中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。
全国的に今日から2学期が始まる学校が多いようです。私が文科大臣の時、ゆとり教育を見直し、土曜日の活用や夏休みを短くして授業時間を増やすように提唱してから7年、現実に夏休みが1週間も短縮されたという事はうれしい驚きです。
私が教育改革を提唱した時、マスコミや日教組から激しく批判されたことを思うと今昔の感があります。ここまできた背景には子供達の学力低下を懸念する保護者や国民の声なき声があったと思います。
永年、ゆとり教育を進めてきた文部科学省でした。一人一人の子供達の幸せの為、また日本の発展の為という思いで、私と副大臣2人、政務官2人の5人で相談しながら官僚達を説得しました。まさに政治主導の改革だったと思います。
民主党の政治主導は官僚を排除し、自分達だけで物事を決めようとしますので、官僚が指示待ちになり行政が動きません。国をあげて支援に当たらなければならない大震災の時に、民主党政権を戴いた日本の不幸を思わざるを得ません。
菅総理を辞めさせる為に、問題のある法案の成立に協力する野党という 変な政局の中で、やっと菅首相が辞めることになりました。本来ならば、4Kバラマキや政治資金の追及で菅首相を野垂れ死にさせる可能性も十分あったのに、野党の力量不足を感じます。
今、自民党の首脳部はリベラル色が強く、特に党3役は出戻り組です。自民党の場合は派閥といい、民主党の場合はグループというマスコミの使い分けもどうかと思いますが、派閥の長はポストに着いてはいけないという理由で、町村信孝さんのような派閥を取り仕切る力のある議員の出番がありません。特に伝統ある清和会の沈黙が残念でたまりません。
私は、中央政局のていたらくにあきれ果て、自分では何もできない虚しさを抱いてこの夏を過しました。8月15日には猛暑の中、たくさんの参列者の中に混じって靖国神社に参拝してきました。きちんと整列して汗をふきふき少しずつ静かに前に進む人々の波は感動的でした。
途中出会ったたくさんの皆さんから激励の言葉をいただき大変力づけられました。しかし、同時期に近くの日本武道館で行われた戦没者慰霊式では、相変らず菅首相がもっぱら近隣諸国への謝罪を繰り返していたそうです。
祖国の為、命を投じた英霊の無念さが聞こえてくるようです。このざまで、日本にいいことが起こるわけがないという思いを強くします。
参拝後、新宿からあずさ19号に飛び乗り諏訪の花火大会を見物に行きました。諏訪に嫁いでいる末妹から是非1度見に来たらと言われていましたが、初めて行く気になりました。50万人の人出にふさわしい素晴しい花火の競演でした。まるで戦場に身を置いているような爆音、振動にも驚かされました。
翌日、小淵沢まで車で送ってもらい、小淵沢から小諸まで小海線でコトコト行きました。乗り換えて軽井沢まで在来線で合わせて約3時間、久し振りにのんびりした旅でした。小海線に乗るのは家内と旅して以来43年ぶりでしたが、車窓から見ると当時は何もなかった清里はすっかり街になっていました。
一面緑の中で、青い空と清流を眺めながら、「きれいな水と豊かな緑の日本には、砂漠で生れた厳しい一神教の宗教は生れない」と言った宗教家の言葉を思い出していました。山や谷にも神様がおわしますと感じた日本人の豊かな感性に共感します。実際、世界を廻ってみて、日本のように四季に富み、きれいな空気と水と緑に溢れた国はそんなにないと思います。
私達は、先祖代々営々として受け継がれてきたこの国土を次の世代にしっかりバトンタッチしなければなりません。「甲斐の山々日にはえて・・・祖霊ましますこの山河 敵に踏ませてなるものか・・・」武田節の一節が口をついで出ました。しかし、そのかけがえのない祖国が今、間接侵略されつつあることを私達はしっかり認識しなければなりません。
軽井沢で旧友達とゴルフをして宮崎に帰り、今度は訪ねてきた孫達と高千穂に遊び、帰りに西都原の古墳群を訪ねました。神話と伝説の国、日本発祥の地、宮崎です。パワースポットで有名になった高千穂神社、その中で毎夜舞われる夜神楽。神話の中に出てくる天岩戸等が処々に見られるのは楽しいものです。私はもう一つの天孫降臨の地と言われる霧島連山、高千穂の峰の麓の生まれです。長嶋監督が霊気を感じたという東(つま)霧島神社といい、訪れるとどちらも神々しい雰囲気に身が引き締ります。
西都原の古墳群も日本一の規模に恥じない見事なものです。宮崎県が約53億円をかけて建設した博物館は終日廻らないと見切れません。縄文式から弥生式文化への流れ、3,4世紀の日本。日本がその姿を歴史文書に現わす前の土器や武器、居住の想像図等が展示されています。時空を越えて日本民族の営みに思いを馳せるのもいいものです。是非、日本全国から訪ねて欲しいと思います。
尚、高千穂の旅館では、昨年発生した口蹄疫で家畜の殺処分をやむなくされた農家の子供達がたくさん招待されて元気よく走り廻っていました。ここにも日本人のやさしさに触れることができました。
政治も経済も社会も停滞している今の日本です。しかし忘れてはならないもの、失ってはいけないものを改めて認識させられた今年の夏でした。
民主党の代表選が始まります。相変らずの人、あまりよく知らない人が手をあげています。大連立とか脱小沢とか賑やかなことですが、8月30日は前回の総選挙の日です。この2年間の民主党政権がどれだけ日本の国益を損ね、国際的信用を落とし、国民の品位を傷つけたかと思うと、早く日本の政治を正常に戻し、日本国民の為の政治にしてほしいと神々に祈りたくなる心境です。
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