進展ないまま首相代わる。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







拉致家族「誰を信じれば」「これまでで一番困惑」

進展ないまま首相代わる。





拉致問題に全く進展がない中、また首相が代わる。拉致被害者家族は「誰を信じれば…」と困惑を深めている。

 「下降線をたどるよう。これまでで一番困惑している。誰が首相になれば大丈夫なのか分からなくなりました」。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(75)はこうため息をついた。

 菅直人首相は当初から、「国の責任で解決に全力を尽くす」と表明。北朝鮮が、9月までに拉致被害者の再調査に応じなければ、追加制裁を検討する考えを示していた。だが、この期限前に拉致問題を放り出したことになる。

 毎年首相が代わる状況に、めぐみさんの父、滋さん(78)は「こんなことでは北朝鮮も取り合わない。安定した政権がないと…」と憂慮する。

 早紀江さんは「長いだけでは…。間違った感覚の人が長くいても進展は望めない」と不安がる。政府の拉致問題対策本部長である菅首相側が拉致容疑者の長男が所属する「市民の党」の周辺団体に献金していた問題が念頭にあるからだ。

 田口八重子さん=同(22)=の兄で拉致被害者の家族会代表の飯塚繁雄さん(73)も「誰を頼り、誰を信じていいか分からない中、時間だけがズルズル過ぎていく」と焦る。

 増元るみ子さん=同(24)=の弟で家族会事務局長の照明さん(55)は「国をどうしていくかの前に、献金問題について国民に明確に説明できる方に首相になっていただきたい」と強く求める。

頻繁に代わってきた拉致問題担当相への不安も大きい。次の政権で新顔になれば、民主党政権の2年間で5人目となる。照明さんは「拉致解決には継続した力が必要。担当相がコロコロ代えられるのは解決の道への障害だ」と話す。

 飯塚さんらは最近、中野寛成拉致問題担当相に直接、続投を要請した。しかし答えは、「上(首相)が指名することだから」と、頼りないものだった。

 早紀江さんは訴える。「いつまでも時間があるわけでなく、どこまで生きられるのかと思ってしまう。『救い出す』と、覚悟を持ってぶれずにやってくれる首相でないと。家族は代わりたくても代われないんです」




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