世界初、野性ペンギンが動画撮影に成功!?  | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





南極観測隊がカメラ取り付け



【観測船「しらせ」=芹沢伸生】第52次南極観測隊(山内恭隊長)が、野性のペンギンにビデオカメラを取り付け、海氷下の行動を記録することに世界で初めて成功した。エサを捕る瞬間や極地の海底など、普段は見られない世界が映っており、生態解明の進展に期待が集まっている。

 

 撮影したのは国立極地研究所の高橋晃周(あきのり)准教授(38)と渡辺佑基助教(32)。2人は南極・昭和基地の南、約20キロのアデリーペンギン繁殖地で、昨年末から今年2月上旬まで約1カ月半、観測小屋で生活し調査を行った。

 ペンギンの背中に直径21ミリ×長さ80ミリ、重さ33グラムの映像記録装置「ビデオロガー」を特殊テープで固定した。設定時刻以降に水を感知するとスイッチが入り90分間録画する仕組みで、メーカーと共同開発した。

 15羽に取り付け14羽の装置回収に成功。うち、10台が壊れずにデータを記録していた。そこには、氷上から一斉に群れで海に潜る瞬間や、氷の下でオキアミや魚を捕らえる野性の姿、ウニが埋め尽くす海底などが映っていた。

 ペンギンの生態を調べるプロジェクトで、今回は3年計画の1年目。帰国後は同時に記録した深度や温度などのデータと合わせて詳しく分析、謎が多いアデリーペンギンの水中の生態に迫る。

 渡辺隊員は「海氷の下が予想以上に明るかった」と、鮮明な画像にホッとした様子。高橋隊員は「今夏は海氷が厚くペンギンの繁殖には厳しい状況だった。今後は、自然環境の変化に伴う行動の変化も調べたい」と話している。





草莽崛起

     海中を氷の割れ目に向かって泳ぐペンギンの映像。昨年12月30日に撮影されていた

     =南極・ラングホブデ(高橋晃周隊員提供)




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昨年12月30日に撮影されていた、ペンギンの背中に装着したビデオロガーの映像。海中を泳ぐ仲間(上)や、海面を泳ぐペンギンの頭部と海氷(下)がなどが映っていた=南極・ラングホブデ(高橋晃周隊員提供)




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背中にカメラを付けたアデリーペンギン=1月13日、南極・ラングホブデ(高橋晃周隊員撮影)




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アデリーペンギンを調査する高橋晃周隊員(右)と渡辺佑基隊員=1月15日、南極・ラングホブデ(芹沢伸生撮影)






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            http://sankei.jp.msn.com/science/news/110307/scn11030717010006-n1.htm