会論戦が始まり、田中大臣の答弁がなされる前に解散総選挙をするしか、それを防ぐ手立てはないように思う。その点、早急な解散を求める安倍さんが総裁になったことはよかった。国民生活に重大な影響を及ぼすとして、特例公債法案を政争の具にするなとか、もっともらしい事をいう輩もいるが、国家存亡の時に下らない事を言うなといいたい。国民生活より国民の生命、財産、名誉を守る方が桁違いに大事な事なのだ。何度もいうが、民主党政権は日本を滅ぼす。1日も早く退陣させるためには手段を選ぶ必要はない。





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