うわっ、まだやってるのか。「事業仕分け」のニュースを見て驚いた。蓮舫 や枝野が正義漢面して見栄を切り、省庁の小役人を苛める田舎芝居が脚光を浴びたのは2年も前だ。その後、無意味な政治ショーでしかないと誰の目にも明らかになり、消滅したと思っていた。
ところがどっこい、まだやっている。今度は若干配役が変わり、蓮舫 と枝野が敵味方に別れたと云う。まさにドサ回りの剣劇みたいになってきた。斬ったり斬られたりしながら、延々と見せ物を続けるつもりらしい。財務省 の予算査定作業を一部だけ取り出し、ショーに仕立てる一種の芸人根性には感心するが、あんな愚劣な演出で喜ぶほど国民は馬鹿じゃない。
そもそも仕分け芝居には弊害がある。先ずわが国には正式な予算決定システムがあり、きちんと機能している。省庁に予算上の問題があれば各所管大臣の責任だ。指揮命令系統にも入らず、責任も権限もない外野が、仕分けと称して、ごちゃごちゃヌカすのは筋違いだ。方針や政策が混乱して、予算決定や政策実行が遅延するだけだ。
それに国防やエネルギー政策など国家としての最重要課題に、無能なチンピラ大臣がああだこうだと口を出すのは極めて危険だ。まとまるモノもまとまらないどころか、とんでもない方向に国の方針が捩じ曲げられる恐れがある。他国を利する結果を招きかねない。
特に今回のように、仕分けショーごときが、もんじゅ や原子力機構を対象にするなど、おこがましいにも程がある。国家観も見識もない馬鹿がいちゃもんをつけるが為に、国民の安全な暮らしや経済の繁栄が損なわれるんじゃ堪らない。
政治的なパフォーマンスがしたければ、偉そうに事業仕分けなど冠さず、歌って踊って芝居に徹するべきだ。と思って絵にするうち、蓮舫 のおいらんショーみたいになっちまった。うん、ま、かぶりつきに陣取る爺さんはきっと喜ぶだろうな。ロッケンロールだ!