北方領土・国後島。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








【探訪 防人の風景2011】

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110821/art11082108470006-n1.htm




インフラ整備で“ロシア化”懸念


 北方領土のビザなし交流団員として訪れた2度目の国後島で、道路の舗装工事現場に出くわした。「アスファルト舗装は皆無」と聞いていたうえ、前回3週間前に同じ道を通ったときとの“変身ぶり”に驚いた。

 国後島は北海道・野付半島の北東16キロに浮かぶ日本固有の島。長さ122キロ、面積1498平方キロ(沖縄本島の約1・2倍)で、島の西側からは知床連山が美しい。携帯電話で日本国内通話もできる。

 「周辺はサケやマス、カニなどが取れる世界有数の豊かな漁場」と漁師だった元島民はいう。根室から国後島へ渡る際はイルカやクジラに出合った。終戦当時7364人の日本人が住んでいたが今、島に居るのは約7千人のロシア人だ。

 ビザなし交流開始から20年。これまで、ロシア政府は北方領土のインフラ整備に熱心といえず、訪れた日本人が島の発展を目の当たりにすることは少なかった。が、昨年11月1日を境に状況は一変。島を訪れたメドべージェフ大統領が社会資本整備などを約束したのだ。最高首脳の来島はソ連時代も含め初めてだった。

 同政府は2007~15年に行う「クリル諸島社会経済発展計画」で、900億円を超えるとされる巨額の資金を投入。空港では新ターミナル建設と滑走路の延伸が進み、港では大型船が接岸できる施設の工事が続く。交流では新設された消防署や病院、学校などを多く見せられた。

しかし、アスファルト舗装は今年の予算で約3キロしか造れず、空港や港湾の工事も遅れ気味。完成のめども立たない。交流会に出席したロシア人の女子大生(21)は「舗装のおかげでハイヒールが履けてうれしい。でも、生活に変化はない」とさめていた。

 元島民2世の白崎賢哉さん(56)は「工事は表面的で町づくりも計画性に欠ける。でも、島の開発にロシア側が本腰を入れはじめたのも事実」と危惧している。

                             (写真報道局 鈴木健児)



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員奮励努力セヨ。 

地味な単色から赤や青に塗り替えられた古釜布の街では港湾施設の建設が進んでいた。後方にそびえるのは「国後富士」と呼ばれる爺爺岳(ちゃちゃだけ)



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員奮励努力セヨ。 

3週間前に訪れた際、4WD車が土煙をあげて走っていた道路ではアスファルトの舗装工事が進んでいた



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員奮励努力セヨ。 

        レーニン像がある行政府前広場には市制?周年を祝う看板が掲げられていた



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員奮励努力セヨ。