福島県地図
福島競馬場(東北で唯一のJRA競馬場だが、7月までの開催が中止となっている。)
最初に国道115号線を通って他所と比べて高い放射性物質や放射線量が計測されている飯舘村に行った。
途中、随所に桃の花と桜の花が満開となっており、実に見事だった。
時間が非常に押し迫っていたので、ゆっくり桃や桜の写真を撮ることが出来なかったのが残念だ。
飯舘村に到着
飯舘村で見かける人は非常に少なかった。
飯舘村の以前の様子を知らない私には以前との比較はできないが、確かに車の通りも人の通りも非常に少ない。
http://www.minyu-net.com/news/news/0501/news9.html
東電に悲痛な叫び 計画的避難区域・飯舘の少女
2011年5月1日 福島民友ニュース
東京電力の鼓紀男副社長が30日、村内全域が計画的避難区域に指定された飯舘村と一部地域が指定を受けた川俣町で住民説明会を開き、住民に謝罪した。4月22日の指定以来、幹部が現地を訪れ、謝罪するのは初めて。これまでの避難と異なり、避難開始までの期間に住民がいかに生活基盤を確保するかが重要となる中、参加者からの質問は「いつ、どのように補償を開始するのか」といった補償問題に集中したが、東電側からの明確な答えはなく、避難開始への不安を残す結果となった。
「私が将来結婚したとき、被ばくして子どもが産めなくなったら補償してくれるのですか」。人口約6100人全てが避難対象となる飯舘村で行われた説明会。原発事故から1カ月半が経過してようやく謝罪に訪れた東電側に対し、住民は怒りをぶつけ、将来の不安を悲痛な叫びとして訴えた。
出席した村民約1300人が見守る中、同村飯樋の高校1年生渡辺奈央さん(15)は、将来の被ばくリスクについて質問した。鼓副社長は「とても重い質問。影響が出ないようにしたい」と答えると、「危ないからもっと早く避難すべきと言ってほしかった」と対応の遅さを指摘した。
>「私が将来結婚したとき、被ばくして子どもが産めなくなったら補償してくれるのですか」。
1か月ほど前の報道では、飯舘村の約20日間の累積放射線量が5.339ミリシーベルトだった。
放射性物質:累積放射線量 浪江町などで年間限度超える
2011年4月2日 20時14分、毎日新聞
文部科学省は2日、福島第1原発から北西約30キロの福島県浪江町国道399号沿いの累積放射線量が、8.985ミリシーベルトに達したと発表した。3月23日以降214時間の累積で、浪江町内の他3地点▽4.078ミリシーベルト▽4.127ミリシーベルト▽1.807ミリシーベルト、北西約32キロの飯舘村の5.339ミリシーベルトが、人工被ばく年間限度(1ミリシーベルト)を超えている。
(以下略)
ネットで「飯舘村の1年間の累積放射線予想は40ミリシーベルト(mSv)」との書き込みを見たが、その程度の放射線量なら「子供が産めなくなる」
子供の被曝限度(被爆と被曝は全然違うので注意)について最近、枝野幸男官房長官と小佐古敏荘元参与が年間20ミリシーベルト(mSv)としている現行の基準で揉めていたが、実際に放射線の健康への悪影響が認められているのは、年間100~200ミリシーベルト(mSv)位からだ。
その年間100~200ミリシーベルト(mSv)でも、塩分の摂り過ぎや運動不足などよりは、害が少ない。
年間20ミリシーベルト(mSv)だと悪影響は全く認められていない。
むしろ、年間20ミリシーベルト(mSv)の被曝は健康に良く、癌の発生率を低下させる。
インド南部ケララ州のカルナガパリ地域の放射線量は世界平均の5~10倍で、住民は年間10~20ミリシーベルトの放射線を常時浴びているが、がんの発生率は低く、健康で長寿だ。などと深刻になる必要も根拠も全くない。
ちなみに、妊婦が低線量率放射線療法を受けると、とても頭が良く、体格の良い赤ちゃんが産まれ、良い子に育つという。
インドの高自然放射線地域での疫学調査に基づくがん死亡リスク
飯舘村の年間放射線量が数十ミリシーベルト(mSv)なら、飯舘村から他所に避難して野菜不足や運動不足になる方が健康には確実に悪影響を及ぼす。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819595E0E1E2E2EB8DE0E6E2E6E0E2E3E386989FE2E2E2;at=ALL
放射線のがんリスク、100ミリシーベルトで受動喫煙なみ
4月25日(月)日本経済新聞
放射線を健康に影響が出るとされる100ミリシーベルト程度浴びた場合でも、がんの発生するリスクは受動喫煙や野菜不足並みにとどまることが、国立がん研究センターの調べでわかった。肥満や大量の飲酒、喫煙に比べると低い。低線量の放射線による健康影響を考えるうえで、ひとつの目安になりそうだ。
《放射線と生活習慣の発がんの相対リスク比較》
受動喫煙の女性 1.02~1.03倍
野菜不足 1.06倍
100~200ミリシーベルト(mSv)を浴びる 1.08倍
塩分の取りすぎ 1.11~1.15倍
200~500ミリシーベルト(mSv)を浴びる 1.16倍
運動不足 1.15~1.19倍
肥満 1.22倍
1000~2000ミリシーベルト(mSv)を浴びる 1.4倍
毎日2合以上の飲酒 1.4倍
2000ミリシーベルト(mSv)以上浴びる 1.6倍
喫煙 1.6倍
毎日3合以上の飲酒 1.6倍
(注)相対リスクは、例えば喫煙者と非喫煙者のがんの頻度を比較した数字
広島、長崎の原子爆弾で被爆した人のうち約4万4000人が、その後、どの程度の割合で肺がんなどを発症したかを長期間にわたって追跡調査した放射線影響研究所などの論文と、国立がん研究センターなどが実施してきた生活習慣によるがん発生リスクの疫学研究とを、津金昌一郎・予防研究部長らが比較検討した。
原爆で100ミリ~200ミリシーベルトの放射線を浴びた集団は浴びていない集団に比べてがんになるリスクが1.08倍だった。生活習慣によるリスクと比較すると、1日1箱たばこを吸う夫を持つ妻が受動喫煙でがんになるリスク(夫が禁煙の妻と比較して1.02~1.03倍)や野菜嫌いな人のリスク(野菜を食べる人と比較して1.06倍)よりもわずかに高い程度だった。
肥満や運動不足、塩分の取り過ぎなどでがんを発症するリスクは1.1~1.2倍程度で、放射線を100ミリ~200ミリシーベルトを浴びた場合よりも高い。
一方、男性の喫煙者はたばこを吸わない人よりも1.6倍がんになりやすい。放射線の被曝(ひばく)量でみると2000ミリシーベルト以上浴びた場合のリスクとほぼ同じだという。
津金部長は「がんは様々な要因が複雑に絡み合って発症する。放射線リスクだけを気にしすぎないようにしてほしい」と話す。
上述のとおり、小佐古敏荘元参与が泣きべそをかいて記者会見し、それに枝野官房長官が反論した年間20ミリシーベルト(mSv)だと、被曝の影響は統計的に有意ではなく、誤差の範囲内であり、悪影響は全く認められていない。
これに関しては、泣きべそかいた小佐古よりも枝野の主張の方が正しい。
年間20ミリシーベルトとしている現行の基準について泣きべそをかいて抗議の記者会見をする小佐古敏荘元参与
年間20ミリシーベルト程度の弱い放射線なら、むしろ長く浴びる方が癌の発生率を低下させる。
インドの高自然放射線地域での疫学調査に基づくがん死亡リスク
☆『弱い放射線を長く浴びると?』
日経新聞4月17日(日)
「ナゾ謎かがく」
《強い放射線を一度に浴びると生命の危険にさらされる。そこまで強くない放射線でも、浴びた線量が100ミリシーベルトを超えると、がんになるリスクが高まるとされる。それではごく弱い放射線を浴びた場合の影響はどうなのか。
放射線被曝(ひばく)でがんなどの病気になるのは、細胞内のDNA(デオキシリボ核酸)が傷つき、その修復がうまくいかないからだ。
放射線の「当たりどころ」が悪ければ影響は大きい。いったん損傷を受けたDNAやがんになった細胞が、生体の持つ修復機能で正常に戻ることもある。運の良しあしという一面があり、放射線の確率的影響と呼ばれる。
同じ線量の放射線でも、長い時間をかけて受けた場合には、生物に与える影響が小さくなることが知られている。こうした現象を線量率効果と呼んでいる。様々な動物実験で確かめられているが、放射線で受けたDNAの損傷よりも修復力などが勝ることで、影響が蓄積しなくなるためと考えられている。
このことは自然放射線が強い地域でのがんの罹患(りかん)率を調べることでも確かめられつつある。インド南部ケララ州のカルナガパリ地域は放射性物質を含む鉱石が分布する。自然放射線量は世界平均の5~10倍で、住民は年間10~20ミリシーベルトの放射線を常時浴びていると推定される。
2009年にまとまった約7万人の免学調査では、総線量が600ミリシーベルトの人でも、対照地域と比べたがんの死亡リスクの差は確認できなかった。放射線の総量は同じでも一度に浴びた原爆被爆者のリスクは高い。
調査を支援した電力中央研究所の放射線安全センターでは「福島第1原発からの放射性物質の影響を知る上でも有益な研究結果」とする。
低線量放射線の影響はまだ分からないことが多い。1つの細胞に放射線が当たると、少し離れた細胞が影響を受けることが知られる。直接関係のない細胞が「もらい泣き」をするような現象で、バイスタンダー(傍観者)効果と呼ばれる。
また弱い放射線をあらかじめ浴びた細胞は、その後の強い照射に対して抵抗性を示す実験結果もある。ワクチン接種によって免疫が強まるような現象だ。低線量の放射線が体の免疫機能を高めるなど体にプラスに働くとの研究もある。
>低線量の放射線が体の免疫機能を高めるなど体にプラスに働くとの研究もある。
以前、当ブログでも紹介した
稲恭宏博士が、低放射線治療の素晴らしい効果を強く主張していた。
また、これも以前紹介したが、上述の年間10~20ミリシーベルトの放射線を常時浴びているインド南部ケララ州と同レベルの放射線量があるブラジルのガラパリ海岸などでは健康に良いと言って海水浴や治療に多くの人々が訪れている
リュウマチなどに効くので沢山の人達が海水浴と治療に訪ねるブラジルのガラパリ海岸。
ガラパリ地域の自然放射線量は年間平均5.5ミリシーベルト(mSv)で最高値は35ミリシーベルト(mSv)だ。
黒い砂のところの1時間あたりの自然放射線量は0.015ミリシーベルト=15マイクロシーベルト。
このガラパリ海岸の周辺住民も、癌が少なく、長寿だ。
世界の高自然放射線地域における大地放射線量(mSv/y)
地域 平均値 最高値
ラムサール(イラン)10.2 260
ガラパリ(ブラジル) 5.5 35
ケララ(インド) 3.8 35
陽江(支那) 3.5 5.4
香港(支那) 0.67 1.0
日本 0.43 1.26
―――――――――――――――
私が言いたいことは、政府はもう福島第一原発の周辺住民を他所に避難させる(追放する)ことをやめるべきだということだ。
年間20ミリシーベルト(mSv)位の放射線量が癌の発生率を低下させ、健康で長寿をもたらし、妊婦や胎児にも良い影響を与えることが判明しているのに、子供の被曝限度(被爆と被曝は全然違うので注意)を年間20ミリシーベルト(mSv)と定めて、その数値を少しでも超えたら自分の土地や家から追放するなど正気の沙汰ではない。
ましてや、政府が子供の被曝限度を年間20ミリシーベルトに引き上げたことに、泣きべそをかいて抗議の記者会見をした小佐古敏荘は、マジキチの極みだ。
━━━━━━━━━━
4.10 東京緊急報告会 東日本放射線衛生調査 4月10日 18;30
ちなみに、2003年以降の原爆症認定集団訴訟で小佐古敏荘は、国側の証人として出廷し、国の主張に沿った証言を行ったが、小佐古が証人として出廷した裁判は、国側が全て敗訴している。
おそらく、小佐古敏荘は、日本国側の人間に成りすましておきながら、実は日本を崩壊させるための二重工作員なのだろう。
「福島の住民は土地や家を出ていく必要なし!」、「福島の野菜や牛乳や家畜を捨てるな!」、「政府は直ちに福島の住民を家畜の世話に戻すべし!」、「福島の野菜を食べよう!」、「胎児にも影響なし、安心して産むように!」、「避難区域を広げるなんてとんでもない!」との主張は、稲恭宏医学博士の他、高田純理学博士(札幌医科大学教授)なども、強く主張している。
しかし、何故か、放射線医学の専門家の稲恭宏医学博士や高田純札幌医科大学教授などはテレビに出演することはなく、放射線に関してはど素人で「パチンコだけが現代の日本人にとって大切な娯楽」などとパチンコ礼賛論を唱え、福島の瓦礫を川崎市が処理することを妨害し、いわき市長に「福島県産の食材を給食に使うな」と緊急提言し、風評被害を拡大しまくっている武田邦彦(中部大学)がテレビに出演しまくっている。
パチンカス武田邦彦は、5月2日放送のテロ朝「TVタックル」にも出演していたが、案の定、小佐古敏荘に賛同していた。
■動画
【高田純】東日本の放射線状況を報告する会[桜H23/4/12]
http://www.youtube.com/watch?v=5xexvZitpOQ
【要旨】
(ブログ「そよ風 」の記事より)
高田純教授(札幌医科大学 物理学教授 理学博士)の講演会に行ってきました。
高田教授は4月7日から札幌、青森、岩手、仙台、福島と放射線量を測定されて、大きな荷物を抱えながらそのまま会場に到着されました。
いきなり福島第一原子力発電所正門の前で測定器で測定されている映像がでましたが、防護服も防護マスクもなく、会場に到着された時と同じ洋服で計測されておられたので驚きでした。
会場の皆が固唾をのむ中、測定値が発表されました。
35マイクロシーベルト(マイクロはミリの1000分の1)
一日線量、84ミリシーベルト
この値はチェルノブイリの2000分の1です。
つまり測定結果はすべて安全ということです。
原発正門前レベル D
その他福島 E
札幌、青森 F
岩手、仙台 E
――――――――――
線量レベル6段階
A 致死
B 急性放射線障害
C 胎児影響、発ガン
D やや安全、診断CTレベル
E 安全
F 全く安全
――――――――――
人間は4シーベルトで半分が死亡、8シーベルトで全員が死亡。
国際宇宙ステーションでは一日1ミリシーベルト、100日で発ガンするといわれているCレベル。
職業被爆レベルはDとCの間とされている。
チェルノブイリでは運転手、消防隊員、29名死亡、数百メートル離れた医務室の医師が急性放射線障害にかかった。
日本では津波による死亡者はでているが、放射線で死亡者は出ていない。
福島第一原発正門前、原発敷地隣接地は、レベルD
福島県はその他二本松、浪江町、飯館村等は、レベルE
高田教授は更に飯館村の89人の甲状腺の被爆量を測定。
全員レベルFでした。
又、講演会場で希望者三人(浅草、千葉、荒川区)の方の甲状腺の放射能レベルの測定を行ったところ全員レベルFで問題なし。
これは東京にも放射能の健康被害は出ていないという事と言えるのではないかとおっしゃいました。
チェルノブイリでは多数が甲状腺癌を発病した。
日本人の食生活は普段からヨウ素の多いものが多くソ連の食生活と比べると優れている事も一因かもしれないということでした。
放射能の半減期は8日
牛乳は捨てる必要なかった。
バターをつくりおいて置けば放射能はなくなった。
野菜は洗えば放射線量は十分の一から百分の一になる。
政府は直ちに住民を家畜の世話に戻すべし。
結論!
今回の原発事故で日本人は放射能を心配する必要なし。
福島の野菜を食べよう!
胎児にも影響なし、安心して産むように。
避難区域を広げるなんてとんでもない。
風評被害の恐ろしさを防ごう!
マスコミは全く事実を伝えず恐ろしさだけを煽っている。
世界は日本の被害を大げさに伝え、日本の技術力やイメージを貶めている。
1961年以降の中国・楼蘭周辺の核爆発で核の黄砂が日本人の骨格に入ってしまい、放射性ストロンチウムが蓄積してしまったほうが、より大きな問題である。
中国の核実験は1000キロ離れたカザフスタンで胎児に奇形を発生させるほどのリスクだった。
高田氏は中国の核実験と黄砂の危険性と日本人が楼蘭ブームに乗せられて被爆地を観光客として訪れてしまった事をテレビで言った後一切テレビ出演の要請がなくなった。
司会者(中野氏)のブラックジョーク。
「中国人は日本から逃げ帰ったが、故郷の放射能は日本の10倍だった」
━━━━━━━━━━
私が福島第一原発を目指すと言っても、もちろん原発まで行くわけではないし、行けるわけがない。
途中、原発から30km地点か20km地点に警察が居て、立ち入り禁止にしているはずだから、そこまで行こうと思った。
後で知ったのだが、普通、福島市から浪江町に行くには国道114号線を通って行くのだが、私は北に位置する飯舘村を見て、その後も通行止めとなっている地点まで行ってから北の相馬市に行こうと思っていたため、北側から原発方向に向かう国道399号線の山越えルートで浪江町に入った。
浪江町の地図
浪江町には福島市に通ずる国道114号が東西に走っている。私は国道399号を利用し飯舘村から浪江町に山越えのルートで入った。
国道399号線で飯舘村から浪江町に到達
この「いちづく坂峠」が、飯舘村と浪江町の境界線らしい。
浪江町に入って少し行くと、お馴染みの黄色と黒の【バリケード看板】があった。
その横に大きな立て看板もあったのだが、最初は倒れていて気が付かなかった。
周りには、警官も居ないし、パトカーも見当たらない。
良く見ると、【バリケード看板】には小さい文字で「こここから10km先で通行規制」などと書いてあった。
私は、ここは原発から40km地点か30km地点なのだろうと思った。
すぐ横に、強風のせいか、大きな立て看板が倒れていたので、私が大きな立て看板を立てた。
上の画像で左側にある、私が立てた大きな立て看板には「危険 立入制限中 福島県警察」と書いてあった。
つまり、【バリケード看板】には「立入禁止」と書いてあるが、さらに小さく「こここから10km先で通行規制」などと書いてあり、倒れていたので私が立てた大きな立て看板には「危険 立入制限中 福島県警察」と書いてあった。
また、周辺には警官が誰も居らず、パトカーの全くないし、さらに道路の半分以上はトラックでも通れる程広く空けられていた。
結局、私は、此処が原発から40km地点であっても30km地点であっても、あと10kmは進むことが出来ると判断した。
時刻は、午後4時を過ぎていた。
その夜宿泊する仙台の温泉旅館は夕食付きなので、どんなに遅くても夜9時位までには到着しなければならない。
そうなると、夜7時半位には福島市に戻らなければならないが、福島市に戻るのも1時間以上は見ておく必要があるため、浪江町から引き返すにせよ、相馬市から引き返すにせよ、午後6頃には福島市に向かって引き返し始めないとならない。
相馬市の友達の自宅に行くには時間が無さ過ぎる。
私は、残念だが相馬市の友達の自宅に行くのは諦め、浪江町を原発に向かって行ける所まで行って、通行止の地点まで到達したらすぐに福島市に引き返すことにした。
栃木県内の落石や、東北自動車道の福島県内で発生した2件の交通事故など、あまりにも不運に見舞われたので致し方ない。
国道と言っても、国道399号線は、山越えの非常に細い道だ。
他の車は殆ど走っていない。
下手に急いで、溝にタイヤを落としたりしたら、それこそ大変だ。
相馬市の友達の自宅を見舞うのを断念して、ゆっくり慎重に運転する方が良い。
その後は、ゆっくりと原発方向に峠を下って行った。
午後4時半過ぎ、トンネル手前に「立入禁止」と書かれた立て看板があり、道路はバーで完全に封鎖され、ミニパトカーがあり、警官が2人居た。
福島編は以上。
4月29日、私は午後8時半頃、無事に仙台の温泉旅館に到着し、夕食を頂いた。
4月30日の岩手県と宮城県の津波被災地については、改めて。
●福島編まとめ
―――――――――
1.
南相馬市に在る東北電力「原町火力発電所」の協力会社で働いていた友人は近い将来失業するが、その後何をするのか見守りたい。
2.
年間20ミリシーベルト(mSv)だと健康への悪影響は全く認められていない。
むしろ、癌の発生率を低下させ、健康で長寿をもたらし、妊婦や胎児にも良い影響を与えることが判明している。
年間20ミリシーベルトを少しでも超えたら住民を土地や家から追放するなど正気の沙汰ではない。
ましてや、政府が子供の被曝限度を年間20ミリシーベルトに引き上げたことに、泣きべそをかいて抗議の記者会見をした小佐古敏荘は、マジキチの極み。
政府は、子供の被曝限度を年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに変更したが、もっと引き上げるべきだ。
3.
政府は直ちに福島の住民を家畜の世話などのために自宅に戻すべき。
政府が避難区域を広げるなんて、とんでもない!
政府は福島の野菜や牛乳などの出荷制限を大幅に緩和すべき。
福島の野菜を食べよう!
胎児にも影響ないので福島の女性は安心して妊娠・出産するように!
4.
頑張れ!飯舘村!浪江町!福島!日本!
5.
警察は、何が何でも福島第一原発から30km地点を立入禁止にしたければ、国道399号の原発から30km地点にも警官を配置し、立て看板が倒れたら立てろ!
―――――――――