少ししんどい年令。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








皇后さま77歳お誕生日

宮内記者会の質問とご回答全文(下)




問2 4人のお孫さまは健やかに成長され、秋篠宮ご一家の長女眞子さまはまもなく20歳となり、成年皇族になられます。皇太子ご一家、秋篠宮ご一家とは最近ではどのような交流をされ、どんな思いで接しておられますか。初めてのお孫さまが成年を迎えられることで、何か感慨はございますか。

(ご回答)

 四人の孫たちは、秋篠宮家の上の二人、眞子と佳子が十九歳と十六歳、東宮の愛子が九つ、秋篠宮家の末の悠仁が五つになり、それぞれに個性は違いますが、私にとり皆可愛く大切な孫たちです。会いに来てくれるのが楽しみで、一緒に過ごせる時間を、これからも大切にしていくつもりです。

 質問にもありましたように、今年は秋篠宮家の長女眞子が成人式を迎えます。思慮深く、両親が選んだ名前のように真直ぐに育ってくれたことを、嬉しく思っています。

 

 問3 七月初旬に左の肩から腕に強い痛みを訴えられ、九月に痛みが再燃し、北海道訪問を取りやめられました。天皇陛下は二月、心臓の冠動脈に硬化や狭窄(きょうさく)が見つかり、治療を始められました。喜寿を迎えられたわけですが、両陛下の現在のご体調はいかがですか。両陛下の健康管理、公務のあり方についてはどのようにお考えですか。

(ご回答)

 五、六年程前から、医師の警告を受けていた頸椎(けいつい)症より来る痛みが、七月初旬と九月初旬の二度にわたり発症し、幾つかの務めを欠いてしまいました。これまで比較的健康に恵まれてきましたが、この頃は加齢のためか、体に愉快でない症状が時折現れるようになり、その多くは耐えられないといったものではないのですが、日程変更の可能性を伴う時は症状を発表せねばならず、その都度人々に心配をかけることを心苦しく思っています。

 八年前、前立腺の手術をお受けになった陛下は、今もホルモン療法をお受けになっており、そのことが骨や筋肉に及ぼす悪い影響は避けられません。薬をお摂りになる他、医師からは適度の運動も奨められており、私も毎朝の散策に加え、体調が許すようになりましたら、また以前のようにテニスコートにもお伴をしたいと願っています。この二月に冠動脈の狭窄が見付かった結果、これに対応するための投薬も受けていらっしゃり、運動もあまり長時間はなさいません。陛下も私も、時に体におこる不具合に対処する一方で、今持っている体力があまり急速に衰えぬよう体に負荷をかけることも必要な、少ししんどい年令に来ているかと感じています。

 陛下のお務めの御多忙がお体に障らぬよう、深くお案じ申し上げておりますが、他方、病気をお持ちの陛下が、少しも健康感を失うことなく、日々の務めに励んでいらっしゃるご様子を見上げますと、陛下の御日常が、ごく自然に公務と共にあるとの感も深くいたします。

 人々のために尽くすという陛下のお気持ちを大切にすると共に、過度のお疲れのないよう、医師や周囲の人たちの意見も聞きつつ、常に注意深くお側にありたいと願っています。




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