日本人としての自覚を深める。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 










【都道府県 伝統の教え】東京都






東京都では「日本の伝統・文化教材集」を都立の学校に配布、学校設定科目の教材として使用し、伝統文化の価値や日本人としての自覚を深め、伝統文化の実践力を養うことを目的としている。

 同書は「色、形、文様-風呂敷に学ぶ」「和の響きを聴く」「将棋に学ぶ」「ダンスと和楽器による総合的表現」「道具と工具」など、暮らしの中にある「伝統文化」の31項目から成り立っている。

 「箸と椀(わん)」では温かいものを入れても冷めにくく、熱さが手に伝わらないという木の椀の利点を挙げ、「家庭で使っている食器、レストランや食堂で使われているのはどんなものがあるか調べてみましょう」などの学習課題に続く。

 さらに、してはいけない箸の使い方や作法を学び、自分だけの箸を作る項目や中国などの箸との比較の項目もあり、「箸と椀」を通し、伝統的な日本の食文化を知るという。

 「日本の音」では身の回りの音を探し、水琴窟など日本の音の特徴やよさを理解し、音文化や音環境を考える。音から得られた印象を図や文字などで表したサウンドマップ作成方法も掲載されている。