【読者サービス室から】尖閣購入
東京都の石原慎太郎知事がワシントンで16日午後(日本時間17日未明)、講演し、日本の国土を守るために都が尖閣諸島を購入すると、表明しました。多くの国民がびっくりしたようです。この週はこの発言に意見が集中しました。
「産経で尖閣募金口座を設ける計画はないのか。寄付で石原さんを応援したいので募ればすぐに集まる。国民の金で買ったとなれば中国に対するアピールにもなる」(18日)▽「藤村修官房長官が『必要なら国有化』と発言したが、本当に買い上げを実行するのか疑問だ。本来、国がやらなければならないことをやらない現状では、石原さんに頑張ってもらうしかない」(同)▽「石原さんがアメリカでアピールしたのは、尖閣問題を国際問題化しようという意図があったと理解している。中国を牽制(けんせい)する意味も大いに考えられる。われわれには領土を守り続ける義務がある」(同)▽「猪瀬直樹副知事が募金に言及したが、実現すればすぐに寄付したい」(19日)▽「都が購入するのは賛成できない。国が購入するのが最善の策だ」(20日)
参院は20日の本会議で、自民党などが提出した田中直紀防衛相と前田武志国土交通相に対する問責決議を野党の賛成多数で可決しました。相次ぐ“失格閣僚”に国民はうんざり、といったところです。
「問責は当然。これだけ自信のなさそうな対応をする防衛相も珍しい」(19日)▽「野田首相の任命責任こそ問われなければならない」(20日)▽「公明党は問責したのに審議の全面拒否はしないという。おかしな論理だ」(21日)(4月16~21日の意見)