下関基地隊記念日行事に出席しました。
下関基地隊の正式名称は、「防衛省海上自衛隊佐世保地方隊下関基地隊」。長いですね。
基地隊の任務は、掃海艇による爆発性危険物の処理等、命懸けの極めて困難な任務です。
かつて小さな木製の掃海艇でペルシャ湾までの大航海を果たし任務を完遂したのもこの隊です。
「事に臨んでは、危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える」と宣誓し任官する、つまり「国家国民の為に命を懸けます」と宣言するのが自衛官です。
長い間、日本社会の不理解に苦しんだ彼等も一つ一つ実績を積むことで理解と敬意を勝ち得てきました。
震災後、福島を訪問した際、帰りのサービスエリアのトイレで、用をたし、手を洗っていると、隣で手を洗っていた迷彩服をきた自衛官のところに、10才ぐらいの少年がやって来ました。
少年は自衛官に握手を求め
「毎日ありがとうございます」
と言って出て行きました。
かつて「防大生は日本の恥」と言った愚かな作家がいましたが、そんな大作家とはレベルの違う、この少年の澄んだ感性に感激しました。
自衛官には名誉と誇りこそが必要なのです。その為に政治家としてすべき事はまだまだ山ほどあります。