本日付産経新聞に「生活保護削減、防災に200兆円」と文字が躍った。自民党 の次期衆院選マニフェスト を紹介する記事だ。デフレ 脱却策として欧米並みの2%のインフレ目標を導入する。社会資本整備を充実させて強い国土を作る。生活保護の給付水準を引き下げて、低所得の勤労者との所得不均衡を是正する。読んでるこちらは、すべての項目に大きく頷く。さすが自民党 だ。国民が何を望んでいるか、よく分かっている。
但し生活保護削減についてはひと言云いたい。何を甘っちょろいことを、と思うのだ。低所得者の勤労者との所得不均衡などと回りくどい書き方をしているが、早い話、生活保護費が低賃金 労働の収入より多いってコトだ。それなりに額に汗して得る対価より、仕事もせずにふらふらしているほうが儲かるとしたら、そりゃ後者を選ぶ者が増える。生活保護受給世帯が増加して国家財政を圧迫するのは当たり前だ。
そもそも冷静に考えると、生活保護は狂った制度だ。生活困窮者だからと何の義務も課さず見返りも求めず、国が大金を渡す。しかも失業保険などと違って、一時的給付ではなく無期限だ。さらには何故か定住外国人ばかりがこの制度を利用する。何のことはない。実態は怠け者を養うために、日本国民の貴重な税金を垂れ流しているだけではないか。
他国を見るがいい。例えばアメリカ には生活保護制度 はない。それでは生活困窮者はどうするか。役所で手続きをするとフフードスタンプあるいはミールクーポンと呼ぶ食料品だけ買える金券が貰える。酒にもギャンブル にも使えない金券だ。幸いにしてこの制度にお世話になった経験はないし、スーパーで使っている人たちを見たこともないが、上手な遣り方だと思う。ホームレスになって路上でごろごろしていても、喰わせては貰える。
但しこれでも失業者や困窮者が増えると、フードスタンプのコストが肥大化して政府の財政問題が深刻化する。そこで財政健全化の一環として受給制限を厳格化するとか、いっそパンなどの現物支給に切り替える方法も検討されている。わが国なら米や味噌の配給か、おにぎりやカップラーメンを配るようなアイデアだ。福祉予算を大幅に圧縮出来るのは云うまでもない。
ついでに書くと、春夏の暖かい時期は公園で暮らせるホームレスも寒さの厳しい冬は凍え死ぬ恐れがあるので、北部の大都市ではシェルターと呼ぶ収容施設を作ることが多い。ところが世捨て人の集まりみたいなものゆえ、ルールもへちまもなくて、動物みたいな弱肉強食の世界になる。腕っ節の強い奴が弱い奴から食料も服も小銭も全て奪ってしまうのだ。従い余程の腕力がないと生きていけず、シェルター から逃げ出そうと決意する人間が多いと云う。
人間は追い詰められると、目が覚める。こんな暮らしをしてちゃいかん、外は寒いしシェルター は危なくてしょうがないと、多くのホームレスが真人間になろうと心に誓うそうだ。これは素晴らしいことだ。どん底まで落ちたら、必要なのはその境遇から這い上がる精神だ。現実を直視して、前向きに働こうとする頑張りだ。困窮者に生活保護なんぞ渡している限り、この頑張りが生まれない。せいぜい真昼間からパチンコに精を出すのが関の山だ。
だから自民党 は削減などと云わず、食料購入専用金券や現物支給やシェルター 設営を前提にして、従来型生活保護制度 の「撤廃」をマニフェスト に織り込んで欲しい。大切なのは自助努力だ。
13歳・9頭身モデル、「笑っていいとも!」出演後に大反響
4月4日放送の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)に出演した人気モデルが、ネット上で話題となっている..........≪続きを読む≫