両陛下と皇族方、
済生会創立100周年記念式典にご臨席。
天皇、皇后両陛下は30日、東京都渋谷区の明治神宮会館を訪れ、社会福祉法人恩賜財団「済生会」の創立100周年記念式典に臨まれた。常陸宮ご夫妻と、同会の総裁を務める寛仁親王殿下も同席された。
陛下はお言葉で、東日本大震災に触れ「私どもは幾つかの地域で被災者を見舞う機会を持ちましたが、その折少なからぬ被災者から、救援の人々に支えられていることに対する深い感謝の気持ちを告げられました。そうした中に、済生会の救援活動も大きな役割を担っていたことに、感謝しています」と述べられた。
式典には菅直人首相や衆参両院議長も参列した。
済生会は明治天皇の意向と下賜金をもとに明治44年に設立。社会的弱者への医療や福祉活動を行い、代々、皇族が総裁を務められている。
済生会創立100周年記念式典で、お言葉を述べる天皇陛下
=30日、東京・明治神宮会館(緑川真実撮影)