猫ひろしと小林幸子。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 









『週刊文春』と『週刊新潮』(ともに4月19日号)が揃(そろ)って「猫ひろしオリンピック出場問題」を大きく取り上げている。

 「『猫ひろし』五輪切符は金で買われた!」(『新潮』)

 「猫ひろしの『カンボジア国籍』取得で蠢(うごめ)く巨額マネーと奇怪な人脈」(『文春』)

 猫ひろしの国籍取得を支援したカンボジア・ドリームという会社が、〈昨年、同国五輪委員会が主催したプノンペン国際ハーフマラソンの前夜祭に「協賛金」として3000ドルを拠出。今年は同大会の開催費用のうち、約2万ドル(160万円)を負担する〉(『新潮』)。

 〈「猫には永住権取得に二万ドル、その他経費で三万ドルの計五万ドル動いている」(同国オリンピック委員会の幹部)〉(『文春』)

 『新潮』は同国マラソン界のトップで北京五輪にも出場、猫ひろしのライバルと目されているヘム・ブンティン氏にパリ郊外でインタビューしているのが強い。にしても、今、『文春』『新潮』ともあろうものが揃って取り上げるべきネタか(『新潮』はトップ記事だ!)。

これもまぁどうでもいいようなネタだが、小林幸子、社長解任騒動も両誌が揃い踏み。

 「小林幸子知人が明かす解任女社長『ウラの顔』」(『文春』)

 「関係者が内幕全てを激白! 『小林幸子』無情な解任騒動の一から十まで」(『新潮』)

 芸能界ではよくある話で、「一から十まで」知りたくもないし、思わせぶりなタイトルのわりに「ウラの顔」もたいしたことない。女性誌とワイドショーにまかせておけば十分。

 『週刊ポスト』(4・20)が相変わらず小沢一郎ベッタリで、「検察と大メディアがヒタ隠す『暗黒裁判』の重大疑惑32」。

 32ねえ、ご苦労さん。

 『週刊朝日』(4・20増大号)『サンデー毎日』(4・22増大号)、全国高校主要大学合格者数一覧で100ページ以上使うのはやめてくれ。読むべき記事がない!(特に『サンデー毎日』)(『WiLL』編集長)