日本が尖閣諸島の周辺海域に大型巡視船を増強
=中国
中国メディアの中国新聞社はこのほど、日本海上保安庁が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺海域に排水量1300トン(36人編成)、ヘリコプター用の飛行甲板がある大型巡視船「いしがき」を10月8日から配備すると報じた。
■尖閣諸島問題 - サーチナ・トピックス
記事によると、海上保安庁は今回の決定に関して、「悪天候にも対応できる大型巡視船が増強されることで、より迅速な対応ができる」としている。
巡視船は現在、福岡県に拠点を置く第7管区海上保安本部に所属しており、今後は巡視船の船名を「いしがき」に変更し、尖閣諸島まで170キロの距離にある第11管区海上保安本部の石垣海上保安部に配属換えされることになった。現在のところ、尖閣諸島の海域には2隻の巡視船が配備されており、10月8日以降は3隻に増強されることになる。
中国の漁業監視船が8月24日早朝、尖閣諸島に出没し、日本領海内に一時侵入する事件が起き、外務省は中国駐日大使に抗議を行った。記事によると、今回の巡視船増強の決定にはこの事件が深く関係しているようだ。
中国外交部の報道官は、「尖閣諸島の周辺海域は中国の漁師が古くから漁を行なってきた漁場である。われわれは一貫して中国の法律に基づいており、漁を守るために必要に応じて漁業監視船を現場海域に派遣している」と繰り返し主張している。
(編集担当:及川源十郎)