ウイグル族に査証発給せず。無実の元収容者。
東京で開催される亡命ウイグル人の会合に出席を希望する中国出身のウイグル族男性2人からの査証(ビザ)申請を、日本政府が拒否したことが12日、分かった。
2人はキューバにあるグアンタナモ米海軍基地にテロ容疑者として一時収容されていたが、ほかのウイグル族の男性4人と共に米国が無実と判断し、パラオに移送された。
日本政府関係者とウイグル族の男性が共同通信に明らかにした。
会合は亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」の総会で、14日から開催。日本政府は、同会議のラビア・カーディル主席にはビザを発給、中国が反発している。
2人はアデル・ノーリーさん(42)とアドハム・ママットさん(37)で、カーディル主席から招請書を受け取っていた。(共同)
パラオでインタビューに応じるウイグル族の元収容者アデル・ノーリーさん=3月(共同)