「yohkan様のブログ・愛国画報 From LA」 より。
反原発だとか反核だとかって言葉に、どことなく冷戦時代のレトロな響きやを感じるのは、歳のせいかな。幾ら震災で原発事故が起きたからって、今さら、反原発運動なんて本気かよ?と思う。特に若いひと達が反原発だなんて云ってるのを聞くと、子羊が騙されているようで可哀想になります。
もともと昔から、核兵器廃絶を求める反核運動って、かなり胡散臭っかった。なぜか旧ソ連や支那中共の社会主義国の核は良い核だと擁護しつつ、米英など資本主義国の核は悪い核だと糾弾したんだから、まるでブラックジョーク。あまりにバカバカしいので良識ある人々には相手にされず、旧ソ連の社会主義体制が崩壊して、冷戦が終結した途端に下火になりました。
反原発運動だって反核運動の一部。だから当然、世の流れに沿って下火になったし、そもそも事故らしい事故もなく、忘れ去られていた。それに、地球温暖化 詐欺に引っ掛かった鳩山が、CO2 の25%削減を約束したため、将来、何兆円もの大金が日本から支那に排出権代金として渡る見通しが確実になった。だから左巻き連中も支那に遠慮して、クリーンエネルギーの原発には無闇に反対できなくなったのですね。反原発運動はまさに「死んだ」状態でした。
ところが、福島第一の原発事故発生で、死んだはずの反原発運動家たちが息を吹き返した。 きっと水素爆発の映像を見て嬉し涙を流したに違いない。ああ、俺たちの時代だ、この世の春がやって来たと、連中喜び勇んでお祭り騒ぎです。
80年代終盤に原発の恐怖を煽って一世風靡したジャーナリスト氏が復活して、「北半球が吹き飛ぶ」なんて唱えてみたり。反核の道一筋40年だか50年、まさに筋金入りの大学のセンセイが登場して、恐怖の放射能理論を声高に解説してみたり。放射能は誰にも見えないから、何とでも云えるし、話は大きくて怖いほうがウケがいい、みたいな感じかな。冷戦時代にがんがん大気中の放射能を浴びた中高年と違い、若い世代は何も知らないもの、与太話に衝撃を受けちゃうんだろうなと、ちょっと心配です。
でも若いひと達に云いたい。左巻き連中の反核運動とは、そもそもわが国に核技術を持たせたくない「反日運動」なんですよ。近隣諸国にとって脅威とならないよう、日本を核抜き、原子力抜きの弱っちい国にしたいの。だから騙されちゃいけません。
えっ、ドイツ にも反原発運動が有るじゃないか、って云う君には、もう一言。日本とドイツ はどちらも、世界が束になって敵わないくらい、豊富な資金と技術がある国。もし本気で核開発に着手したら、どんなに高性能な核兵器を作られるかタマったもんじゃないと、周囲の国々から見れば脅威の対象なのです。
軍事を別にしたって、両国は共に圧倒的な経済力がある。このまま、原発利用で低コストの電力供給が保証されたら、競争上、他国では太刀打ち出来ないと云う、やっかみも否定出来ません。
欧州はいろんな国があるのに、ドイツでのみ、反原発運動が盛り上がってるって時点で、何かオカシイって気付いて欲しい。地続きのフランスやイタリア 、北欧でも盛んに原子力発電 をしてるのに、なぜドイツ だけ?と考えれば判ること。20年前に旧共産圏の東独を吸収した経緯もあり、ドイツ にも自国の核技術を潰したい極左勢力が跋扈している点を忘れちゃいけません。
早い話、日独は共通して、自国に巣食う狂った左巻きに苦労させられてるんですよ。