「改憲語る資格ない!」 自民若手が鳩山氏を面罵
「鳩山由紀夫元首相に憲法改正を語る資格はない!」。超党派議員による「憲法96条改正を目指す議員連盟」の16日の総会で、講師として参加した鳩山氏を自民党議員が面罵する一幕があった。
発言したのは宇都隆史参院議員で「鳩山氏は首相のときに一度でも改憲の話をしたのか」と詰問。鳩山氏が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の県外移設を主張したことも「混迷の元凶だ」と猛烈に批判した。
会場の空気が凍りつく中、呼びかけ人の自民党の古屋圭司衆院議員が「鳩山氏の考えは議連と相通じる部分もある」ととりなしたが、宇都氏は「納得できない。議連を退会する!」と会場を後にした。
鳩山氏は反論せず、何度も「お招きいただいたことに感謝申し上げます」と述べるばかり。改憲について25分間、熱弁をふるった後の思わぬ一撃に意気消沈の様子だった。