「犬死に」に激怒した犬、反菅デモを決行! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「yohkan様のブログ・愛国画報FromLA」 より。




「ふざけるな」ブルドッグが読んでいた新聞を投げ捨てた。「ななな何が犬死にだけはしないだ!」


新聞を覗き込んだテリアが不快そうな顔をする。「菅首相ごときが犬死にとは何だ。失礼じゃないか。」


スピッツ がキャンキャンと吠えた。「あんな売国奴と一緒にされて、犬のプライドを酷く傷つけられた。」


そうだ、そうだと回りの犬も一斉に吠え立てた。




草莽崛起  頑張ろう日本! 




「だいたい、あの首相は福島原発の対応を混乱させて・・・」プードルが悲しげな声で語り出す。「元気で走り回っていた犬や猫を殺処分にしたのよ」わっと泣き出した。


「そもそも放射能には問題がないんだ。年間1ミリシーベルト の基準には何の根拠もない。われわれ日本の犬は年間2.4ミリシーベルト の自然放射線を浴びている。」と柴犬。

イラン のラムサール地方やブラジルのガラパリ地方なら、自然放射線の値は10ミリシーベルト もある。しかし健康被害などは出ていない。むしろ健康が増して長生きしている。」さすがに柴犬は頭がいい。放射能ヒステリーを煽るどこかの大学教授より余程しっかりしている。


「じゃ、福島の犬は文字通り犬死にだったのか。」土佐犬がそう云うと、プードルがさらに大きな声で泣いた。チワワももらい泣きしている。


「首相はな」と重々しい声はシェパードだった。「原発事故を逆手にとって延命を図っているだけなのだ。」


横で頷いたのは雑種の白犬だった。「太陽光発電だってデタラメです。あれ、孫さんに騙されるんです」


「あたしが聞いたところ」ポメラニアンが云う。「菅首相の故郷では犬を食べるらしいの。」


「なな何だって」犬たちの血相が変わった。「ゆゆ許せん」


ここですっくと立ち上がったのは、愛国保守派の論客、秋田犬だった。

「われわれ犬の団結力を見せようじゃありませんか。」何事かといぶかる仲間達に語りかける。

「デモですよ、皆さん。われわれが首相官邸を取り囲んで、即時退陣を要求するのです。精一杯吠えようではありませんか。」


一同に異存はなかった。全員がしっぽを振った。よし、デモの決行だ。


早速、有楽町マリオン前に集合すると、首相官邸目指して歩き出す。ワンワン、キャンキャンとシュプレヒコールを上げながら行進する犬、約数千匹。途中参加の犬が多く、官邸に辿り着く頃には数万匹に膨れ上がっていた。


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官邸周辺は大混乱となった。群がる犬の鳴き声が大騒音と化している。警察が抑えようと出動したが、噛み付かれる始末。対応は警察より保健所だろうなどと云いだし、犬のデモが鎮圧できない。


しかし、官邸の首相はこの事態を喜んでいた。

「いいじゃないか。犬が沢山集まって元気なものだ。あれだけ、俺の名前を呼ぶところを見ると支持者、いや支持犬だろう。」何と分厚いガラス越しに聞こえる犬の鳴き声は、首相の耳にカン 、カンと響いていたのである。

「もう人間から支持されることはない。この際、俺を支持してくれるなら、犬でも結構だ。」



数日後、菅内閣は新法案をふたつ国会に提出した。


「犬・猫等ペットへの参政権付与法案」と「ペットの権利擁護法案」だった。